配信日時 2019/07/25 13:44

金利4.675%からの脱却

松原です。

最近聞いた言葉で
なかなか笑わせてもらった物。

「サイトってアルゴリズムの変動で本当に飛ぶんですね!」

笑。


本件に限りませんが、
人間、何事も
「自分には起こらないだろう」
って思うんですよね。

なので、いざ起きたら慌てる、凹む。


私、散々酷い目にあって来た人生なので
もうそういう所に感情を持たなくなってしまいました。

危ない事も悪い事もいっぱいして
捕まって、怒られて来たので
危機管理能力も高まりました。笑

そこから学んだのは、何事においても
「起こる可能性がある事はいつか必ず起きる」
という事です。

マーフィーの法則ですね。

「失敗する余地があれば失敗する」

「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、
カーペットの値段に比例する」



なので、何かを決断する時、
あまり申告に悩まないんです。

新しい事に挑戦する時
心配ごとはつきませんが
私は「その心配事はどうせ全部起きる」
と思うので。

悩むのは
「起きたらどうしよう」
「起こったらどうなるんだろう」
という、未知からですよね。

でも、
必ず「いつか起こる」としてあれば、
当然それの対処方法を先に調べたり学んだり
準備をします。

そうすれば
「どうせいつか起こる」わけですから
起こる事が分かっていればそんなに怖くは無いです。


アパホテルの社長が言ってました。

今の詳しい数字は知りませんが
その時アパホテルは7万室持っていたようで
「この部屋数があると万に一つの可能性でも毎日7個起きるんです」
と。

そういう事ですよね。

そしてその数と頻度が上がるに連れて
対処方法が洗練されて解決スピードが上がるんだと思います。

アパホテルだって、
創業して一番最初に
部屋で誰か死んだ時には慌てたと思いますよ。

当然いつかそれは起こると分かっていたわけで、
でも、それを恐れていたら
ホテルなんて経営出来ませんよね。

いくら心構えがあって勉強したって
いざそれが実際に起きた時は初体験なんですから
色んなダメージ負ったと思います。


でも、また起きるわけです。

しかも規模と共に頻度を上げて。


ネットならSEOが典型ですよね。

ほぼ間違い無く、
いつか自分のサイトは落ちる。

いつかその案件は終了する。

これを、
覚悟してやっているか、という事なんだと思います。


私も、もしこのまま順調に不動産を拡大すれば、
必ずいつかトラブルに遭います。

・家賃の滞納
・裁判
・クレーム
・災害
・事件

これが起こらない可能性はゼロですから。

ゼロでない限り、絶対に、
間違い無く、いつかは起こるわけです。

だから事前に勉強して
対処出来る方法だけは知っているので
勇気を持って買えるわけです。

勇気は湧くのではなくて
勇気を持てる準備する、という事ですかね。


さて、
今からネットで稼ぐ事を考えた時、
何を覚悟して始めるか。

つまりそれによって
いつ退場する事になるかが決まるんでしょうね。

簡単に消える人間、
しぶとく生き残る人間の差です。


経験に勝る物は無いのだとしたら
しぶとく生き残る者はさらにしぶとくなり
簡単に消える者はいつまでも残れません。

続ける、という事が大事であって、
「続けられる」「続けられる価値がある」という物を
最初に選ぶのが大前提、という事になります。


それが自分にとって何なのかは、
自分にしか分かりません。

私は、私と似た価値観を持つ人であれば
間違い無くアドセンスにした方が良いとは思いますが。

さらに、
アドセンスを選ぶとして
その中でもどういう手法でやるか、です。


ま、当たり前ですね、
egg-job+に決まってます。

クソ雑記ブログとか
クソトレンドブログとか
クソ外注ブログ。

これ、3年続けられる?
