配信日時 2021/08/06 13:50

平和宣言 2021年(令和3年)

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松原です。

私がメルマガを書き始めてから15年間、
この日だけは必ず毎日メルマガを配信し続けて来たのが
今日の8月6日です。

8月6日?
何かあるんですか?

という人も多いでしょうが
私、そしてヒロシマの人間にとっては
本当に特別な一日であります。

広島市の小学校では
夏休みに中にも関わらず
この人は特別登校日となります。


ほんの76年前の今日、8月6日。

今日の広島と同じような快晴の遙か上空から、
人類史上初の原子爆弾が広島に投下されました。

8時15分炸裂。

そこで何が起きたのか?

広島の子供達、
特に我々の世代では
これについてかなりの教育を受けて来ました。

しかし、広島と長崎以外では、
あぁ、原爆ね、という程度の認識かと思います。

わざわざ興味を持つ人など今やほぼいないでしょうが
それは平和の証拠でもあるのかなと思いますね。


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■平和宣言 2021年
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76年前の今日、我が故郷は、一発の原子爆弾によって一瞬で焦土と化し、
罪のない多くの人々に惨(むご)たらしい死をもたらしただけでなく、
辛うじて生き延びた人々も、放射線障害や健康不安、さらには生活苦など、
その生涯に渡って心身に深い傷を残しました。

被爆後に女の子を生んだ被爆者は、
「原爆の恐ろしさが分かってくると、その影響を思い、
我が身よりも子どもへの思いがいっぱいで、悩み、心の苦しみへと変わっていく。
娘の将来のことを考えると、一層苦しみが増し、夜も眠れない日が続いた。」
と語ります。

「こんな思いは他の誰にもさせてはならない」、
これは思い出したくもない辛く悲惨な体験をした被爆者が、
放射線を浴びた自身の身体(からだ)の今後や子どもの将来のことを考えざるを得ず、
不安や葛藤、苦悩から逃れられなくなった挙句に発した願いの言葉です。

被爆者は、自らの体験を語り、核兵器の恐ろしさや非人道性を伝えるとともに、
他人を思いやる気持ちを持って、平和への願いを発信してきました。

こうした被爆者の願いや行動が、75年という歳月を経て、ついに国際社会を動かし、
今年1月22日、核兵器禁止条約の発効という形で結実しました。

これからは、各国為政者がこの条約を支持し、それに基づき、
核の脅威のない持続可能な社会の実現を目指すべきではないでしょうか。

今、新型コロナウイルスが世界中に蔓延し、人類への脅威となっており、
世界各国は、それを早期に終息させる方向で一致し、対策を講じています。

その世界各国が、戦争に勝利するために開発され、
人類に凄惨(せいさん)な結末をもたらす脅威となってしまった核兵器を、
一致協力して廃絶できないはずはありません。

持続可能な社会の実現のためには、
人々を無差別に殺害する核兵器との共存はあり得ず、
完全なる撤廃に向けて人類の英知を結集する必要があります。

核兵器廃絶の道のりは決して平坦ではありませんが、
被爆者の願いを引き継いだ若者が行動し始めていることは未来に向けた希望の光です。

あの日、地獄を見たと語る被爆者は、
「たとえ小さなことからでも、一人一人が平和のためにできることを行い、
かけがえのない平和を守り続けてもらいたい。」
と、未来を担う若者に願いを託します。

これからの若い人にお願いしたいことは、
身の回りの大切な人が豊かで健やかな人生を送るためには、
核兵器はあってはならないという信念を持ち、それをしっかりと発信し続けることです。

若い人を中心とするこうした行動は、
必ずや各国の為政者に核抑止政策の転換を決意させるための原動力になることを忘れてはいけません。

被爆から3年後の広島を訪れ、復興を目指す市民を勇気づけたヘレン・ケラーさんは、
「一人でできることは多くないが、皆一緒にやれば多くのことを成し遂げられる。」
という言葉で、個々の力の結集が、世界を動かす原動力となり得ることを示しています。

