配信日時 2017/08/06 15:47

平和宣言2017年

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ども、松原です。

私がメルマガを書き始めてから
11回目の8月6日がやって来ました。

今朝の広島は快晴、
72年前ヒロシマも同じような空だったそうです。


今年も、広島市とその周辺では
08:15にサイレンが鳴り響きました。

私が小学生の頃は
8月6日は特別な登校日だったのですが
最近は行われないようですね。


今日が原爆投下の日である事など
ほとんどの日本人は知らないわけですが
歴史的1日であります。

私にとっても教科書の中の話でしかありませんが
被爆2世の身内がいたり
一昨年亡くなった義父は被爆者でしたし
広島にいれば被爆関係者はいくらでもいます、
とても身近な話なのです。

原爆に限らず、我々の世代であれば
少なくとも祖父母は戦争経験者であり
まだ昔話というには早いのかも知れません。


1945年の8月は、
6日に続いて9日は長崎への原爆投下、
15日には終戦。

沖縄には6月23日に慰霊の日がありますね。


私は先月、沖縄の座間味島へ行って来ましたが
そこには「太平洋戦争沖縄戦上陸第一歩の地」
という碑が建っていました。

「ここか・・・」と鳥肌が立ちました。


日本中に、そんな場所、記念日がありますよね。

それが私や広島の人間にとっては8月6日ですが
あなたにも何かそういう記念日があるでしょうか。

戦争ではなくとも、阪神大震災や
東日本大震災、つい昨年の熊本など
命を思う1日というのがあるのではないでしょうか。


実は、私は昨日、
知人の告別式で鹿児島へ行って来ました。

この歳になると
毎年誰かを見送る事になり
自分自身も死に近づいている事を実感します。

また、私の場合、
40歳になってから息子が産まれていますので
こいつが成人するまで生きられるだろうか、
という不安があります。

自分が死ぬ事はどうでも良いのですが、
もしこいつが独り立ちする前に私が死んだら
残された家族はどうなるだろうか、と。



約70年前。

愛する家族、まだ見ぬ子孫のために
命を賭けて戦った人達のおかげで私達は生きています。

会社の仕事はしんどいかも知れません、
将来が不安かも知れません。

でも。

戦中の方達が聞いたら
ブラック企業?
その程度がどうした?と笑うでしょう。

食う飯があるんだろう?
明日死ぬ恐怖は無いんだろう?

愛する人も健康なんだろう?


それに比べたら
我々には何でも出来るチャンスがあるはずです。

もちろん、この平和な世の中ですので、
何もしないという自由も選べるわけです。

それに、別に亡くなった方達のために頑張るというのも
違うのかもしれません。

正直を言うと、私だって、
あの方達の分まで頑張ろうなんて思っていません。


ただ、
有り難い事は間違いありません。

感謝もしています。


たった1日さえ無駄にせず
必死に生き続けるという事は難しいでしょうが
せめて心にはとめておきたいものです。

戦争ではなくとも
人は死にます。

あっけなく死にます。

交通事故だったり病気だったり、
昨日まで元気だった人が、
自分の大事な人が突然消える事は珍しくありません。

歳を重ねるほど
そういう事が周りに増えて行くでしょうし
次は自分の番なんですよね。


たった1日だけで良いから、
それが別に今日でなくても構わないから
あなたの目の前にいる大事な人の顔を見て
「もしこの人が明日死んでしまったら」と
真剣に想像してみて下さい。

