配信日時 2021/03/04 22:00

【号外版】第21話 聖帝仁徳天皇の后は嫉妬深い!!


〇〇〇〇さん
こんばんは、坂佐井です。



古事記は素敵なファンタジー



古事記もいよいよ下巻に突入する。



これまで、神話の時代から、歴代の天皇の話しに移り、再びヤマトタケルや神功皇后などの、神話の匂いを残した話しへと続いていく



そして、中巻の最後に応神天皇が登場!!



この時代になると、史実として信頼のおける記述が増えていく・・・



古事記は、そうして古代の日本の時代を書き写し、下巻へとつないできた。



その下巻のトップバッターは、聖帝と称えられた仁徳天皇が登場する!!



そんなに歴史好きではなくても、仁徳天皇のことは、ご存知の方も多いのではないだろうか?



世界最大の古墳を大山(だいせん)古墳のお墓の天皇として有名で別名を仁徳天皇陵ともいう。



では早速物語りに入ろう。



まず、初めに有名なお話。



仁徳天皇が高い山に登って、四方を見回したところ、家々から煙が立っていないことに気付いた。



これはみんなが貧しくて、かまどに火が入らないのではと思った。
これではいけない・・・



そう思った仁徳天皇は、3年間税金の徴収をやめ、天皇自らも生活をきりつめ、宮殿の修理など金銭のかかることはおこなわず、質素を心掛けた。



その結果、家々から煙が立ち昇り、人々の生活が豊かになったことがわかった。



なんと素晴らしい天皇なんでしょ。



こういう政治家が、今の時代にも欲しいところである(笑)



仁徳天皇の慈悲深いこの行動に、人々は敬愛し、以後は税を取るに当たっても、労役を求めるときも、苦情が出ることがなく、進んで協力してくれるようになったという。



しかし、そんな完璧に思えた仁徳天皇にも、欠点があった。
それは嫁の嫉妬である(笑)



ある時、吉備国(現在の岡山県)にクロヒメという美しい娘がいた。



これを聞いた天皇は、宮中で召抱えるが、彼女は、嫉妬に狂う仁徳天皇の后イハノヒメを恐れて、逃げ出してしまう。



クロヒメが、船で逃げ帰ってしまったのを見て、天皇は愛しい女が、国へ帰っていく、ああ、悲しやと、詠んだのを后イハノヒメは聞き逃さなかった。



「船なんかで帰るなんて歩いて帰りなさい」



遭われクロヒメは、船から引き降ろされ、歩かせて返したという・・・
いやあ恐ろしや、恐ろしや!!



しかし、仁徳天皇とクロヒメは、恋の炎がさらに燃え上がり、なんと再会を果たす。



天皇が自らクロヒメの住む吉備に極秘で向かったのだ。



そこで、二人は山の御園でピクニックをし、濃密な時間を過ごしたという・・・



そしてどうやら后にも見つからなかったらしい(笑)



また后が、祝宴で使う柏の葉を採りに、木国(現在の和歌山県)に出掛けていたとき天皇がヤタノワカイラツメを寵愛していることを知る。



「くやしいーっ」



嫉妬深い后である。



もう目的なんか忘れてしまい、柏の葉を海に投げ捨て、河内に帰らず、淀川を遡り、韓人のヌリノミの家に居ついてしまう・・・



このとき天皇は何度も歌を送って、后の機嫌を取ったという。



天皇は韓人が飼っている虫がとても珍しいという情報を聞いて、わざわざ足を運び、天皇と后のあいだに和解が成立した(笑)



なんだかんだいっても、仲がいいんですよねこの二人!!



