〇〇〇〇さん
こんばんは、坂佐井です。
古事記は素敵なファンタジー
さて今回は、欠史8代を飛ばして、第10代崇神天皇の話しをさせていただきたいと思う。
この崇神天皇は、実在されたと言われていてもしかしたら、この人が初代の天皇ではないかという専門家もいる。
さて、崇神天皇についてのエピソードは二つ
一つ目は、崇神天皇の治世に疫病が流行し、このままでは、人民が死に絶えてしまうという大問題が発生した。
それを鎮めるために、崇神天皇が、神を祀って問いかけると、夢にオオモノヌシの命があらわれた。
前にも述べたように、このオオモノヌシは、国譲りで、出雲大社に祀られた出雲の神、オオクニヌシの別称とも、いわれている。
そのオオモノヌシが夢の中で、こう告げた。
「疫病の流行は、私が意図したものだ。
それを鎮めるには、オオタタネコを探して、私を祀れば祟りが止んで、国は安定するだろう」
早速、馬を四方に飛ばして、オオタタネコを探したところ、現在の大坂の八尾市あたりで見つかった。
崇神天皇自らが、オオタタネコに尋ねた。
すると、オオタタネコは答えた。
「私は神の子です。オオモノヌシの命の子孫になります」
と、自分が神の血を継いでいることを告げた
「オオモノヌシの命の妻イクタマヨリビメは、とても美しい人でした」
とオオタタネコは、語りだす。
その内容は、ある夜、どこからともなくりっぱな男が部屋へ入ってきて、二人はまぐわい、そしてイクタマヨリビメは、身籠ってしまった。
両親は当然に、驚いて、夫もいないのに、どうして妊娠してしまったのか、問い詰めると、
「名もない、りっぱな男の人が夜毎に訪ねてまいります」
そんな、不思議な話しがあるのだろうか?
しばらくしたあと、親は、
「赤土を床の前に撒き、糸巻きに巻いた麻糸を針に通して、男の着物袖にそっと、刺しておきなさい」
と伝えた。
朝になって、男の正体を確かめに、糸を辿っていくと、麻糸は鍵穴を抜けて、外へ出ている。
男は鍵穴を抜けて外に出て行ったらしい。
長い糸を追って行くと、山の神社へ着いた。
そこの祭神はオオモノヌシの命だった。
「すると、娘のところへ訪ねて来たのは、神様だったのか・・・」
ってそんなアホな~(笑)
こうして訪ねて来ていたのは、三輪山の神オオモノヌシであり、神の子を身籠ったことを知ったのである。
この糸は三巻きしか残っていなかったことから、その地を三輪と呼び、大三輪神社(大神神社)の命名となった。
オオタタネコから話しを聞いた崇神天皇は、大喜びして、オオタタネコを神主にして、三輪山で盛大な祭祀を催した。
「天下が安らぎ、栄えますように」
と願えば、その言葉どおりに、伝染病もおさまり、国が栄えたという・・・
そして、もう一つのエピソードが、征服活動である。
崇神天皇は、天皇家に服従させるために、オホビコを北陸道に、その子タケヌカハワケを東国十二国へ遣わした。
オホビコは、高志に向かう途中、ある少女が
「命を狙うものに、ミマキイリビコは気づかない」
と口ずさむのを耳にした。
不思議に思い、その少女に問いかけるが、消えてしまった。
そこで、天皇にお伺いを立てたところ、オホビコの異母兄タケハニヤスが邪心を抱いているに違いないという。
天皇は自ら出陣すると、ヒコクニブクを副将とした。
天皇の言うとおり、そこにはタケハニヤスが軍陣を構えていた。
両軍は対峙し、それぞれの大将は、合戦の合図として矢を射ることになった。
先に射たタケハニヤスは的を外すが、ヒコクニブクが放った矢は、タケハニヤスに命中した!!
大将を失ったタケハニヤス軍は、戦意を喪失し、敗走することになった。
その後、オホビコは、遠征を再開し、息子タケヌナカハワケとともに、それぞれが次々と土地を平定していった。
そして最後に両者が再会を果たした場所は、その由来から相津(会津)という地名になったといいます。
天下は太平となり、崇神天皇は、168歳の高齢で没し、御陵は山之辺の道の、勾の岡にあると記して、崇神天皇の項は終わるのである・・・つづく
=次回予告=
「第16話 夫より兄が好き!サホビメの悲劇!!」
さて、次回はブラコンの話し(笑)です。
結婚はしたが、兄への思いは強かった・・・そんな複雑な女心のお話しです。
お楽しみに~
~マメ知識~崇神天皇が初代天皇なのか!!
崇神天皇の「崇神」という称号は、おくりなという。
死後に贈る名のことである。
つまり、崇神天皇は、生前そう呼ばれていたわけではない。
生前の本人の業績を勘案して、後世の人が名付けたのである。
そしてその称号の文字に「神」とつく天皇は、実は3人しかいない。
もちろん、極めつけの特別な称号だからだ。
一人は、初代神武天皇であり、文字通りの天皇家の初代であり、始祖だ。
そして崇神天皇である。実は神武と崇神は、本名は違うが和風の称号が、まったく同じなのである。
「ハツクニシラススメラミコト」という。
初めて国を統治した天皇という意味になる。
この理由に、初代神武から9代開化までを、歴史を長くするために、創作された架空の存在という学説がある。
つまり、神武が架空だということになれば、大和朝廷の本当の初代は、崇神天皇ということになるのだ。
この説がただしいかどうかは、分からないがかなり有力視されている。
なぜ、「神」というおくりながついたかといえば、それは「始祖」だからといえなくもない。
なぜなら、もう一人の神がつく応神天皇も、始祖といわれているからである。
そうなると、天皇家がずっと万世一系であるということが、崩れてしまうが、実は神武・崇神・応神と、王朝は3回交替したのではないかという説もあるのである。
また、神武・崇神・応神は、もともと一人だったのが、3人に分解されたという説もある。
どれが本当のことなのか、古代日本の真実を探るのは難しい~(笑)
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