3年生き残る?
って考えたら残るわけないんでね・・・

でも私のアウトドアブログとか不動産ブログ、
3年どころか5年でも10年でも
当たり前に生き残ると思います。

当たり前ですよね。


■金利4.675%→2.5%

今、某金融機関の間で
融資の借り換えを進めているんですが
あらためて「利息の凄さ」を痛感しています。

2000万円を金利4.675%で25年借りますと
月々の支払いは113,162円になります。

これを金利2.5%まで下げてもらえれば
月々の支払いは89,723円となり
なんと一気に23,439円も支払い額が減ります。

これが金利の恐ろしさであり凄さです。

これは借金側から見ていますが
反対に投資の利回りとして考えた時、
ほんの少しの利率でも長期間の運用が出来れば
とんでもない額の資産を作れるわけです。

バブル以前の時代だったら
下手に投資なんかするよりも
定期預金に10年でも投げておけば
安全に、勝手にお金は増えました。

80年代の定期預金金利の平均は6%程度でしたので
定期預金は「メッチャ安全で」「かつ結構儲かる投資」
だったと言えます。

今だと例えば
マンションを1棟買おうと思ったら
ちょうど利回り6%ぐらいだと思いますが
このリスクと、定期預金の安全性を考えたら
6%の金利って恐ろしく有利だと思えます。


そして何より
「どれだけ長く運用出来るか」が大事です。

長期で運用出来るならば
低い利回り、つまりリスクの少ない投資でも
大きなお金や資産を作れます。

しかし運用出来る期間が短い、
または投資出来る金額が小さい場合は
リスクを負って高い利回りの投資をするしか
お金を増やす事が出来ません。


よくFPさんが言われますが
サラリーマンの場合、
ほとんどの人の生涯年収は
そんなに大きく差がありません。

しかし、何に、どれだけ、
どの順番でお金を使うかによって
生涯では数千万円の貯蓄や資産差になります。

全く投資を行わず、
今の超絶低金利の銀行に現金だけを置いておく人と、
月にたった5000円でも1万円でも良いから
ほんの2~3%の利回りの投資を行う人の差です。


ちょっくらシミュレーションしてみましょう。

初期投資額10万円、月々1万円、
これを20年間、利回り3%で
積み立てる形で投資した場合、345万円になります。

投資総額は250万円ですが
それが345万円にもなるわけです。

ではこれが、
あとほんの少し投資出来る金額が増えれば?

あとほんの少し利回りが上がれば?

もの凄い差になって行きますよね。

興味があったら
「投資 複利 計算」とでも検索すれば
シミュレーション出来るサイトが見つかります。


お金って、
置き場所を変えるだけで
勝手に増え始めるんです。

銀行に置いてるから増えないわけで、
どころか、銀行に置いてたら
実質は目減りしてますよね。

ATMの手数料なんか考えたら
それだけでマイナスになってる家庭もあるでしょう。

物価も上がってるし。

でも貧乏人は
銀行以外にお金の置き場所を作ろうとしません。

だからずっと貧乏なんでしょう。


商売をやる以外、
お金を増やすには
「何かの投資を行うしかない」
という事がわかるか、です。

もしそれが
月に3000円だったとしても
「やるかやらないか」という事で
ほんの10年先、どれほどの違いが出るか。

それが20年や30年という時間だったら
恐ろしいほどの差が付きます。

だから金持ちは金持ちなんですよね。


もう一つ、
私もそうですが
現金で持っていると
「どうしても使ってしまう」わけです。

お金が無ければ
簡単に諦めたり、考えもしなかった物を
「お金があるがために買ってしまう」
というのが大きいです。

しかしこれを
強制的に投資や資産に変えてしまい
「手元にそんなに現金が無い」という状態にしてしまえば
「使いたくても簡単には使えない」という事になるので
無駄使いが無くなります。