為政者を選ぶ側の市民社会に平和を享受するための共通の価値観が生まれ、
人間の暴力性を象徴する核兵器はいらないという声が市民社会の総意となれば、
核のない世界に向けての歩みは確実なものになっていきます。

被爆地広島は、引き続き、被爆の実相を「守り」、国境を越えて「広め」、
次世代に「伝える」ための活動を不断に行い、
世界の165か国・地域の8,000を超える平和首長会議の加盟都市と共に、
世界中で平和への思いを共有するための文化、「平和文化」を振興し、
為政者の政策転換を促す環境づくりを進めていきます。

核軍縮議論の停滞により、核兵器を巡る世界情勢が混迷の様相を呈する中で、
各国の為政者に強く求めたいことがあります。

それは、他国を脅すのではなく思いやり、長期的な友好関係を作り上げることが、
自国の利益につながるという人類の経験を理解し、核により相手を威嚇し、自分を守る発想から、
対話を通じた信頼関係をもとに安全を保障し合う発想へと転換するということです。

そのためにも、被爆地を訪れ、被爆の実相を深く理解していただいた上で、
核兵器不拡散条約に義務づけられた核軍縮を誠実に履行するとともに、
核兵器禁止条約を有効に機能させるための議論に加わっていただきたい。

日本政府には、被爆者の思いを誠実に受け止めて、
一刻も早く核兵器禁止条約の締約国となるとともに、
これから開催される第1回締約国会議に参加し、
各国の信頼回復と核兵器に頼らない安全保障への道筋を描ける環境を生み出すなど、
核保有国と非核保有国の橋渡し役をしっかりと果たしていただきたい。

また、平均年齢が84歳近くとなった被爆者を始め、心身に悪影響を及ぼす放射線により、
生活面で様々な苦しみを抱える多くの人々の苦悩に寄り添い、
黒い雨体験者を早急に救済するとともに、被爆者支援策の更なる充実を強く求めます。

本日、被爆76周年の平和記念式典に当たり、
原爆犠牲者の御霊に心から哀悼の誠を捧げるとともに、
核兵器廃絶とその先にある世界恒久平和の実現に向け、被爆地長崎、
そして思いを同じくする世界の人々と手を取り合い、共に力を尽くすことを誓います。

令和3年(2021年)8月6日

広島市長 松井 一實


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■命を思う
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私は別に平和主義者ではありません。

メルマガにこんな事を書いて、
「平和を願いましょう」なんて気持ちがあるわけでもないです。

家族や大事な物を守るためならば
戦争になる事があるのも仕方あるまい、と思っている人間です。

私は、
自分の考えを誰かに押しつける気は無く、
自分の子供に対してもそうです。

平和を押しつけもしないし
戦争をしてはいけないと言うつもりもありません。


ただし、過去何が起きたのか?
という事だけは正しく理解させたいですね。

起きた事を正しく理解し、
そこで息子が何を感じるかは彼次第です。

親に出来るのは
感情を排除して、事実のみを正しく伝える事。

アメリカが悪い!とも言いませんし、
日本を肯定もしないし、否定もしません。

ただ、こういう背景の上で
こういう事が起きたんだよ?
という事を教えておきたいですね。

特にうちは、
息子にとって、
亡くなったお爺ちゃんが被爆者だったわけですから。


私は、生き方というのは
その人の命への向き合い方によると思っています。

たとえば昨年からのコロナ騒動においても
少なからず命の危険を感じた人が多いわけですが
そこでその人がどんな言動をしているかによって
その人がモロに見えるようになりましたよね。

例えば非常に分かりやすい例で言えば
ワクチンを打つ?打たない?という単純な判断についても
その理由によってその人の人生観が分かります。

大半の人は、流れて来た情報を鵜呑みにして
ただ感情で判断しているのだと思いますが、
それはそれで、なるほど、そういう人なのだな、と分かりますよね。


そして、私がこのコロナ騒動で最も感じたのが、
今の日本は、状況が状況になれば
メディアに煽られてもう一度戦争を起こすだろうな、という恐怖です。

SNSの発達により、
早く、正しい情報を得る事が可能になったこの時代でも、
やっぱり人は「自分の見たい物」「自分の信じたい物」しか見ないわけです。


コロナウィルスとそれによる状況について
本当に正しい知識と情報を持っている人なんて一体どれほどいますか?

