配信日時 2026/07/27 18:54

XXすると、性格は変わる?! ーライフイベントと人の変化の関係とはー【カレッジサプリ】

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令和8年7月27日(第4536号)


XXすると、性格は変わる?! ーライフイベントと人の変化の関係とはー


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2270字/読了時間3分)

■こんにちは、紀藤です。

昨日の日曜日は、どもと公園へ遊びに行ったり、
12kmほどランニングをしたりして過ごしました。

最近はランニングのメニューもAIに頼りっぱなしだったのですが、
あらためて自分で考え、自分なりにコントロールしながら走ってみると、
そのほうが工夫する余地があって、楽しいなと感じています。

AIはとても便利ですが、何でもかんでも頼りすぎるのも考えものかもしれない。
そんなことを思っている今日この頃です。

今週は、月~金まで、週5日全て研修なので、
体調に気をつけて、駆け抜けたいと思います!



さて、本日のお話です。

先日、「今週の一冊」として『性格は変えられるのか?』という本をご紹介しました。

その中で、もう少しハイライトしておきたいと思ったところがありましたので、
今日はその続きを書いてみたいと思います。

特にハイライトしたいのが、

「環境との相互作用によって性格がどのように変わるのか?」

というお話です。それでは、どうぞ!



■「仕事に就く」と、性格は変わる

本書の中で「ライフイベントは本当に性格を変えるのか」というテーマが取り上げられています。

たとえば、卒業や進学といった移行期の前後では、
平均的に勤勉性や協調性、開放性が高まる傾向があるそうです。

また、定職に就くことも性格に影響します。

仕事を始めると、
遅刻をしない、納期を守る、チームで協力するなど、
責任ある役割を果たすことが求められます。

そうした環境に身を置くことで、
自己規律や自己制御が求められ、
勤勉性が高まっていく傾向があるとのこと。

つまり、「性格が変わった」というよりも、
環境から求められる行動を繰り返す中で、
少しずつその人の特性にも変化が生じていく、と捉えることができそうです。



■「恋愛や結婚」でも、性格は変わる?

恋愛に関する研究も興味深いものでした。

「初めて真剣に付き合う恋人ができた時期」には、神
経症傾向が低下し、外向性や勤勉性が高まる傾向が観察されているそうです。

これは、エリクソンの発達段階における「親密性」ともどこかつながっているように感じました。
誰かと深い関係を築いていく経験そのものが、人を変えていくのかもしれません。

▽▽▽

一方、「結婚後」には、
外向性や開放性がわずかに低下する傾向も報告されているとのこと。

安定したパートナーという社会的な支えを得ることで、
新しい人間関係や刺激を外側に求める必要性が少なくなる可能性があるそうです。

これは個人的にも、なんとなくわかる気がします。

私自身、結婚し、子どもが生まれてから、
以前よりも外へ外へと出ていくより、
家族や身近な世界に意識が向くようになった感覚があります。



■「子どもが生まれる」と、親の性格は変わる?

そして、特に興味深かったのが「親になること」がもたらす変化です。

第一子が誕生すると、責任感が増して勤勉性が高まりそうに思えます。
ところが実際には、第一子の誕生後、勤勉性が一時的に低下する傾向が確認されているそうです。

その理由の一つとして考えられているのが、生活の混乱です。

睡眠不足になり、自分の時間はなくなり、予定どおりに物事が進まなくなる。

家族が持っている時間やエネルギーといったリソースが不足することで、
それまでできていた自己管理が難しくなる可能性があるというのです。

これは、子育てを経験すると「なるほど……」と思うところがあります。

▽▽▽

さらに興味深いのが、「子どもの気質が親を変える」という話です。

たとえば、夜泣きが多いなど、育児負担につながりやすい行動パターンを持つ子どもを育てる場合、
そのストレスによって親の神経症傾向が高まりやすくなる可能性がある。

一方、比較的安定した感情を示す気質の子どもを育てる場合には、
親の自己効力感や満足感が高まる可能性があるという研究も紹介されていました。

つまり、「親が子どもを育てる」だけではありません。

子どももまた、親を変えているということです。



■まとめ:性格は「環境との関係」で変わっていく

改めてこうした研究を眺めてみると、

性格とは、完全に固定されたものでもなければ、
かといって、コロコロ変わるものでもないのだと思います。

ある程度の安定性を持ちながらも、
仕事、恋愛、結婚、子育てなど、
私たちが置かれる環境や担う役割との相互作用によって、少しずつ変化していく。

そんなものなのかもしれません。

MBTIでは、正式な理論上、その人のタイプは生得的なものであり、基本的には変わらないと考えます。
一方、Big Fiveなどの特性論から性格を見ると、一定の安定性を持ちながらも、人生の中で少しずつ変化していくことが示されています。

どちらが正しい、間違っているというより、「自分」というものを見るレンズが違う、と考えると面白いように思います。

「自分はこういう人間だ」と決めつけすぎるのではなく、

「この環境にいると、こんな自分が出てくる」
「この役割を担ってから、少し自分が変わった気がする」

そんなふうに、自分自身についての物語を柔軟にアップデートしていく。
それもまた、自分を深く知っていくことなのかもしれない。
本書を読みながら、そんなことを思った次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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【編集後記】
◯今月のランニング:224km

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