青木理恵の「幸せの体質づくり」

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みなさん、こんにちは！

あなたの人生が開花する！
セラピストコーチ・青木理恵です。

３０年間、勤め上げた野村を５８歳でやめて、楽天に行く夫です。

実は、夫が転職しようかな・・・と言い始めたのは４０代後半の時。
ロンドンに駐在していた頃でした。

５０歳で転職すると宣言した夫に、私が出来ることは、ひとつ。

転職に詳しい辣腕コーチを紹介すること。
早速、セッションを受けてみたのですが・・・

青木さん、悪いけどね。
だめだ、こりゃ。
御主人、やりたいこともビジョンもない
現状に不満足ということしか見えない。
ただ「転職したい」だけじゃ、無理だよ。
転職に成功するには、５年前から準備に入らないとねぇ。

・・・と、匙を投げられました。

そうだよねぇ〜〜
確かに、私にもそのようにしか見えませんでした。

通常、家族にはコーチングしません。
感情が入ると判断が鈍るからです。

夫に対しては、あくまでも「妻」でいたい私なのです。

私が「妻」として次にできることは、
機が熟すまで待つこと・・・でした。

夫が重い腰をあげるまで、１０年。

コーチングしたくなったこともありますが、
ぐっとこらえて、余計なことを言わず、見守りました。

夫の横にいて感じたこと。

それは・・・
バリバリ働き盛りの４０代後半から、５０代を見上げた時、
だんだん差し込んで来る陰。

いつの間にか、部下が上司になり、
先輩はシニア社員になり・・・

どこか、盛りを過ぎたムードになっていきます。
そして、受け入れざる得ない現状がちらつきはじめました。

夫は５５歳。
娘の就職が決まって、やっと肩の荷を降ろした頃でした。

これからは、
今までのような活躍の場がどんどんなくなっていくこと、
年収も激変する・・・
という現実が、我が身のこととして感じられるようになっていきました。

そこで、やっと自らヘッドハンターに会いに行き、
人材派遣会社に登録します。

『素晴らしい経験と経歴ですね！』

そう言われるものの、現実的には全くお声がかからず。

態度には出さないけれど、なんとなくエネルギーが消滅し、
陰が薄くなっていく夫。

自己価値が落ちて行く夫のそばで、
私がやったことは、＜自分も一緒に落ちないこと＞。

いざとなったら、私が生活を支える覚悟を決め、
生活のレベルをキープ、もしくはダウンすることでした。

ふと気がついたら、定年まで後１年半。
定年後の６０歳から６５歳までの「収入ゼロの時代」をどう生きるか。

死活問題です！

・・・年収も立場も下がったシニア社員として、
会社に置いてもらえることに感謝して、生きていくしかないのかなぁ。

深いため息をつく夫。

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会社って、便宜上の決まりだから、
僕らを置いておくけれど、
本当はシニア社員なんていらないんじゃないか！

これは、先輩の声。

私の所属する「一新塾」のシニアメンバーの叫び声です。
定年後の再雇用の厳しさを体験した、彼らの真実の声。

そんな「一新塾」で聞き齧ってきた話を伝えたり、
ネットで「定年・再雇用」というキーワードで
日本の現状を調べたりしているうち・・・

私たちは、これからの人生をどのように生きたいかを、
真剣に考え始めました。

期待していた人材派遣会社がダメとなって・・・
でも、シニア社員として妥協して生きていくのもイヤ・・・

じゃあ、どうする？？？

そんな中やっと見つけた希望の光。

そうです！

人脈です。
友人、先輩、後輩の力。

一般募集での就職活動が針の穴を通るより大変でも、
信頼関係のある人を通じての紹介は、話が早い！

そういえば・・・
NYに居た時に紹介で転職活動を成功させた人がいたっけ・・・

さあ、行動だ！！！

そして、夫の場合も元・後輩により、
これまでの経験の活かせる仕事と場をつなげてもらえました。

人とのつながりって、
転職活動の武器にもなるんです！

「転職を考えているんだ」
「こんなことしてみたいんだ」

つながりそうな人を見つけて、
サラッと言ってみるのも、いいかもしれません。

そして、いつかは自分もつなげてあげられることを目指して！

夫の新しい職場は、娘と同年代の若者に囲まれての仕事なんだそうです。

いいですよね〜〜
最近の若い人は、しっかりしているから。

楽しみです。
夫も若返るんじゃないかしら・・？

人生は、何度でもスタートできる。
決めるのは自分・・・

改めてそう思う、夫の転職体験でした。

 

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