まさかTVで流れている情報が正しいなんて信じていますか?

オリンピック開催前に、
「私はオリンピック賛成です」なんていう人間は
メディアには出てませんでしたよね?

コロナ対策だって
国がよくやっているとは思いませんが
なぜ批判する人しかTVには出て来ないんでしょうか?


戦争時、「戦争反対」と思っている人なんて山ほどいたのに、
それを言えない空気があり、声の大きい人、強い人の言葉、
そしてそれを面白がるメディアによって日本はどうなっていったのか?

なんて事にも誰も興味は無いわけです。

今の日本と日本人なら、
もう一度、簡単に戦争だって起きるでしょうね。


法律の問題があると言いますが、
法律なんて変える事が出来る物です。

解釈で屁理屈をこねる事だって出来ます。

そんな事は起きない、なんて
呑気に考えている人が多い状態こそ危ないはずですが
誰もそんな事は考えないわけです。

そしてそれは
誰かが意図してそういう状況を作っているはずなのに
誰も考えないし気づかない。

国のせい、という人が多いのがその証拠じゃないでしょうか。

国のせい?
意味が分からないです。

その国を作ったは誰なんですか?
という事でしょう?

あなたが投票した結果か、
または投票しなかった結果でしょう?

つまり、誰のせいでもない、自分のせいです。


子供というのは無垢です。

親や先生が言う事を正しいと信じ、
年齢が低い時のそれは
その子の人生全体に影響を及ぼしますよね。

亡くなった義父は
小学生の頃、兵隊さんになりたいと思っていたわけです。

国旗を振って、日本万歳!って言ってたわけです。


そういう影響を子供に与えるのが
親の言動であり、思想ですよね。

そしてその親達、自分達が国を作っているわけです。

戦争で人を殺す人間だって
自分や家族の命が大事なんです。

命を大事にするから人を殺すって意味が分かりませんが、
自分や家族を大事にする人間に育っても
人は殺せる、戦争ぐらい出来るという事です。

どこの宗教だって人殺しはいけない事になっているのに、
そこに宗教は役立ちません。


ではどうしますか?


私は他人に興味が無い人間です。

ぶっちゃけ、
誰が不幸になろうが、たとえ死のうが
ワシには何の関係も無い、と思う冷たい人間ですね。

オリンピックを見て金メダルを取った人を見たって、
なんでそれで感動するんだか意味が分からないです。

オリンピック見て他人を応援してる暇があったら
自分のために出来る事をやるべきでしょう?


他人になんか興味無い、
正直、自分さえよければ他はどうでも良いです。

ただ、それで良いと思うんですよね。

自分さえ良ければかまわない、というのは
そのために誰かを傷付ける事と同義ではないです。

他人に構わず、影響を受けず、
ただ自分がどうすれば幸せに生きられるのかを考え、
自分の事だけに必死になれば良いと思うんですよね。

みんながそれぞれ幸せだったら最高だと思いませんか?


でも今って
自分が貧乏だったり不幸な人が、
自分は裕福や幸せになる努力をせず、
他人を同じ場所まで引きずり下ろそうとする世の中でしょ。

こりゃもう、
誰も幸せになれないと思います。


まず、他人から離れる事だと思います。

まず自分が幸せになる事。

その上で、もし余裕があれば、
他人を助ける事が出来れば良い。

今の世の中を見ていると、
まず「自分を大事にする」という事が出来ない人が多いように感じます。

自分を大事にして
自分の人生を幸せで豊かな物にしようという意識、
その努力をしている人ってほぼいませんよね?

ただ惰性で生きていませんか?


このコロナ騒動で、
人の汚い部分や弱い部分が本当によく見えるようになりました。

自分自身の事をそう感じた人も多いんじゃないでしょうか。

この騒動で、
自分の子供に何をどう伝えて来ましたか?

