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令和8年10月10日(第4610号)
「自分はこんなもんだ」を、練習で変えていく
―サブ3を目指す中で思うこと
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話:2334字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
突然ですが、私の今年の一大目標が、
ランニングの「サブ3(フルマラソン3時間切り)」と呼ばれるものです。
全ランナーのおよそ上位3%とされ、ある意味、
「市民ランナーの目標の代名詞」みたいなもの。
そして、この目標を達成するためには、
マラソンに特化したトレーニングをする必要があるのですが、
これが、まあ、色々大変です(好きでやっているくせに、ですが汗)。
現時点で、行けそうかどうかというと、正直、かなり怪しい。
その理由が、「夏の練習で失敗を重ねてしまったから」です。
そんな中で、秋になった10月からは「シーズンイン」と呼ばれる、
レースに向けたカウントダウン的な時期に入ってきました。
今日は、そんな練習を通して感じたことを書いてみたいと思います。
ちょっと(だいぶ)マニアックな話ですが、
よろしければお付き合いくださいませ。
それでは、どうぞ!
■マラソンサブ3を目指したトレーニングとは
サブ3を目指すためには、王道の方法がいくつか言われています。
まずは、月間300km程度、コンスタントに走ること。
これを「距離を踏む」といいます。
それくらい走っても、故障しないカラダを作ることが大事です。
練習の総量を増やすことができる基礎体力&回復力を高めつつ、
「心肺」と「脚」の2つを鍛えていきます。
1つ目の「心肺」は、週に1〜2回、
心肺に負荷をかけるような速いペースの練習を行います。
たとえばインターバル走や、
マラソンペースより速いペースで20〜40分程度走る練習です。
そして、2つ目の「脚」を鍛える練習は、
1週間に1度、2時間〜2時間半程度、
距離にして25~35kmのロング走を行い、
脚の耐久性を高めていきます。
「なーんだ、シンプルな話じゃん!頑張ろう!」というのは
簡単なのですが、これがそれなりに大変。
やろうとすると、多くのランナーが、
何かしらの「難しさ」を感じるはずです。(時間の捻出を含めて)
■「負荷→回復→適応を回すこと」が難しい
さて、人の体というのは、
負荷をかければかけるほど強くなるわけではありません。
「1.肉体に負荷をかける」→「2.睡眠や栄養・ストレッチで回復させる」
→「3.体が適応する(パワーアップ)」というステップというサイクルを、
綺麗に回す必要があります。
ただし、「1.肉体に負荷をかける」でも、
仕事が忙しい、ちょっとストレスが高い日だった、明日朝早い、
モチベーションが…とか、うんちゃらかんちゃら言い訳をして、
追い込みきれないこともある。
いわゆる「練習の失敗」とも言えるもの。
あるいはせっかく追い込んでも、「2.睡眠が上手く取れない」。
つまり、夜眠れないということもあります。
これも、練習時間とか、今抱えている仕事が気になってとか、
中年は体の回復が遅くなっている(気がする)とか。
そして何より、「時間の捻出」は働く人にとって、
相当大変なはずです。
私は自営業でかなり時間は取りやすいのに、
それでもなんとかかんとか、という感じです。
また、気持ち的にはいくらでも練習したくて、
どんどん追い込めんだとしても、それをしてしまうと、
筋肉というよりも「腱」などの繊細な部分を痛めてしまうことも。
私も、有痛性外脛骨障害とか、中臀筋の腱を痛めてしまい、
今も付き合いながら練習を重ねています。
負荷をかけると痛める。
そうすると、それを言い訳に追い込みが弱くなる。
すると走力も伸びず、本末転倒になる。
この「負荷→回復→適応を回すこと」が非常に難しいな…と痛感しています。
だからなのか、伸び悩みを感じています。
■「負けグセ」という恐ろしき病
そして、伸び悩みを感じるもう一つの理由として、
厄介な「症状」があることに気づきました。
それが「日常の練習での”負けグセ”」というものです。
誰でも、同じ条件なのですが、
「まだフルマラソンは先だしな」などと思っていると、
仕事が忙しいしな、この後子どもと遊びにいくしな、暑いしな、といい、
誠に情けないことに、1つ1つの練習で、
「決めたことをやりきらないで終える」ことをいくつか繰り返していました。
いわゆる「練習での失敗」であり、
繰り返すと「負けグセ」という病とも呼べる、
厄介なものになると感じます。
…というのも、そのときはよくても、
「今回もできなかった(やらなかった)」「自分はできないんだ」
というセルフイメージを、自分で自分に刷り込んでしまうから。
これを繰り返すと、レースの本番に自信を持って走ることが難しくなる。
粘れなくなる。
追い込まれたときに「もう一歩がんばるんだ!」ではなく、
「自分はこんなもんだ」と、粘り強さがなくなってしまいます。
だから、おそろしい。
■まとめと感想:練習で「勝ち切る」
10月からスイッチを入れて、いの一番に思ったのが、
そうした自分にふと気付いたこと。
そして、改めて「一個一個の練習を勝ち切る(成功させる)」ことの
大切さを感じました。
大切なのは「練習の難易度を高くしすぎないこと」。
そこで追い込んでも、やりきれず
「自分はできなかった」というセルフイメージを強くしてしまうことを
何より避けなければいけない、このことを感じます。
そのため、まずは自分が確実にできるペースに設定する。
最初から上げすぎない。
そして余力があれば、少し背伸びをする。それくらいにする。
「自分が伸びている」という感覚を日々持つ。
そして、勢いをもって目標に向かう。
そうしないと「いけそうでいかない」ということになりかねない、
そんなことを感じています。
私が練習で刺激をもらっている仲間は、
1回1回の練習をやりきり、確実かつ着実に目標に登り続けています。
自分も改めて帯を締め直さなければ…と思っている次第。
*
ここまで7月:262km、8月:283km、9月:308kmと、
少しずつ距離を伸ばしてきました。
理想はもっと距離を踏めたらよかったのですが、現状はこうなので、
ここから故障せず、積み重ねたいと思います。
まずは初戦の11月29日のレースまで、残り2ヶ月。
そこで、自己ベストが出せるよう、体をメンテナンスしながら、
故障しないよう、攻めていきたいと思います。
「1つ1つの練習で勝ち切る」。
実は、これは以前私がピアノの発表会に向けて
「ラ・カンパネラ」という曲を練習していたときに、
ピアノの先生にも言われていたことだったな…と思い出しました。
何事も、結局は一緒。一事は万事です。
そんなことを改めて、自分自身に課していきたいと思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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【編集後記】
◯今月のランニング:97m
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