〇〇〇〇さん
こんにちは、坂佐井です。



起業したみなさんも、これから起業をしたいと思っているみなさんも、一緒に考えていきたいと思っています（笑）



それにはまず私のことを少し話したいと思います。



私は、高校卒業してから仕事について、深く考えたことがほとんどありませんでした。



何がしたいとかもありませんでしたし、とりあえず楽して安定してお金が入ってくればよいと思っていました。



最初に勤めたところは家具メーカーでしたが、そのときはそんな気持ちでした。



やがて結婚するをするのですが、その結婚を機に、この給料では生活が苦しくなるという理由で、とにかく収入のいいところに就職します。



25年前になりますが、24歳で年収600万円くらいでしたが、そのほとんどは残業代でした(笑）



収入は上がりましたが、土日もほとんど休みはなく、平日も夜中までしていましたから、当然といえば当然ですねえ



ほぼ家庭を顧みることもなく、自分のほとんどの時間を仕事に捧げていた20代、30代だったと思います。



ある程度地位が上がってからは、自分の裁量で時間も作れるようになったんですが、今度は上司との関係がうまくいかなくなり、社長から「やめていい」と言われることになるんですね。



そして考えました。



「自分の人生ってなんなんだろう」



その時期が2008年というリーマンショックのころで、終身雇用の限界や、年功序列の崩壊、そしてリストラが始まりました。



私の周りでも、リストラに怯えるサラリーマンが増え、「自立」というものを模索し始める人が増えたんですね。



そこから6年かけて、サラリーマンと週末起業を併用しながら、独立をしました、



当時は家族もいましたし、サラリーマンを辞めて起業するということは、本当に大きな壁が存在していたイメージがありました。



でもあのとき動かなくて、今でもサラリーマンでいると思うと、自分の人生は誰かの指示の元で動いて、駒のように働いていたと考えると、動いてよかったと心底思っています（笑）



なんで起業したのかといえば、私は人に左右されない自分の判断で生きる働き方をしたかったんですね。



会社を辞めたいという気持ちはもちろんありましたが、自分の判断で生きる働き方をしたかったから「起業」したんです。



ただ会社を辞めたいだけなら、転職も選択肢にあったでしょうし、コンビニみたいなフランチャイズという選択肢もあったと思います。



私はどちらもその選択肢はありませんでした。



転職はまだしもフランチャイズは起業とみなしていいのではと思うかもしれませんが、私はフランチャイズは独立ではあっても、起業ではないと思います。



起業は自ら業を起こすことであって、既に仕組みがあるフランチャイズは、その仕組みを買って始めるだけなので、起業とは少し違うと思います。



私は、自分のやりたいことではなければ、会社を辞めるつもりはありませんでした。



自分がしたいものではなく、儲かるものであっても、それなら今の会社の地位で働き続けた方が、安定しますし、お金も地位も築けたからです。



そして仕組みも買っても、それもまた「依存」なんですね。



私がなぜ起業するのか、なんで起業したのかは簡単にお話ししましたが、少しはお分かりいただけたかなあと思います。



そしてその思いをコンセプトにして、私は自分と同じように考えている人に「ＮＰＯ法人協同労働協会ＯＩＣＨＩ」というプラットフォームを作りました。



このNPO法人の設立趣旨は「生涯現役で働ける環境を今のうちから考えるプラットフォーム」です。



それを「経済活性化を図る」ことで、みんなで考えていく場なのです。



その場から考えて作ったのが「まちbiz」なんですね。



まちbizは「今後の人生どう生きたいか、主に働き方で悩んでいる青葉区エリアの会社員の人」を対象にしています。



その対象の人たちに、まちbizのサービス（住所・場所・人脈・学び・相談・協業）を手段にして、最終的には「自分らしく働ける生き方の実現」がビジョンになっています。



つまり私は「まちbiz」とは手段であって、ゴールではないのです。



自分らしく働ける生き方をゴールにしています。



起業することは、単にお金を稼ぐとか、儲かるものをはじめて生活ができればいいというものではなく、自分らしく働いてほしいのです。



私でいえば、自分のやりたいことを満員電車乗らずに、自分でスケジューリングして、移動のない環境で働くことです（笑）



ですから億万長者になりたいわけはありません（笑）



億万長者になっても、遠くまで移動する必要があったり、相手に合わせて行動したり、やりたくないことでもお金のためならやるという生き方は望んでいないんですね。



もちろん、人によっては、お金を稼ぐことが最上位の目的にしている人もいるでしょう。



それはその人の考えですので、それでもかまわないとおもいます。



何が大事なのかといえば「なぜ起業するのか、なんで起業したのか」を考えて、自分で言えるようにすることが大切なんだということですね。




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