それはその子の人生に
どんな影響を与えるかを考えた事がありますか?


私にとっては8月6日がその1つですが、
自分の人生や子供の未来を真剣に考える機会が常にあれば
少しずつでも人生は良い物になると思います。

昨年の夏は
息子が入院中でまだ症状が重く、
絶飲食が続いており腹を空かせていました。

コロナ騒動も真っ盛りでした。

私はまさにあそこで戦争を感じましたね。

病気なら仕方ないけど
それが戦争なんかで子供をこんな目に遭わせてはならん、
自分の人生を制限されてはならん、と強く思いました。

戦争に反対という事ではなくて、
自分の人生を制限されるのはゴメンだという事です。


ネットで小遣い稼ぎたい?

ただかそんな話、と思います。

たかがそのぐらい、
出来ないはずがありませんよね?

出来ないんじゃないです、
やらない、諦める、という判断をするだけでしょう?


日本の先輩達は一体何をしてくれましたか?

自由なんて少なく
ありとあらゆる物が制限された中で
こんなに安全で幸せな国を作ってくれたわけですよね?

能力が違ったんですか?

情報や蓄積されたノウハウなんて
今の方が遙かに多いはずなのに
なぜ我々はこうなってしまったんですかね?


お金も、幸せも平和も、
それを絶対に手に入れるという情熱じゃないんでしょうか?

国や他人に甘えた人間が増えると、
こういう世の中になる、という事だと思います。


私は誰もアテにしないし、
国がどうなろと国外に出てでも、どうやってでも
自分の人生を誰かに奪われたくありません。

もしそんな起きたら?
という準備をするのが、自分の人生を守り
家族のためを思う行動だと思いますね。


何も起きないだろう、
起きたら起きた時だ、という人が多いと
結局どうなるのか?なんて事は
歴史や周りの人を見れば簡単に分かる事です。

人生を投げやりにしてる人だらけです。


戦争で命を賭して守った国とその家族の末が
今の日本ですよね。

この1〜2年の日本の様子を見て、
亡くなった先輩方は喜んでくれているんでしょうか?


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■過去のメルマガより
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このメルマガは比較的新しい読者様も読まれていますので
過去に14回配信した8月6日のメルマガから
読者様から反響の大きかった物からいくつか転載致します。


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■2020年8月6日のメルマガより
………………………………………………………………