または、もし自分が明日死んだとしたら、と。

それは「確実にいつか来る日」なんですから。


それがもし、明日や明後日でなくとも、
1ヶ月先だと決まっていたらどうしますか。

あなたは何をして死にますか。

大切な人と何をして過ごして、
何を残して死にますか。

もし1年か2年の時間が残るなら
何をするでしょうか。


今の会社で働きながら死にますか。

アフィリエイトやネットビジネスは続けますか。

今、日々やっている事は
あなたと大事な人の命を賭けているのだという事です。

よく、命がけで頑張る、なんていう言葉がありますが、
人間、生きているだけで命がかかっているわけです。


死ぬ時、
ほとんどの人は、後悔ばかり残るでしょう。

でも、その後悔が少なくなる努力は出来るはずですし、
やっていない人がほとんどです。

不満のある日々も自分の選択です。

戦中、戦後の先輩達には
選択の余地もありませんでした。

死にに行け、とまで言われた人がいるわけです。


それに比べれば
我々の苦労なんて
自分の努力1つで簡単に抜けられるはずですよね。

たったの半年、たったの1年、
本気で、死ぬ気で頑張れば
人生なんていくらでも変えられるはずなのに
それを選ばないのは自分です。


一昨年、被爆した義父が亡くなりました。

昨年、義母と祖母が亡くなりました。

みんな、戦争を知っている人達ですが
子供に戦争の話をした事がありません。


真面目に生きなさい、
人に迷惑をかけてはいけません、
嘘をついてはいけません、
質素な生活をしなさい、
一所懸命働きなさい、
子供に教育を受けさせなさい。


我々世代なら
必ず祖父母から言われた言葉でしょう。

出来ていますか。

時代が違う、という人もいると思いますが、
それも良いと思います。

自分が信じるものがあり、
幸せに生きられるのなら。


そして、大事な事は
その自分の考え方や生き方というのは
自分の子供やその次の世代に受け継がれるという事です。

胸を張って生きて、
悔いなく死ねるように努力したいものですね。



たった72年前の今日、
あっという間に10万人もの人が、
悔いを残す間も無く、亡くなりました。


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■平和宣言 2017年
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皆さん、72年前の今日、8月6日8時15分、
広島の空に「絶対悪」が放たれ、立ち昇ったきのこ雲の下で
何が起こったかを思い浮かべてみませんか。

鋭い閃光がピカーッと走り、凄まじい放射線と熱線。

ドーンという地響きと爆風。

真っ暗闇の後に現れた景色のそこかしこには、
男女の区別もつかないほど黒く焼け焦げて散らばる多数の屍(しかばね)。

その間をぬって、髪は縮れ真っ黒い顔をした人々が、
焼けただれ裸同然で剝(は)がれた皮膚を垂らし、
燃え広がる炎の中を水を求めてさまよう。

目の前の川は死体で覆われ、
河原は火傷(やけど)した半裸の人で足の踏み場もない。

正に地獄です。

「絶対悪」である原子爆弾は、きのこ雲の下で
罪のない多くの人々に惨(むご)たらしい死をもたらしただけでなく、
放射線障害や健康不安など心身に深い傷を残し、
社会的な差別や偏見を生じさせ、
辛うじて生き延びた人々の人生をも大きく歪めてしまいました。

このような地獄は、決して過去のものではありません。

核兵器が存在し、その使用を仄(ほの)めかす為政者がいる限り、
いつ何時、遭遇するかもしれないものであり、
惨(むご)たらしい目に遭(あ)うのは、あなたかもしれません。

それ故、皆さんには是非とも、
被爆者の声を聞いてもらいたいと思います。

15歳だった被爆者は、
「地獄図の中で亡くなっていった知人、友人のことを偲(しの)ぶと、
今でも耐えられない気持ちになります。」
と言います。

そして、
「一人一人が生かされていることの有難さを感じ、
慈愛の心、尊敬の念を抱いて周りに接していくことが
世界平和実現への一歩ではないでしょうか。」
と私たちに問い掛けます。

また、17歳だった被爆者は、
「地球が破滅しないよう、核保有国の指導者たちは、
核抑止という概念にとらわれず、一刻も早く原水爆を廃絶し、
後世の人たちにかけがえのない地球を残すよう誠心誠意努力してほしい。」
と語っています。

皆さん、このような被爆者の体験に根差した「良心」への問い掛けと
為政者に対する「誠実」な対応への要請を我々のものとし、
世界の人々に広げ、そして次の世代に受け渡していこうではありませんか。

為政者の皆さんには、特に、互いに相違点を認め合い、
その相違点を克服するための努力を「誠実」に行っていただきたい。

また、そのためには、
核兵器の非人道性についての認識を深めた上で、
自国のことのみに専念して他国を無視することなく、
共に生きるための世界をつくる責務があるということを
自覚しておくことが重要です。

