配信日時 2020/11/19 22:00

【号外版】第7話 スサノオの娘を妻にする試練!!


〇〇〇〇さん
こんばんは、坂佐井です。



古事記は素敵なファンタジー



兄弟である八十神(ヤソガミ)から逃れるため、スサノオの住む根の堅州国にやってきたオオクニヌシ。



なぜ、ここにスサノオがいるのかは、古事記では説明がなく、よくわからない。



想像で書くならば、彼は母親であるイザナミに会いたがっていた。



イザナミがいる黄泉の国と、スサノオがいる根の堅州国は、黄泉比良坂(よもつひらさか)を挟んで、隣にあるといわれていて近い。



つまり、母親のそば近くで、余生を過ごしたかったのではあるまいか!!



さて、その根の堅州国に、オオクニヌシが逃れてきた。



そこで、出会ったのが、スサノオの娘のスセリビメで、二人は、初めて会った瞬間に・・・お互いが一目惚れ。



そこで、オオクニヌシは、父であるスサノオに、娘さんを下さいと、お願いすることにした。



なんとまあ、展開の早いこと。それより、八十神と争った。
ヤガミヒメはどうなったんでしょう・・・



スサノオは、ジロッとオオクニヌシを見ると、「帰れ」と一言・・・おおこわ・・・



まあ、でもこのスサノオの気持ちは、娘を持つ父親なら誰もが、同じ気持ちではなかろうか。



私にもまだ小さいが子供がいる。誰が来ても最初はいい気がしないと思うし、スサノオと同じような態度はとるでしょう(笑)



しかし、オオクニヌシもあきらめなかった。それならばとスサノオは、オオクニヌシに対し、試練を与えた。



スサノオは、オオクニヌシを蛇の這い回る部屋で、泊まるように言う。



困ったオオクニヌシだったが、スセリビメが蛇を追い払うという布を渡されて、助かった



すると次の日には、ムカデと蜂であふれた部屋で、泊まるように言われる。



するとまた、スセリビメがムカデと蜂を追い払うという布を渡されて、またまた助かった



なかなかしぶといと思ったのか、ついにスサノオは、オオクニヌシを野原へ連れ出すと、遠くに放った鏑矢を取ってくるように命じ、オオクニヌシが探しに出たあとに、なんと、火を放ったのである。



そのとき、救いの手を差し伸べたのは、ネズミであった。



「内はホラホラ、外はスブスブ」と言っている場所を踏むと、穴が開き、そこに隠れて危険を逃れた。



そして、ネズミが鏑矢の羽を見つけて、オオクニヌシに渡し、それを持ち帰ったのだった



それでも、スサノオは、オオクニヌシを認めない。
次にスサノオは、自分の頭のシラミを取るように命じた。



しかしそれはシラミなどではなく、ムカデだった。
ムカデを触ったら、毒に冒されてしまう。



すると、スセリビメがそっと椋の実と赤土を持ってきた。
そして身振り手振りで、オオクニヌシに教える。



シラミ取りはシラミを口にプチュンと噛み殺し、ペッと吐く。
しかしムカデでは、それはできない。



そこで、椋の実を噛み、赤土を口に含んで、吐き出した。
そうやって、あたかもムカデを噛み殺しているように、見せたのである。



少しは見直したのか、スサノオはいびきをかいて、眠ってしまった。

すかさず、オオクニヌシとスセリビメは、スサノオの髪を大広間のたる木に結びつけ、部屋の戸口を塞いだ。



オオクニヌシは、スセリビメを背負って、太刀やら弓矢やら琴までも持って、逃げ出した。



ところが、その琴が木の枝に触れてしまい、音が鳴ってしまった。



「おのれ、まちやがれ!」



スサノオは気づいて、起き上がろうとしたが、髪が結わえてあるから、動けない。
苛立ちながらも、髪をほどいて、そのあとを追う。



古事記でよくある追いかけごっこです。かつてはイザナキとイザナミの追いかけごっこもありましたね(笑)



今回も、イザナキとイザナミ同様、黄泉比良坂(よもつひらさか)まで来てスサノオは、追うのをやめて、娘をあげる決心をする。



「おい、わしの太刀と弓矢を使って、八十神たちを倒せ。
スセリビメを妻にして、これからはオオクニヌシと名乗れ、そして、宇迦山に立派な宮殿を建て、しっかりした土台石の上に、宮柱を建て、天高く、棟木を渡せ」