例えば私はこの春、
甥と姪にノートパソコンを1台ずつ買ってやりましたが
その他諸々合わせて30万円も使いました。

でもこれ、
手元に現金さえなければ
借金してまでは絶対に買ってやらなかったです。

そんな感じの
「仕方無い」と言いつつも
「絶対に買う必要があったわけではない」
という支出は年間、生涯で考えると
1000万円単位の金額になるはずです。

私は16歳でパチンコを覚えて
26歳ぐらいまで頻繁に行っていましたが
ザックリ400~500万円負けています。

年間30~40万円という感じですが
そのうち、年間20万円だけで良いから投資していたら
私はもう今の時点で凄い額の資産を持っていたわけですね。


んで、
あの頃やっていれば・・・ってのは
「また今から20年後に同じ事を思う」
という事が今の時点で決定しているわけですよ。

私はこれに完全に気付いてしまったので
40歳も過ぎてから遅すぎると思いましたが、
真面目にお金に向き合ったわけです。



何だって同じですよ。

あの時から
もしずっとアドセンスだけを続けていたら・・・

と思えば、
もしそのブログの収益が
月にたった3万円とか5万円だったとしても
この数年間で一体何百万円になっていただろうか。

それだけの年月やっていれば
月にたったの5万円が稼げない事なんてあり得ないだろう。

っていうのも
「また数年後に後悔する事がほぼ決定」です。


みんな、今ばっかり見過ぎです。

いくら焦ったって
半年後にいきなり10万円稼げる人は少ないですし
取り組み方を間違えたらその10万円だって
ほんの1年ぐらいで稼げなくなってしまいます。

それよりも
「手堅く」「長く」稼げる方法を選ぶのが
結局、総額では大きく稼げる可能性が高いわけです。


いつそこに本気になれるか、です。

冒険も良いですし
夢を追うのも良いけど、
「それと平行して手堅い物を持っておかなければならない」
という事を理解しましょう。

トレンドブログだの雑記のブログで
「今は」稼げてるとして
そのブログ、3年後生きていますか?

その、今稼げているからこそ
それと平行して、長く稼げるブログを
コツコツ作っておくのが大事なんじゃないでしょうか。


ブログやメルマガで
今稼いでいる情報を発信している人を
よーく見て下さい。

トレンドでも、雑記でも、
何でも良いです。

その人が
同じ手法でずっとブログを書き続けて
3年稼ぎ続けているという事だったら
それはかなり信頼しても良いでしょう。

そんな人いるのか知りませんが・・・

稼いでる「フリ」してるヤツは多いですけど。笑


またはその「稼いでる風」な人が
まだ1年ぐらいしか稼いでいない、という場合。

その人、
2年後に生きてるかな?


一方で、
何か特別な手法やノウハウではなく
本当に趣味で、ニッチだったり濃い情報を書いているブログは
3年どころか10年前から稼ぎ続けていたりするのは「当然」です。

私はそういう人なら何人も知っていますし
実際のブログも見せてもらった事があります。

たった数十記事だけ書いて10年放置してるけど
ずーっと毎月数千円稼いでるブログ、とか凄くないですか。

というかそんなブログ
世の中には山ほどあるわけじゃないですか。

一方で
たった1年とか2年、
ちょっと派手に稼いだけど
流れ星のように消えて行くゴミブログも
まさに星の数のようにあるわけです。


あのですね、
うちは「そうやって稼げなくなって目が覚めた」
という人が、たっくさん来てるわけです。

こんなブログやってました、
あんなブログやってたんですけど、
「今は全然稼げていません」って。

全然っていくら?

ゼロです、みたいな。

トレンドや雑記ブログで
アカウントごとやられました、とか、
完全に主導ペナ食らって退場です、とか。

更新止めた途端に報酬が下がりました、だとか。


前から言ってるように
もし、万一、雑記やトレンドをやるとしても
「もうちょいやり方ってのがあるでしょう?」
って話なんですが、誰もそういう視点を持たないんですよね。

私は、
ネットビジネスに対して
「労働を投資する物」と思っていますので
リスクとリターンをイメージすべきだと思います。

一番良いのは
「ダラダラいつまでも稼ぐブログ」です。

投機じゃないんで。
長期で儲けなきゃ意味が無いんで。

大事なのは
トータルでいくら稼ぐか、
どれだけ少ない労力で維持し続けられるか。


私はメルマガの方が向いていましたが
アドセンスの方がもっと手堅いですよね。

アドセンス、
真面目に考えれば考えるほど
もの凄い可能性がある仕組みだと思います。

それがどれほど凄いかを理解すれば
「どういうブログを作るのが最も効率的か」
という事なんて言われなくても分かるはずです。

長く稼ぐ。

それはどういうブログ?