市民社会は、既に核兵器というものが
自国の安全保障にとって何の役にも立たないということを知り尽くし、
核を管理することの危うさに気付いてもいます。

核兵器の使用は、一発の威力が72年前の数千倍にもなった今、
敵対国のみならず自国をも含む全世界の人々を
地獄へと突き落とす行為であり、人類として決して許されない行為です。

そのような核兵器を保有することは、
人類全体に危険を及ぼすための
巨額な費用投入にすぎないと言って差し支えありません。

今や世界中からの訪問者が年間170万人を超える平和記念公園ですが、
これからもできるだけ多くの人々が訪れ、
被爆の実相を見て、被爆者の証言を聴いていただきたい。

そして、きのこ雲の下で何が起こったかを知り、
被爆者の核兵器廃絶への願いを受け止めた上で、
世界中に「共感」の輪を広げていただきたい。

特に、若い人たちには、広島を訪れ、
非核大使として友情の輪を広げていただきたい。

広島は、世界の人々がそのための交流をし、
行動を始める場であり続けます。

その広島が会長都市となって
世界の7,400を超える都市で構成する平和首長会議は、
市民社会において世界中の為政者が、核兵器廃絶に向け、
「良心」に基づき国家の枠を超えた
「誠実」な対応を行えるような環境づくりを後押ししていきます。

今年7月、国連では、
核保有国や核の傘の下にある国々を除く122か国の賛同を得て、
核兵器禁止条約を採択し、
核兵器廃絶に向かう明確な決意が示されました。こうした中、各国政府は、

「核兵器のない世界」に向けた取組を更に前進させなければなりません。

特に、日本政府には、「日本国民は、国家の名誉にかけ、
全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う。」
と明記している日本国憲法が掲げる平和主義を体現するためにも、
核兵器禁止条約の締結促進を目指して
核保有国と非核保有国との橋渡しに本気で取り組んでいただきたい。

また、平均年齢が81歳を超えた被爆者をはじめ、
放射線の影響により心身に苦しみを抱える多くの人々に寄り添い、
その支援策を一層充実するとともに、
「黒い雨降雨地域」を拡大するよう強く求めます。

私たちは、原爆犠牲者の御霊に心からの哀悼の誠を捧げ、
世界の人々と共に、「絶対悪」である
核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現に向けて力を尽くすことを誓います。



平成29年(2017年)8月6日

広島市長 松井 一實


※平和宣言 2017年 広島市のサイトより引用
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1110537278566/index.html


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■生きる
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あなたに家族や子供があるのかは分かりませんが、
もしあるなら、教えなければならない事は多いと思います。