実は、オオクニヌシという名前は、このときに初めて名付けられました。
それまではオオアナムジという名前だった。



同じ人物にいくつも、名前をつけて説明すると、混乱すると思い、この物語ではオオクニヌシで、統一して、お伝えしたのである(笑)



また、宇迦山とは出雲大社の近くにある山で後の出雲大社へと繋がっていく。




その後、オオクニヌシは、兄弟でもあるあのにっくき、八十神たちを倒して出雲を平定したのであった。
めでたし、めでたし・・




この物語は、古代出雲の支配者がモデルとなっていると思われる。
八十神とは、他の豪族のことであろう。・・・つづく



=次回予告=

「第8話 オオクニヌシの神は、女好き!」

さて次回はいよいよ、オオクニヌシが国づくりを始める。
彼がどんな国をつくり、どんな生活をするのか・・・タイトルを見れば、なんとなく想像つくのでは(笑)
次回をお楽しみに~



~マメ知識~ 古代人はどんな食事をしていたのか!



古代人の主食は五殻といって、稲・粟・小豆・麦・大豆の五つ。



稲、今でも日本人の主食だ。粟は縄文末期に伝わったとされている。
小豆は魔よけの役割もあったとされる。
麦は米に次いで重要な穀物であり、大豆は、粟同様縄文末期に伝わったとされている。



この五殻は、古事記では、スサノオが、高天原を追放されたとき、その道すがら、オホゲツヒメに食事をお願いした。



すると彼女の体から食べ物を取り出して、調理した様子をみて、穢れた食事と思い女神を殺してしまう。



その体から、五殻の種が誕生する。
女神の死によって、命の源の食料が生まれるのは、毎年刈り取られる食物は、翌年には新たに芽吹き、実を結ぶという自然界の法則を表しているのだとか。





【古事記オンライン動画】古事記の基礎4 スサノオ 対 オオクニヌシ

たまナビ・アカデミーチャンネルで動画を配信しました
⇒ https://www.youtube.com/watch?v=gjyM3CviF3w&list=PLLeXrdHZigLXfhZmwgfG6kgXI09-lzxSt&index=4



本メルマガを読まれて「面白い!」と思われた方は、是非ともこちらから感想をお送りください。⇒info@oichi.org
皆さんから頂ける感想が、私の情報発信のモチベーションです(笑)



【メールセミナー】副業しながら起業を目指すための7つのステップ 



第1回 志とビジョンの作り方

 1.生きがいと社会貢献を大切にしながら、ボランティアではなく利益を出す起業とは?
 2. なぜ、志が必要なのか?
 3. ビジョンと志の違いとは?

第2回 顧客獲得のコンセプト

 1. なぜ、マーケティングが必要か?
 2. マーケティングの考え方の大原則とは?
 3. 狙うべき顧客の、しっくりくる決め方とは?

第3回 選ばれる理由の作り方

 1. 成功するための、ポジショニングの決め方とは?
 2. ポジショニングを決める前にしなければいけないこととは?
 3. オンリーワンビジネスとは?

第4回 商品設計の考え方

 1. なぜお客様は商品やサービスを買うのか?
 2. 商品・サービスを買う前の顧客心理とは?
 3. 商品設計の考え方とは?

第5回 事業計画の作り方

 1. 事業計画の役割とは?
 2. 目標とすべき売り上げと経費の考え方とは?
 3. 売れるまでには時間がかかる

第6回 0から起業する行動とは

 1. 0から起業の難しさ
 2. それでも起業を目指す人のために
 3. ダブルワークというこれからの働き方

第7回 ダブルワークで自立を考える

 1.お金を稼ぐ喜びを知ろう
 2.自宅で稼げる仕組みを持とう
 3.お金は出来ないことに投資する



【無料メールセミナー】
副業しながら起業を目指すための7つのステップ
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=IRnMyktas

みなさん、社会の役に立つことを実践して、それをビジネスにしていきましょう。
そんな人を私は応援します!



このメルマガは、毎週日曜日・月曜日に配信します。
イベント・セミナー情報は火曜日・神話・歴史などの号外版は木曜日に配信予定です。


バックナンバーはコチラ
⇒ https://1lejend.com/b/IRnMndpfylT/



NPO法人協同労働協会OICHIサイト
⇒ https://oichi.org/

起業支援センターまちなかbizあおば
⇒ https://machibiz.net/



https://1lejend.com/d.php?t=test&m=example%40example.com
※クリックだけで配信解除ができます。