なんて事を
言われなきゃ分からないとか
言われても選択出来ないような人間が
この業界の「カモ」と呼ばれる人間です。


egg-job+の新規募集は
日程を変更して
8月1日(木)~8月3日(木)となりました。

待ってますね。


では。



◇ 追伸

上記の借り換え交渉ですが、
数ヶ月間のしぶとい交渉を続け、
一昨日、めでたく2.5%での借り換えが決定しました。

これは個人の借金ですので、
月々23000円も支払いが減るのは超デカいです・・・

メッチャ嬉しい・・・

これで月の返済が9万円弱になるので、
この金額なら、今の家を賃貸に出しても回りますから
完全に予定通りの状況を作れている感じです。

固定資産税及び都市計画税で年間13万円かかりますので
この家をざっと家賃10万円で貸し出す事が出来れば
返済額とペイ出来るという計算になります。

利益がほぼ無いとしても
人が勝手に自分のローンを払ってくれる形になりますから
他人が私の資産構築を手伝ってくれているのと同じです。

これであとは、数年かけて個人で現金を貯めて、
今の家は賃貸に出し、新しい家に引っ越したいですね。

もちろん理想は
安い中古住宅を住宅ローンで買って、
いずれまたその家も賃貸に出して・・・の繰り返し。

全部女房の名義にしておけば
女房は法人でも個人でも不動産収入と資産を持つので
私がいつ死のうが何の心配も無くなります。

面倒臭くなったら
個人の物件だけ持って生活費だけ確保し、
法人は会社ごと売却してしまえば
死ぬまでのお金も全く心配無くなるでしょう。

法人の物件も増やしつつ、
個人でもあと15年ぐらい後に
3戸ぐらいの収益物件が持てれば完璧。

私も女房も60歳、
その辺りで隠居出来たら良いですね。

人のお金で自宅を買って
人が返済してくれて、
ライフスタイルに合わせて
ヤドカリのように家を住み換え、
勝手に資産が増えて行く。

これ、全く意味わからんズルい世界というか
得しか無い不思議な構造です。

リスクを取って数千万円のお金を借りるけれども、
しかしその返済は自分ではなく他人が払ってくれる。

どういうこっちゃ?
そんな都合の良い話があって良いのか?
って感じでしょう?

どう?まだ不動産買う気にならない?


◇ 追伸2

今回の金利交渉はハードでした・・・

状況と事情により
当初、住宅ローンでは借りられなかったため
4.675%という超絶高金利で借りた借金でしたが
いつか借り換える、という事は当初から決めていました。

また、貸してくれた金融機関にも
仕方無くこの金利で借りるけれども
申し訳無いが必ずそのうち借り換えるか
大幅な金利交渉をさせてもらうよ、
という事は口だけですが伝えて借りています。

そして、返済が1年以上滞り無く進んだ時点で
まず貸してくれている金融機関に金利の値下げを打診しましたが
「不可能」という返事でした。

このローンは
「パッケージ商品なので金利が固定されている」
という理由です。

借り換えも不可能。

わかりました、
では、借り換えを検討します。

いや・・・待って下さい!と言われましたが、
「これは当初からお伝えしていた話です」と。

私は約束は守ります。

という事で、
別の金融機関に借り換えの打診を行い、
先方は「この案件はぜひともうちでやらせて下さい!」と、
当初からノリノリでした。

ただしもちろん
「金利次第」であります。

私の思いとしては
「無理は承知で住宅ローン並を希望」
です。

実質、住宅の購入資金であり、
固定資産税評価額で見ても
借り入れ額よりも評価額の方が大きい不動産なので
オタクには何のリスクも無い融資です、
1%代の金利を希望しています、というスタートでした。