私もまだ息子が5歳ですが
いつまでに何を見せて何を教えられるか考えさせられます。

勉強は学校や塾で教えてもらえますが
考え方、生き方というのは
ほとんど親から影響を受けるものでしょう。


大事なのは道徳なのだろうと思います。

その道徳も時代や場所で変わるものではありますが
今や道徳などという言葉さえ失われつつありますよね。

日本には神道という宗教がありますが
これはもともと宗教ではなく単なる道徳でした。

また、日本人のかなりの割合は
自分は無宗教だ、とは言うものの、
特に仏教徒ではなくとも家の墓があり
盆や正月にお参りをしているだろうと思います。

先祖を大事にしましょう、
親を大事にしましょう、感謝しましょう、
バチが当たらないように地獄に落ちないように
人に親切に正しく真面目に生きましょう。


こういう事を、親が口にしなくなり、
実践もしなくなっているという事です。

無宗教なら
先祖や親や周りの人に感謝しなくても良いのか。

という事ではないはずなのですが
その余裕も無くなっているという事なのでしょうか。


自分の子供は
飯さえ食わせて健康に育ってさえいれば
学校で勉強だけ教わって、
生き方は勝手に自分で覚えるのでしょうか。

私は、しっかり教えようと思っています。

押しつけだと言われようと、押しつけます。


自分が今こうして幸せに生きられているのは
爺ちゃん婆ちゃん、父や母が
言って、見せて、教えてくれた事があるからです。

これを繋ぐのは親になる者の義務でしょう。

私は逆に、
親が教えられるのは道徳ぐらいだろうと思っています。



広島に来た事がありますか。

広島以外にも、
考えさせられる場所はたくさんありますが
それらに行った事がありますか。

お子さんを連れて行きましたか。

行ってこいと言いましたか。


私もまだ行きたい所がたくさん残っています。

自分が見なければいけないと思うのと同時に、
将来息子に、あそこには行っておけ、と
言える場所を増やしたいと思っています。


戦争だけに限りませんが
人が亡くなるというのは悲しい事ですけれども
生きる事を考えさせてもらえる機会でもあります。

私にもいくつかそういう日がありますが
この8月6日もその1つであります。

昨日、告別式に参列した事もあり
今年の8月6日は、より命について考えさせられています。


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■過去のメルマガより
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このメルマガは比較的新しい読者様も読まれていますので
過去に配信した8月6日のメルマガからいくつか転載致します。


■2011年8月6日のメルマガより

66年前の今日
たった一発の爆弾から
一瞬で10万人もの人間がこの世から消えました。

爆心地に近い人は「蒸発」して消え、
その強烈な閃光でその蒸発した人の「影」が
石段に残りました。

炭のように焦げ、皮膚が溶け、
飛んで来たガラスの破片が全身に突き刺さり、
内蔵が飛び出し、垂れ下がったまま、
自分が生きている事さえわからず「動いている人」が何万人も。