人間にとって
死以上の大きな出来事はありません。

自分の人生がだらしない物になってしまうのは
自分がいずれ死ぬという事を理解していないからでしょう。

人はいずれ死ぬ、
そんな事はもちろん誰でも知っているわけですが、
でも、ちゃんと想像している人などほぼいません。

人生に限りがあるという事、
そしてそれはほぼ間違い無く自分の意思とは別で訪れるという事。

しかし自分には
それをある程度コントロール出来るだけの自由があり、
望めばそれが手に入るだけの時間も恐らく残っている事。


そんな事を考えるのが私の8月6日です。


息子が先日まで1ヶ月以上入院していた話をしたと思いますが、
最初の2週間ぐらいは絶飲食だったんですね。

小学2年生の子供にとって
水も飲ませてもらえないというのは
どれほど辛かっただろうと思います。

そして少しずつ回復してからは
とにかく1日中「腹が減った腹が減った」
「ご飯が食べたいようご飯が食べたいよう・・・」
って泣くんです。

時期的に
「あぁ、もうすぐ8月6日が来るなぁ・・・」
と思ってましたので、息子の姿を見ながら、
戦中や戦後の子供達の事を想像していました。


腹を空かせた子供を見るのってこんなに辛いんだな・・・
と。

しかもあの頃なんて
健康なのに食べさせてやれない、
食べさせてやりたいのに食べる物が無い、
金があっても買う買う事さえ出来なかったわけですよね。


昔、小学生の頃に田舎へ遊びに行くと
ひい婆ちゃんが、とりあえず
「何か食うか?」「腹減っとらんか?」
って言ってたのを思い出します。

昔の年寄りってみんなそうでしたよね、
子供を見たら、とりあえず、
「腹減ってないか?」って聞いてましたよね。

戦後、
子供に十分食べさせてやれなかったとか、
自分が子供で腹を空かせてたからだと思いますよ。


お爺ちゃんもお婆ちゃんも
必ず「腹一杯食えよ、大きくなれよ」
って言いましたもんね。

「元気ならそれで十分」って言いましたよね。

腹一杯食えて、健康。

これだけが望みだった、
でもそんな事さえ望まなければ手に入らなかった。


あの時代の先輩達の事を
ほんの少しでも想像してみたいと思うわけです。

自分って怠け過ぎていないか?

夢ばっかり見て、
現実を生きてないんじゃないか?

出来るはずの事を
横着してやっていないんじゃないか?

人生が投げやりになっていないか?

って反省します。


歴史の中の話じゃないですよ、
私の世代だと親とか祖父母の話なんですから。

私の両親は22年生まれで戦後ですし、
祖父母は田舎の人間なので被爆していないですが
女房のお父さんは小学生の時に被爆しています。

全然、歴史の話ではないです、親の話です。


あの中を必死に生き延びて命を繋いで、
ズタボロになった日本をここまで復活させてくれたわけです。

広島の人間でもなければ
原爆についてそんなに詳しくもないでしょうが
広島で育つと、あの爆弾がどれほど恐ろしい物だったか
どれほど悲惨な結果をもたらしたのかは誰でも知ってます。

ほんとにそんな中で生き延びたんだ?

どうやって?
と思わされます。


先輩達は、何も無かったところから
こんな国を作れたわけじゃないですか。

命しか無い、
という所から。

それが今や、
何でもあるのにみんな何も出来ない、わけですよね。

私も含めてね。


どんな可能性だってあるのに
何にも挑戦しないですよね。


ネットビジネスに挑戦?

飯が食えて、健康で、時間もあるのに、
働けばお金がもらえる仕事もあるのに、働きもせず、
パソコンをカチャカチャやるだけで
大金を稼ぎたいなんて夢を見られるわけです。

しかし、夢を見るだけで本気では頑張らない。

幸せな事ですよね。

先輩達には
そんな夢を見られる可能性も無かったんですから。


先輩達が
そんな優雅な人生を見て、叱るでしょうか?

だらしない、なんて言うかな?

いや、
もっと真面目に生きなさい!
なんて言わないだろうと思いますよね。

良いじゃないか、
どんなにだらけていようと
家も食事も心配しなくて住むんだろ?

幸せじゃないか、それだけで良いじゃないか、
ってニコニコして言ってくれると思います。

稼げるとか稼げないなんてどうでも良いだろ、
と。


数年前に行った法事では
戦争を生き抜いたおばちゃん達が実際そう言ってました。

元気ならそれでええ!
と。


ただ、だったら本当にそれで良いのか?
と思います。

自分達は死なない、
殺される心配なんてない。

住むところも、仕事も、何だって選べる。

それを選ばないなんて
「もったいないよな?」
って私は思うわけです。

こんな人生を送りたいな、とか
こんな生活をしたいな、なんて物は
大概の事は本気で望めば手に入るわけですよね。

でも昔は
望んでも手に入らなかったわけですよ。


だから私は
存分に人生を楽しみたいんです。

望む物があれば頑張って手に入れたいんです。

そしてお墓に手を合わせて、
おかげ様でこんなに楽しい人生を送れています、
と感謝をするんです。

本当に、おかげ様なんです。


どう考えても
今ってメチャクチャ幸せな時代のはずなんですよね。

でも、選択肢も可能性も豊富過ぎて、
ある意味、昔の人より不幸な人って多くないですか?