しかし、先方にも都合と思いがありますし、
商売的には「0.1%でも高い金利で貸したい」
というのもよく分かります。

そしてまず最初の返答としては
「1%代の金利は不可能です」と。

まぁね、そりゃそうだ。

分かってる、
「だからどこまで下げられる?」
というのが本当のスタートでした。

そこから何度も足を運んで頂き、
あらゆる可能性や融資の仕組みを検討し、
金利以外の条件は私の希望通りでまとまりました。

一体何人の決済者がいるのか知りませんが、
2ヶ月ぐらいかかって
「最終決済者の一つ手前まで来ています」と。

あとはそこでハンコが出たら決済。

さぁ、そこへ最終判断として
いくらの金利で稟議を上げるか、という
ギリギリ最後の攻防。

出て来たのが3.0%という金利。

泣き落としみたいな感じで
これでどうでしょうか!頑張りました!
って感じでしたが、知ったこっちゃありません。

こちらは
希望金利が出るなら借り換える、
というだけですから。

で、この数字には
団信保険の保険料も含まれており
それが0.6%であると。

なので、
「うちの実質金利は2.4%なんです」
と。

知らん。笑

あなた、今この交渉をまだ続けているという事は
「まだ余地がある」という事ですもんね?

松原さん、これで限界です、
これで飲んで頂けないなら当行では無理です!

って持って来てくれた数字だったら
それをどうするか判断させてもらうけれども、
これは「最終決定」なのですか?

と詰めよりました所、
「分かりました、最終ラインを決めて下さい」
って。

分かった、
無理を言ってるのは重々承知だし、
凄く頑張って下さっているのもよく分かる。

でも私には私の思いがあり、
現在借りている金融機関との付き合いもあるので
先方を納得させるだけの金利でなければ返事が出来ない。

もしこれを、2.5%で持って来て下さるならば、
それはもう気持ち良く契約させて頂きます。

というお返事をしました。

んで、しばらく経って昨日電話があり
「社長!2.5で内諾が降りました!これでお願いします!」と。

ありがとうございます!
めちゃめちゃ無理言いました!
本当にありがとうございます!
大変なネゴでごめんなさい!
ほんま、すんません・・・

いえこちらこそ力不足で!

てな具合で、
気持ち良く借り換えを進める事が決定です。

で、今回の交渉が長引いたのは
「不動産が絡むから」でした。

不動産に興味が無い方は知らないでしょうが
昨年スルガ銀行で不動産に関連する不正融資が発覚し
その規模があまりにも大きかった事と、
その融資先の不動産会社と建設業者がグルになって
1000人規模の投資家が路頭に迷うほどのダメージを受け、
大きな社会問題になったんですね。

これで、神様である金融庁から
金融機関に「お達し」が次から次へ投下され、
また、各金融期機関自体も、
「うちの融資で怪しい取引は無いだろうな?調査しろ!」
「今は不動産はヤバい!不動産の融資は止めろ!」
なんて状況になってしまいまして
不動産に関連する融資が一気に絞られました。

複数の金融機関担当者から聞きましたが
特に不動産投資に関する融資は絶望的なレベルだそうです。

属性が高く、経験があり、資産があったとしても、
審査にメチャクチャ時間がかかる上に、
融資を実行出来ない案件が多発しているそうで。

うちも、投資ではなく自宅ではありますが
「不動産に関わる融資」という事で
もの凄く慎重に調査と審査をされたので
何ヶ月もかかってしまったという事でした。

で、不動産投資とか
不動産事業に関してですが、
これは「金利で動く世界」です。

金利が安ければ
借りて投資する人間や建築する者が増え、
業界が活性化しますよね。

また、金利が安ければ
それを買う人も買いやすくなるので
不動産の流動性が高まります。

しかしこれはつまり
「不動産の価格が高騰する」という事です。

欲しい人、買える人が増えるんだから
売る方は高く売るに決まってます。

逆に、金利が上がったり
融資が絞られると、投資家は動けなくなり
建築業者も新しい物件を作りにくくなります。

融資を受けるリスクが高まるし、
それを買う人も融資のリスクが高まったり
借りられない人が増えるので
不動産の流動性が下がり、結果、物件価格が下がります。

つまり、金利が高いとか
融資が出にくい時は安く物件が買えるという事であり、
「現金を持っている者」「それでも融資を受けられる者」が
安く物件を手に入れ、さらに儲けるという構造です。