焼けた体がやがて意識無く水を求め
すぐそばにある元安川の水を飲み、飛び込み
そのまま川に流れて行きました。

浮いている人で水面が見えないほどだった、とも。

この川は定期的な調査が行われ
今でも川底から
その方達の遺骨が見つかる事があります。


「運悪く生き残った人」の方がもっと多かった。

誰もが殺してくれと頼んだそうです。
苦しみと生き残った罪悪感に呵まれながら。

ヤケドは治療するすべも無く
腐り、体からウジが湧く。

水をくれ・・・水・・・と言いながら
その水を含んだ途端
息絶える人が多かったそうです。

怪我無く無事だったとしても
辺りにはそんな人だらけで
それを見た子供の心は大丈夫だったでしょうか。


田舎に避難をしても当時は誰も知識を持っておらず
「ピカ(原爆)は伝染する」と言われ
広島から逃げた人達が隔離されたとも。

その新型爆弾が放射能爆弾である事も
放射能なんて物さえ当時の人は知りませんでした。


大昔の話ではありません。

私の義父は
その「ヒロシマ」に居たのですから。

見えた症状はなく、定年まで無事に勤めを果たし
70歳を超えた今でも生きていますが
原爆症と診断されており体はボロボロです。

公務員で定年を迎え、退職金で夢のマイホームを建て
ようやく奥さんと孫達との時間をゆっくり取れる時間が来た。

その途端、小さな病気での入院をキッカケに
芋づる式に病気が繋がり、一昨年とうとう、
施設で面倒を看てもらうまでになってしまいました。

この年齢にもなれば、原爆にあっておらずとも
そんな方達も大勢いらっしゃるでしょうが
やはり家族が思うのは「原爆にあっていなければ」という事でしょう。

運と言ってしまえばそれまで。
しかしそんな運があるのかと。


今の女房を嫁にもらうため
6年前お義父さんにご挨拶に言った時、お義父さんはすでに
家族以外には理解できない程度の会話しか出来ませんでした。

結婚に対しては特に何も仰いませんでしたが
1つだけ言われた事が

「子供には、しっかりした教育だけは受けさせなさい」

時代も違い、その今の教育がどうなのかとも思いますが、
そういう事ではなく、当時の世の中の状況、
ご自身が出来なかった夢を託されたのだと思いました。


■2012年8月6日のメルマガより

今年の8月6日は
これまで67年間の1日とは少し違います。

昨年の原発事故をきっかけに、放射能という物の恐ろしさを
久々に「体験として」日本人が知っているからです。

今はまだかろうじて、私達の世代がギリギリ
当時の先輩方から体験を直接聞く事が出来ていますが
あと10年もすれば話を聞ける機会もなくなります。

被爆者がどなたも亡くなるから。

私は原発に関しては肯定も否定もしません。
ただ、そこに「放射能」がある事を
「あの体験」した人達は無条件で否定するでしょう。

もし「あの光景」を見たならば
どれだけの安全対策を施してあろうが
それを受け入れられない気持ちは理解できます。

せめてその気持ちをくんだ開発と運用を祈るばかりです。



人はどんなに想像を膨らませようとも
どんなに勉強しようとも、「体験」には勝てません。

そしてその体験者が間もなく世の中からいなくなりそうな今、
「教わる事のできる残された時間は短い」という事を考えるべきです。

その方達の感情のためではなく
未来の子供達のために。

福島の若い女の子達がTVで言っていました。
「私、結婚できますか?子供を産めますか?」


大丈夫だよ。

その昔、戦争が終わった後、
同じ不安を持った先輩達がちゃんと結婚し、
僕たちを産んでくれたんだから。

そして、君たちの子供には同じ不安を持たなくて済むよう、
そんな日本を作って行くのが僕たち、君たちの世代だ。

君たちのお爺ちゃんやお婆ちゃんも若い頃、
きっと、戦争を起こした国や先輩達に不満と不安を持ち、
自分の子供は絶対同じ目に遭わせたくないと願っただろうし、
そうやって今の平和な日本を作ってくれたんだね。

だから、大丈夫。


戦争の頃に苦労した人達の分まで、
人生の可能性を謳歌して
楽しい人生を送ってあげないとね。

だってありがたいじゃない。

もし誰かが途中で諦めていたら
私もあなたも今ここにいないかも知れない。

感謝しましょう。
せめて命を繋いでもらえた事に。

そして、また繋ぐんです。
どんなに不安でも、苦しくても。


私もこの7月に子供が産まれました。

この子が大人になった時、
そんな不安を持たずに過ごせるよう頑張らねばなりません。

60年間は草木も生えないだろうと言われた
真っ黒い焼け野原と残留放射能の中、
何の希望も無い中で命を繋いでくれた先輩達に負けないように。

それに比べたら
私達は不安よりも希望の方が多いはずです。

目の前の不安よりも希望を見よう。


頑張ろう。


~~~~~~


田舎に避難をしても当時は誰も知識を持っておらず
「ピカ(原爆)は伝染する」と言われ
広島から逃げた人達が隔離されたともいいます。

見た目にケガが無くとも
放射能の影響で様々な病気が発症し、
また病気が無くとも、広島の人間であるというだけで
仕事や結婚では差別を受けました。

「感染する」と。

私は心の底から思います。
よくぞそんな中を生きて下さいました。

そくぞ、将来私にとって
最も大事な女性となる人を生み育てて下さいました。



その新型爆弾が放射能爆弾である事も、
放射能なんて物さえ当時の人は知りませんでした。

大昔の話ではありません。

私の義父は
そこに居たのですから。

見えた症状はなく、定年まで無事に勤めを果たし
75歳になった今でも生きていますが
原爆症と診断されており体はボロボロです。

公務員で定年を迎え、退職金で夢のマイホームを建て
ようやく奥さんと孫達との時間をゆっくり取れる時間が来た。

その途端、小さな病気での入院をキッカケに
芋づる式に病気が繋がり、一昨年とうとう、
施設で面倒を看てもらうまでになってしまいました。

この年齢にもなれば、原爆にあっておらずとも
そんな方達も大勢いらっしゃるでしょうが
やはり家族が思うのは「原爆にあっていなければ」という事でしょう。

運と言ってしまえばそれまで。
しかしそんな運があるのかと。


今の女房を嫁にもらうため
7年前お義父さんにご挨拶に言った時、お義父さんはすでに
家族以外には理解できない程度の会話しか出来ませんでした。

結婚に対しては特に何も仰いませんでしたが
1つだけ言われた事が
「子供には、しっかりした教育だけは受けさせなさい」

時代も違い、その今の日本教育がどうなのかとも思いますが、
そういう事ではなく、当時の世の中の状況、
ご自身が出来なかった夢を託されたのだと思いました。

教育という物の怖さ、
大事さを知ってのお言葉だったのだと思います。

先輩のありがたい言葉です。



黙祷



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