配信日時 2021/04/08 22:00

【号外版】最終話 オケ・ヲケ兄弟で終わる旅


〇〇〇〇さん
こんばんは、坂佐井です。



古事記は素敵なファンタジー



古事記もいよいよ最終話を迎えることとなった



古事記は素敵なファンタジーのラストを飾るのは、24話の最後に登場した、オケ、ヲケの兄弟のお話し。



あの暴君雄略天皇に、父オシハを殺され、逃亡していた兄弟である。



雄略天皇が124年の生涯を閉じると、その子である清寧(せいねい)天皇が即位した。



しかし后がいなかったため、子が生まれない
まま跡継ぎ問題が浮上する・・・



そこで、かつて雄略天皇が殺した従兄のオシハの妹のオシヌミを跡継ぎ候補にしたのである。



オシハの子供が生きているとは、このとき、誰も知らなかった・・・



そんな頃、山部の連(むらじ)オダテが、播磨の国の長官となり、この地の有力者シジムのところへ、新築の祝いに赴いた。



ここでオダテは驚くべき光景を目にする!!



宴の席で、ひょんなことから、火焚きの少年二人が、踊ることになった。



宴の席で舞う少年たちが、なんと、自分達の素性を舞いに込めて踊ったのだ!!



彼たちは、系図でいうならば、16代仁徳天皇の長男、17代履中天皇の子であったオシハの息子で、正統な王位継承者である。



仁徳天皇の4男、19代允恭天皇の5男、21代雄略天皇によって、父オシハは殺されていた。



そして息子である二人は長い年月の間、姿を消して、生き延びたのである。



正統な王位継承者が生きていたことにオダテは喜び、またこれまでの苦労を聞いて、涙を流した。



また、オシヌミも、大いに喜んだのである。



さて二人は、大和の角刺の宮に呼び寄せ、そこで成長していった。



年頃になった弟のヲケは、男女が歌や舞を楽しむ歌垣で、意中の女性に接近しようとしたが、臣下である平群臣の祖であるシビに邪魔されてしまった。



しばらく言い争いが続いた後、オケとヲケは軍を起こし、シビの臣の館を囲み、思い上がっている家臣を殺してしまった



それにしても昔の人は、権力を背景に簡単に殺してしまうよなあ・・・



そして天皇の即位・・・本来は兄が即位するんだろうけれど、弟が勇敢に素性を明かして舞ったことを理由に、弟のヲケが顕宗(けんぞう)天皇として即位したのである。



まず天皇は、亡き父オシハの遺体を捜すことに力を注いだ。



近江の国にオシハの王が、埋められた所を知る老婆がいた。



「オシハの王は、歯に特徴があったから、骨を見れば、分かります」



老婆はそう言うと、埋められた場所を告げた。



そこから遺骨が現われ、老婆の言うとおり、歯が三枚に割れていた。



天皇は、手厚く葬って、御陵を造った。




天皇は老婆に名を与えて、宮中で手厚くもてなしたという・・・




次に天皇が取り組んだのは、雄略天皇から逃げ延びる途中に自分達から食べ物を奪った猪飼の老人を見つけて、処刑した。



完全に職権乱用である・・・



さらに天皇は、父を殺した最大の復讐の相手、雄略天皇に対しても、すでに死んでいたので、殺すことはできないが、墓を荒らすという復讐を計画した。



それにしても、なんちゅう天皇なのだろう・・・ようやくみつかった王位継承者が、こうも私的な理由で、国を動かして良いものなんでしょうか!?



この時代に生きていたわけではないので、なんとも言えないが、国民としては、政策はどうなっとるんじゃと、文句のひとつでも言いたくなるような内容である(笑)



さて、この墓荒らしは、さすがに天皇自らがやるわけにもいかないので、兄のオケが実行することにした。



しかし雄略天皇は、オケにとっては叔父でもある。



また、そのような行為が、後世にも残ることを恐れて、稜の土を少しだけ、掘り返して、戻ってきたのである。



天皇は不服であったが、祟られても困るのでそれで納得した。



天皇は8年の治世の後、御子を残さぬまま、わずか38歳という若さで世を去ってしまう。



跡を継いだのは、兄のオケ。即位後は雄略天皇の娘を后とし、石上の広高宮で第24代任賢天皇となって、天下を治めたという。



長い長い長い、本当に長い古事記の旅も終わりに近づいてきた・・・任賢天皇以降の物語は、古事記は詳しいことはあまり語ってはくれていない・・・



この後は、詳細を綴る本辞よりも、系図が綴られている帝紀ばかりになってしまうからだ。



任賢天皇の跡は、第25代武烈天皇が継ぎ、以後、継体、安閑、宣化、欽明、敏達、用明、崇峻、推古天皇につながる系譜を述べて、ここに古事記は幕を下ろすのである・・・完






おわりに・・・



古事記が終わりましたね。
みなさんは日本人として、日本最古の書である古事記をどのように受け止められましたでしょうか!



日本の歴史教育の中で、古事記を教えないということに私はとても違和感を感じてる一人です。



本当にあったかどうかともかく、古事記が長い年月をかけて。現代でも語りかけてるということがとても僕は日本人として、知る必要があると思ってるんです。



その上で、自分たちは日本で生かされていると思うし、生活をさせて頂いていると思いますし、ビジネスもできているわけです。



そのような思いもあり、26回に渡って、起業や自立をされている皆さんに、日本人の心を古事記を通して話しをさせて頂きました





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