金持ちがさらに金持ちになる、というのはこういう事です。

買いやすい時には高い、
買えない時には安い、という事ですから。

そして今、
金利は低い状態ですが
融資が異常に絞られている状況で、
不動産の価格も、僅かではありますが下落傾向にあります。

オリンピック需要などもあり
大手デベロッパーは体力があるので
作ったマンションを値下げせずに粘っているようですが
このまま状況が好転しなければ
ひょっとすると物件が一気に安くなる可能性があります。

もちろん私は
それを望んでいます。

なので今は、無理して融資を頑張る必要は無く、
下手に現金で物件を買って現金を減らせてしまうよりも
「いざ」という時に動けるよう、
ある程度の現金を貯めておくのが良いのかなと感じますね。

融資が厳しいとしても
ようは「安全性の高い融資」「安全性の高い貸し出し先」
であれば借りられるわけですから、
自分がそうなっておけば良いという事です。

自己資金を半分持っているので
残りの半分だけ融資して欲しい、という状況だったら、
物件次第という事にはなりますが
借りられる可能性が大きくなります。

また、経験という意味ではうちは十分です、
3年以上という期間と7件の物件を現金で買って来ており、
順調に利益と規模を拡大している実績がありますので。

また、ご存知の通り、
うちのの財務状況は無敵です。

ザ・こんな会社にお金を貸したい。

という財務状況を作って来ました。

今月が決算ですが
自分で言うのもなんですが素晴らしい決算です。

税金払い過ぎるぐらい払ってますので・・・

さぁ、こっちは
アクセルに足をかけて
後は踏むのを待つだけ。

頼むから相場が下がって・・・と願うばかり。

とっととオリンピック終わって暴落せんかな?笑

ただ、流動性が下がり
相場が下がると「売る人も少なくなる」のも当然なので
選べる物件が減るという現象も起きるんですけどね。

ただ、ライバルが減るので
買いやすいとも考えられますが。

なんにせよ、
世の中って本当によく出来ています。

あっちが良くなれば
こっちが難しくなる、という感じで
誰もが平等にメリットを得られる事はありません。

そして、間違い無いのは
「金か信用を持っている人間がいつでも強い」
という事であります。

また、
「貧乏人はどのタイミングでもババを引かされる」
というのも間違いないでしょう。

ですから、
とにかくまず、貧乏からの脱却です。

仕方無く不利な借金をするのではなく、
こちら都合で、有利な条件で、
あちらに頭を下げて「借りてあげられる立場」
になりたいもんですよね。

うちもまだまだ足りませんが、
あと数年後には偉そうにしたいもんであります。

古い読者さんはご存知かと思いますが
私が26歳の時に商売を畳んだ決定打は
某金融機関からの融資が止まった事によります。

頭下げまくって
クソ高い金利でクソ短期で借りるしかなく、
それが止まった途端に万歳さようなら・・・

あの経験は大きかったですし
だから今は金融機関との向き合い方がドライです。

もう絶対に、
「借りてあげる」という借金しかしません。

そしていつか、絶対、死ぬまでには
あの金融機関にビビるぐらいの預金を保有して、
それを盾にクソ有利な融資を引き出す事が出来たら
数十年越しの復讐が完結、って感じでしょうか。

現金が1億円もあったら
かなりのプレッシャーをかけられるでしょう。

一つの金融機関に現金1億円・・・

道は遠いです。


◇ 追伸3

融資って、
その時の情勢であるとか
その時の金融機関の方向性にもよります。

ある金融機関は貸してくれないけど、
ある金融機関はメッチャ乗り気、
なんてのはよくある話です。

今だと不動産への融資が絞られていますが、
しかし借りたい人は溢れているわけですので、
そこへ「うちはあえて不動産融資を取りに行くぞ」
という金融機関が当然現れるわけですね。

商売ですから当然だと思います。

ただ、私が感じているのは、
それよりも「担当者の能力に頼る部分が大きい」
という点です。

例えば、不動産への融資経験が豊富だったり
さらに不動産投資に関連する知識がある担当者と、
そうでない担当者では「稟議を通す能力」で大きな差があります。

融資担当は貸し出し金額が成績ですから
「なんとか貸したい」わけですけれども
その融資を上司に認めさせられるか
本部に承認させられるかというのは
その人間の能力によって大きく変わります。

