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令和8年6月27日(第4506号)
追い込むだけでは、強くなれない。ーランニングから学ぶ「成長の法則」ー
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2154字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、1件のミーティング。
また経営者仲間の友人とのランチなど。
家族での旅行計画など立てたり、
満足度の高いお金の使い方は何か?など語ったりしておりました。
私も、服もユニクロ好きで、特に物欲もないので、
一番は「ランニングシューズ」&「ランニングイベントへの参加費」が
もっともお金をつかっているかもしれません…(汗)
こうしたことも人と話してみると、
結構面白いものだな、と思った次第です。
*
さて、本日のお話です。
今日は、個人的なランニング話をしてみたいと思います。
先月、野辺山ウルトラマラソン100kmを、
自己ベスト(96位/1174名中)にて終えることができ、
今シーズンのランニングはすべて完了しました。
我ながら、チャレンジフルで、実りある半年でした。
そしてすでに、来シーズン・11月に向けた練習を再開しています。
そんな中、練習を積み重ねるなかで、改めて感じることがあります。
ランニングの上達というのは、「がむしゃらに走ること」ではなく、
むしろ自分の体との対話と、精緻なスケジューリングなのだ…ということ。
今日はそんな、少し(だいぶ?)マニアックなランニング練習論をお届けしたいと思います。
よろしければゆるりとお読み下さいませ。
それでは、どうぞ!
■1.「追い込む」と「休む」のバランスが大事
まず大前提として、人の体力が向上するときというのは、
これまでの負荷よりも少し高いものを課し、体をそこに慣れさせていくプロセスが必要です。
これまで5キロしか走ったことがなかった人が10キロに挑戦する。
1キロ5分のペースだった人が4分45秒で走ってみる。
それが延長していくと、
これまで100kmしか走ったことがなかったので260km走ってみた、となり、
1キロ4分15秒だったのが3分50秒で走ってみた、
とその数字が変わっていきます(私の場合)。
ただ、原理は同じです。
まるで股関節の可動域を少しずつ拡げて、柔らかくしていくように、
自分の「できる範囲」を押し広げていくわけです。
ちなみに具体的には、まず「心肺機能」を高める練習(追い込みながら心拍数を上げる)と、
「脚」を鍛える練習(できるだけ多く走って脚筋を強化する)の両軸をバランスよく回していくことが求められます。
そこに仕事のスケジュールも重なってくるわけですから、なかなか一筋縄ではいきません。
■2. スケジューリングという難題
ここで問題になってくるのが、スケジューリングです。
最近のランニングは本当に科学的になっていて、ウェアラブルデバイスのGARMINなどは、
アルゴリズムによって「今あなたの体は成長中か、それとも疲弊しているか」を判定してくれます。
便利な反面、少し練習を休むと負荷が弱まり、元の水準に戻ってしまうという現実も見えてきます。
数日休むとすぐに「負荷不足」になり、
脚が弱くなってしまう…
使わない機能は衰える。
それはランニングに限らず、あらゆることに共通する真理です。
私の場合、目標は「サブスリー(フルマラソン3時間切り)」。
そのためには、常に一定の負荷をかけ続けていく必要があります。
しかし平日は研修や仕事で追われることも多く、
「この日曜日に30キロ走らないと、今週の刺激が足りなくなる」というタイミングが訪れることがあります。
そんなとき、「少し無理してでも走る」という選択が浮かび上がります。
■3. 「あの選択は正しかったのか」は、自分で試すしかない
先日、まさにそういう場面がありました。
喉が少し痛い状態だったのですが、
「今日を逃すと来週の練習計画が崩れる」という状況でした。
そこで思い出したのが、「ネックルール」というランニング界の経験則です。
いわく、
「首より上の症状(鼻水・軽い喉のイガイガなど)だけなら練習してもよい。
お腹の不調や全身のだるさがあれば休むべき」
というものです。
そして私は、これを都合よく解釈して、30キロ走を決行しました。
「ネックルールだ!30キロはしる!」と。
…結果はどうだったかというと、
翌日から声が出なくなりました(苦笑)
体調が急激に悪化し、仕事にも支障が出るという、
まさに「やらかした」状態になりました。完全にアウトです(汗)
ちなみに、余談ですが、これは「オープン・ウィンドウ」と呼ばれる現象です。
体を酷使すると免疫機能が一時的に低下し、
風邪をひきやすくなったり、症状が悪化しやすくなったりするというものです。
結局、その後しばらく練習を休まざるを得なくなり、逆にコンディションはガクンと落ちてしまいました。
一つひとつの判断が、次の週の練習に、そして体の状態に直結している。
改めてそのことを、身をもって学んだ経験でした。
■4. 練習メニューの設計も工夫が必要
さらに難しいのが、練習メニューの中身です。
短い距離を速いペースで走る「インターバル走」を優先するのか、
それとも長い距離をゆっくり積み上げる「ロング走」を重視するのか。
どちらが今の自分に必要なのかを見極め、
論理的に計画を立てていかないと、走力はなかなか伸びません。
なんでもかんでも走りまくると、体の回復が追いつかず、
故障したり体調を崩したりします。
実際、30キロ走のダメージを取り戻そうと連日走り続けたところ、
GARMINに「アンプロダクティブ(非生産的)」というアラートが出てしまいました。
つまり、「疲労が抜けていないため、今の練習は成長につながっていません」というサインです。
練習しているのに、伸びていないと言われるのもなんだか悲しいものです。
■まとめと感想
改めて思うのは、「成長とはがむしゃらにやることではない」、ということです。
体のこと、仕事のこと、家庭のこと、勉強のこと。
複数のプロジェクトを同時に抱えながら生きているのが、大人の日常です。
その中で、どうランニングを組み込んでいくか。
朝走るのか、ランチタイムに走るのか、夜走るのか。
自分の1週間のバイオリズムと向き合いながら、
最適な「練習の場所」を見つけていく。
それは、「大人ならではの戦略」が必要な営みだな、とつくづく感じます。
これから7月、8月、9月と夏場の練習が続きますが、
冬以降のシーズンの結果はこの時期に決まると言っても過言ではありません。
焦らず、でも確実に、練習方法を学びながら、
自分を少しずつレベルアップさせていきたい、
そんなことを思っている次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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【編集後記】
◯今月のランニング:208m
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