見られる夢が多くて大きいからこそ
不幸な人って増えてる気もしますよね。

ネットビジネスもその1つでしょう。


私は常に、
「先輩達に申し訳無い」
と思って生きています。

こんなに自由で可能性があるのに
それを謳歌したり手にしないのはもったいない。

ネットビジネスで稼げるとか稼げないとか
そんなくだらない事で
大事な命と時間を消費してる場合じゃないと思います。

やるなら必死にやる。

そうじゃなければ
そんな無駄な事をやっていないで
もっと人生で大事な事をやるべきなんじゃないでしょうか。

どうせ稼げないんだったら
そんな事に時間を使うのって無駄ですよね。

人生で、あとほんの数時間、
家族や大事な人と楽しい時間を過ごす事が出来るというのに
それをパソコンの前で無駄に過ごすなんておかしいと思います。

逆に、
「それだけ貴重な時間を費やしている」のだと考えれば
絶対に、中途半端な事なんて出来るはずがありません。


75年前の今日、
昨日までと何も変わらない幸せな朝を迎えたのに
8時15分に空から降ってきた爆弾で
焼け死ぬどころか蒸発して消えてしまった人がいるわけです。

体中がガラスの破片で覆われたり
腹が割けて垂れ落ちた内臓を抱えたまま逃げたり、
皮膚が溶けてまるでゾンビのような姿になったり、
手足がもげて這い回る人や
人間なのか分からないほど黒焦げになった人がいたわけです。

さらに、その中を生き延びた人がいるわけです。


そう考えたら、
私達って「何でも出来る」って思います。

やらなきゃならんと思います。


あなたにも
そんな事を思う1日があるでしょうか?


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■2017年8月6日のメルマガより
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私は先月、沖縄の座間味島へ行って来ましたが
そこには「太平洋戦争沖縄戦上陸第一歩の地」
という碑が建っていました。

「ここか・・・」と鳥肌が立ちました。


日本中に、そんな場所、記念日がありますよね。

それが私や広島の人間にとっては8月6日ですが
あなたにも何かそういう記念日があるでしょうか。

戦争ではなくとも、阪神大震災や
東日本大震災、つい昨年の熊本など
命を思う1日というのがあるのではないでしょうか。


実は、私は昨日、
知人の告別式で鹿児島へ行って来ました。

この歳になると
毎年誰かを見送る事になり
自分自身も死に近づいている事を実感します。

また、私の場合、
40歳になってから息子が産まれていますので
こいつが成人するまで生きられるだろうか、
という不安があります。

自分が死ぬ事はどうでも良いのですが、
もしこいつが独り立ちする前に私が死んだら
残された家族はどうなるだろうか、と。



約70年前。

愛する家族、まだ見ぬ子孫のために
命を賭けて戦った人達のおかげで私達は生きています。

会社の仕事はしんどいかも知れません、
将来が不安かも知れません。

でも。

戦中の方達が聞いたら
ブラック企業?
その程度がどうした?と笑うでしょう。

食う飯があるんだろう?
明日死ぬ恐怖は無いんだろう?

愛する人も健康なんだろう?


それに比べたら
我々には何でも出来るチャンスがあるはずです。

もちろん、この平和な世の中ですので、
何もしないという自由も選べるわけです。

それに、別に亡くなった方達のために頑張るというのも
違うのかもしれません。

正直を言うと、私だって、
あの方達の分まで頑張ろうなんて思っていません。


ただ、
有り難い事は間違いありません。

感謝もしています。


たった1日さえ無駄にせず
必死に生き続けるという事は難しいでしょうが
せめて心にはとめておきたいものです。

戦争ではなくとも
人は死にます。

あっけなく死にます。

交通事故だったり病気だったり、
昨日まで元気だった人が、
自分の大事な人が突然消える事は珍しくありません。

歳を重ねるほど
そういう事が周りに増えて行くでしょうし
次は自分の番なんですよね。


たった1日だけで良いから、
それが別に今日でなくても構わないから
あなたの目の前にいる大事な人の顔を見て
「もしこの人が明日死んでしまったら」と
真剣に想像してみて下さい。