今回、個人の方で交渉をしたわけですが
今回の担当者さんは支店長代理という事もあり経験豊富で、
かなり色んな策を練って下さいました。

この手がダメなら
松原さん、こういう借り方はどうですか?と。

で、最後の交渉時の話なんですが
「最後に何か必殺技とか無いですか?」
って聞いたんですね。笑

そしたら、
これは、商売的には当然だとしても
道義に悖る手法ではあるかも知れませんが・・・
とアイディアで教えてもらったのが以下の方法。

今回、うちの金利が
ギリギリ満足頂けなかったとして
なんとかそれで我慢して借りて頂けないでしょうか?

その上で、1年だけ綺麗に返済して下さい。

そのタイミングで
元の金融機関さんに再交渉してみて下さい。

あちらは
「一度ライバルに取られたお客さん」ですので
当然取り戻したいはずです。

ですからそこで
「あらためてあの案件で金利の相談が出来るか?」
という話を持って行ってみてくれ、と。

絶対ではないし状況にもよるだろうけれど、
間違い無く、取り返すためにギリギリのラインを出すだろうから、
もしそこで、うちの金利よりも僅かでも下がっていたら
「その金利を元に、うちに金利引き下げの交渉を入れてくれ」と。

この形を取られたら
恐らくうちも、絶対とは言えないけれども
お客さんを逃がすわけには行きませんので
この方法で後から金利を下げる事が可能だと思います。

だそうです。

なるほどねぇ・・・

でも、嫌です。笑

私の希望は
「現時点で、希望の金利での借り換えです」
とお断りしました。

また、私は、これは本心ですが
「そういうセコい事はしたくない」と申し上げました。

借りる気が無いのに
先方に金利交渉だけして
それを餌に自分だけ得するなんてセコ過ぎる。

今回に関しても
本気でやろうと思ったらもっと時間をかけて、
あと2~3行に交渉をし、
あちこち揺さぶりをかけてもっと金利を下げられたかも知れません。

でも、そこまでしたいとは思っていない、
もし御行でダメだったら次の金融機関に相談はするが、
今後も長いお付き合いをしたいし
もっと大きな取引をさせて頂きたいので
私の気持ちとしてはぜひ御行でお借りしたいのです。

セコい事はしないし、
私は約束だけは絶対に破りません。

ですので、お仕事としての立場も分かるし
私も商売人ですから交渉の心得もありますから
ぶっちゃけの話をさせて頂きたい。

という感じで相談を続けて来たんですね。

というかどの担当者さんにも
私はそういう考えであるとお伝えします。

やっぱ人間同士の付き合いですからね、
数字より先に人間性です。

そしたらほとんどの人は
「これは私が言ったとは絶対に言わないで下さい」
という前置きをして、色んな情報やアイディアを下さいます。

優秀な担当者さんに当たるのは運ですが、
だとしてその人とどういう付き合いが出来るかは
自分次第なんだろうと思いますね。

交渉術、なんて言葉もありますが、
そういうのではないと思ってます。

相手の立場や考えを十分理解して尊重しながら
自分の考えを素直に伝えるだけでしょう。

同じ数字や条件を突きつけるとしても、
腹が立つヤツからの要望だったら
絶対に聞いてもらえませんもんね。

逆に、もし良い条件を提示されても
ムカつく担当者だったら私は借りないです。

あなたの担当でこの融資を受けたい、と思うので。

いや、しかし
今回の交渉はハードだった・・・

あとちょっとで
情に負けそうになった事もありましたが
金利が0.5%違ったら月の支払いが5000円も違いますからね・・・

あぁ、良かった。

これでもうこの借金に関しては
他から良い条件が出て来ても借り換えるつもりは無く
繰り上げ返済なんていう可哀想な事もせず、
約束通り、満期までこの金利でお支払いしようと思います。

それが道義でしょう。

でも返済はあと23年もあるので
払い終わる前に死ぬと思いますが。笑



発行者:株式会社Bind 松原智彦
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