そして、最後のお話しは、天皇がまたもや、メトリの皇女に惚れこみ、弟ハヤブサワケを仲立ちにして、想いを伝えたことから、事件が勃発する(笑)



しかし、后の嫉妬深さを知っていったメトリの皇女は、丁重に断り、なんと弟ハヤブサワケのほうと結婚してしまった。



弟ハヤブサワケは、天皇にどう言おうか悩み(当たり前だ)そのまま、連絡をしない日々が続いた・・・



仁徳天皇は、報告がないので、自ら足を運んで、メトリの皇女の館のしきいに立って、返事を待った。



ここではっきりとメトリの皇女の気持ちが、弟ハヤブサワケにあることを知り、怒ることもなく、あきらめて帰路についた。



しかし、しかしである。



このメトリの皇女は、夫であるハヤブサワケに謀反を企み、仁徳天皇の命を奪って即位することを促したのだ。



だが、この情報はすぐに天皇の耳に入り、軍を差し向ける。



メトリの皇女とハヤブサワケは、険しい山に逃げ延びたが、結局、宇陀の蘇邇(そに)で軍勢に追いつかれ、二人とも殺されてしまった。



その軍勢を率いていたオオダテは、メトリの皇女の遺体から、腕飾りを盗み、妻に贈ったのである!!



そのことがある宴会の時に知った、后イハノヒメは、裁判を開いて、妻を追い出し、夫オオダテを処刑してしまったという。



実はこの腕飾り、仁徳天皇がメトリの皇女に贈ったプレゼントだった。そのことを知っていたのだろう・・いやあ、恐い女性です!!



それにしても、后が自ら裁判を開けるなんてこの時代の后には、かなりの権力が与えられていたのだろうと思う。



さて、仁徳天皇は83歳で没し、五男一女をもうけたが、3人の男子が天皇となっている



その3人のお話しは、次の機会にする・・・つづく



=次回予告=

「第22話聖帝の御子たちの骨肉の争い!」

聖帝の御子にしては、穏やかではない血塗られた戦いが起こります・・・
その波乱の結末は!!次回をお楽しみに・・・



~マメ知識~世界最大の古墳仁徳天皇陵の謎



三重の濠(ほり)を持ち、長さ486メートルという、床面積においてはエジプトのギザのピラミッドよりも大きい。



この古墳を建設するには、15年8ヶ月間、延べ680万人が働き、現在の金額で796億円かかったといわれている。



その最大の古墳を大山(だいせん)古墳といい、別名を仁徳陵古墳ともいう。



しかし、この古墳が作られた時期と、仁徳天皇の時代がずれているため、仁徳天皇の古墳とは考えにくい。



それなのに、なぜ大山古墳が仁徳天皇の古墳になっているのか!



学校の歴史でも、そう教わっているはずだ。



その理由は、明治初期に当時の宮内省が、当時の学問水準で、強圧的に行ったもので、かなり疑問点がある。



実は天皇陵は、発掘調査をするどころか、考古学者の立ち入りすら一切出来ない状態にあるのだ。



このことは、意外と一般には知られていないのではないだろうか!



天皇のお墓というのは、初代神武天皇から、現在に到るまで、全部存在するのだが、本人の天皇陵だと確実にいえるのは、2つから5つぐらいだと言われている。



これは驚くべきことではないだろうか!!



なぜ、宮内庁はかたくなに、立ち入り禁止にしているのか?



それは、天皇家の祀ってある神聖な場所を調査研究するなんて、とんでもないという考えが、あるのだろう。



でも、本人の墓かどうかわからない状態の方が、よっぽど罰当たりだと思うのは自分だけだろうか!



さらに不思議なのは、天皇全員に天皇陵が定められているのに、陵墓参考地がある。



陵墓参考地とは、天皇または皇族の墳墓ではないかとみられるとの根拠で、これまた宮内庁の管理下にあるのだ。



天皇陵と同じく学術調査は許されていない。



おかしいですよね、天皇陵が全員存在するのに、天皇陵の墳墓ではないかと思われる古墳が存在するなんてね。



これは宮内庁も、自ら定めた天皇陵に自信を持っていないという証明にあたる。



古代日本の本当の姿が現われるのは、天皇陵の考古学調査が必要なのは言うまでもない。



天皇といえども日本のことを国民は知る権利はあるし、その見えない古代史を知るには、天皇陵を調査すべきだと思う。



こんなことだから、アジアの国々からも、信用が持たれないのではないだろうかと思う



日本の真の歴史が明らかになれることを、宮内庁の今後に、期待したいと思う!!




【古事記オンライン動画】はじめて古事記 第11回 聖帝と称えられた仁徳天皇

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