または、もし自分が明日死んだとしたら、と。

それは「確実にいつか来る日」なんですから。


それがもし、明日や明後日でなくとも、
1ヶ月先だと決まっていたらどうしますか。

あなたは何をして死にますか。

大切な人と何をして過ごして、
何を残して死にますか。

もし1年か2年の時間が残るなら
何をするでしょうか。


今の会社で働きながら死にますか。

アフィリエイトやネットビジネスは続けますか。

今、日々やっている事は
あなたと大事な人の命を賭けているのだという事です。

よく、命がけで頑張る、なんていう言葉がありますが、
人間、生きているだけで命がかかっているわけです。


死ぬ時、
ほとんどの人は、後悔ばかり残るでしょう。

でも、その後悔が少なくなる努力は出来るはずですし、
やっていない人がほとんどです。

不満のある日々も自分の選択です。

戦中、戦後の先輩達には
選択の余地もありませんでした。

死にに行け、とまで言われた人がいるわけです。


それに比べれば
我々の苦労なんて
自分の努力1つで簡単に抜けられるはずですよね。

たったの半年、たったの1年、
本気で、死ぬ気で頑張れば
人生なんていくらでも変えられるはずなのに
それを選ばないのは自分です。


一昨年、被爆した義父が亡くなりました。

昨年、義母と祖母が亡くなりました。

みんな、戦争を知っている人達ですが
子供に戦争の話をした事がありません。


真面目に生きなさい、
人に迷惑をかけてはいけません、
嘘をついてはいけません、
質素な生活をしなさい、
一所懸命働きなさい、
子供に教育を受けさせなさい。


我々世代なら
必ず祖父母から言われた言葉でしょう。

出来ていますか。

時代が違う、という人もいると思いますが、
それも良いと思います。

自分が信じるものがあり、
幸せに生きられるのなら。


そして、大事な事は
その自分の考え方や生き方というのは
自分の子供やその次の世代に受け継がれるという事です。

胸を張って生きて、
悔いなく死ねるように努力したいものですね。


………………………………………………………………
■2011年8月6日のメルマガより
………………………………………………………………

66年前の今日
たった一発の爆弾から
一瞬で10万人もの人間がこの世から消えました。

爆心地に近い人は「蒸発」して消え、
その強烈な閃光でその蒸発した人の「影」が
石段に残りました。

炭のように焦げ、皮膚が溶け、
飛んで来たガラスの破片が全身に突き刺さり、
内蔵が飛び出し、垂れ下がったまま、
自分が生きている事さえわからず「動いている人」が何万人も。

焼けた体がやがて意識無く水を求め
すぐそばにある元安川の水を飲み、飛び込み
そのまま川に流れて行きました。

浮いている人で水面が見えないほどだった、とも。

この川は定期的な調査が行われ
今でも川底から
その方達の遺骨が見つかる事があります。


「運悪く生き残った人」の方がもっと多かった。

誰もが殺してくれと頼んだそうです。
苦しみと生き残った罪悪感に呵まれながら。

ヤケドは治療するすべも無く
腐り、体からウジが湧く。

水をくれ・・・水・・・と言いながら
その水を含んだ途端
息絶える人が多かったそうです。

怪我無く無事だったとしても
辺りにはそんな人だらけで
それを見た子供の心は大丈夫だったでしょうか。


田舎に避難をしても当時は誰も知識を持っておらず
「ピカ(原爆)は伝染する」と言われ
広島から逃げた人達が隔離されたとも。

その新型爆弾が放射能爆弾である事も
放射能なんて物さえ当時の人は知りませんでした。


大昔の話ではありません。

私の義父は
その「ヒロシマ」に居たのですから。

見えた症状はなく、定年まで無事に勤めを果たし
70歳を超えた今でも生きていますが
原爆症と診断されており体はボロボロです。

公務員で定年を迎え、退職金で夢のマイホームを建て
ようやく奥さんと孫達との時間をゆっくり取れる時間が来た。

その途端、小さな病気での入院をキッカケに
芋づる式に病気が繋がり、一昨年とうとう、
施設で面倒を看てもらうまでになってしまいました。

この年齢にもなれば、原爆にあっておらずとも
そんな方達も大勢いらっしゃるでしょうが
やはり家族が思うのは「原爆にあっていなければ」という事でしょう。

運と言ってしまえばそれまで。
しかしそんな運があるのかと。


今の女房を嫁にもらうため
6年前お義父さんにご挨拶に言った時、お義父さんはすでに
家族以外には理解できない程度の会話しか出来ませんでした。

結婚に対しては特に何も仰いませんでしたが
1つだけ言われた事が

「子供には、しっかりした教育だけは受けさせなさい」

時代も違い、その今の教育がどうなのかとも思いますが、
そういう事ではなく、当時の世の中の状況、
ご自身が出来なかった夢を託されたのだと思いました。


………………………………………………………………
■2012年8月6日のメルマガより
………………………………………………………………

今年の8月6日は
これまで67年間の1日とは少し違います。

昨年の原発事故をきっかけに、放射能という物の恐ろしさを
久々に「体験として」日本人が知っているからです。

今はまだかろうじて、私達の世代がギリギリ
当時の先輩方から体験を直接聞く事が出来ていますが
あと10年もすれば話を聞ける機会もなくなります。

被爆者がどなたも亡くなるから。

私は原発に関しては肯定も否定もしません。
ただ、そこに「放射能」がある事を
「あの体験」した人達は無条件で否定するでしょう。

もし「あの光景」を見たならば
どれだけの安全対策を施してあろうが
それを受け入れられない気持ちは理解できます。

せめてその気持ちをくんだ開発と運用を祈るばかりです。



人はどんなに想像を膨らませようとも
どんなに勉強しようとも、「体験」には勝てません。

そしてその体験者が間もなく世の中からいなくなりそうな今、
「教わる事のできる残された時間は短い」という事を考えるべきです。

その方達の感情のためではなく
未来の子供達のために。

福島の若い女の子達がTVで言っていました。
「私、結婚できますか?子供を産めますか?」


大丈夫だよ。

その昔、戦争が終わった後、
同じ不安を持った先輩達がちゃんと結婚し、
僕たちを産んでくれたんだから。

そして、君たちの子供には同じ不安を持たなくて済むよう、
そんな日本を作って行くのが僕たち、君たちの世代だ。

君たちのお爺ちゃんやお婆ちゃんも若い頃、
きっと、戦争を起こした国や先輩達に不満と不安を持ち、
自分の子供は絶対同じ目に遭わせたくないと願っただろうし、
そうやって今の平和な日本を作ってくれたんだね。

だから、大丈夫。


戦争の頃に苦労した人達の分まで、
人生の可能性を謳歌して
楽しい人生を送ってあげないとね。

だってありがたいじゃない。

もし誰かが途中で諦めていたら
私もあなたも今ここにいないかも知れない。

感謝しましょう。
せめて命を繋いでもらえた事に。

そして、また繋ぐんです。
どんなに不安でも、苦しくても。


私もこの7月に子供が産まれました。

この子が大人になった時、
そんな不安を持たずに過ごせるよう頑張らねばなりません。

60年間は草木も生えないだろうと言われた
真っ黒い焼け野原と残留放射能の中、
何の希望も無い中で命を繋いでくれた先輩達に負けないように。

それに比べたら
私達は不安よりも希望の方が多いはずです。

目の前の不安よりも希望を見よう。


頑張ろう。


~~~~~~


昭和20年当時、
まだ誰も「放射線」に対する知識を持っていませんでしたので
その恐怖から被爆者は差別の対象となりました。

田舎に避難をしても
「ピカ(原爆)は伝染する」と言われ
広島から来た人達が隔離されたともいいます。

見た目にケガが無くとも
放射線の影響で様々な病気が発症し、
また病気が無くとも、広島の人間であるというだけで
仕事や結婚では差別を受けました。

「感染する」と。

私は心の底から義父に感謝します、
よくぞそんな中を生きて下さいました。

そくぞ、将来私にとって
最も大事な女性となる人を生み育てて下さいました。


私は義父との思い出はほぼありませんが
「子供には、しっかりした教育だけは受けさせなさい」
これだけは忘れられないです。

教育という物の怖さ、
大事さを知ってのお言葉だったのだと思います。

先輩のありがたい言葉です。



黙祷



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