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令和8年4月23日(第4441号)
91歳の現役美容家が教えてくれた「40代はまだ若造」という解放感
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2136字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、午前中に1件の組織開発のコンサルティング案件。
また、午後は2件のアポイント。
ならびに夜は、とある勉強会への参加でした。(詳しくは本文にて)
*
さて、本日のお話です。
935年生まれ。91歳にて、現役の美容家。
元コーセーの取締役として、戦争での疎開も経験されながら、時代の荒波を力強く乗り越え、今もなお会社を経営し、ものすごい熱量で動かれている小林照子さん。昨晩、その小林照子先生との「対話型の学び」に参加してきました。
大変豊かな時間であり、「対面で対話をすること」の力を、参加者目線で深く感じる機会にもなりました。
ということで、今日はそのお話を書いてみたいと思います。
■「人生はクレッシェンドだ」は本当か
私のかつての職場の『7つの習慣』の著者であるコヴィー博士は、「人生はクレッシェンドだ」と言っていました。
「最後まで右肩上がりの人生でいこうぜ!」と言う話ですね。しかし、実感値で言えば、最近読んだアイデンティティの本でも、実際にそういう人生が送れるかというと、なかなか難しい側面もありそう。老いていく中で、必ずしも「クレッシェンド」とはいかず、「デクレッシェンドに意味を見出す」ほうが現実的な感じもするのが本音。
「美しく老いること」。それを地で行っている小林照子先生の考えや生き様から学べることは多そうだ、と思い「小林照子先生とともに、人生を考える」というようなテーマの対話型の勉強会に、1か月に1度ほど参加をしています。そして、期待通り、多くのことを感じる時間になっています。
■「私なんて」と思うことはありますか?
テーマが「人生」についてなので、内的な問いが中心になります。
先日の問いも、たとえば、こうした哲学的なものでした。
「私なんて」と思うことはありますか?
参加者の皆さんは、それぞれ様々なバックグラウンドをお持ちですが、こうした問いが出ると、「人の繊細な部分」が見え隠れするのが、実に興味深いところです。
私自身の話で言えば、「自信をなくした時」「不安になった時」では、今もなお、顔を覗かせることがあります。「強みの本を出す」といいつつ、初稿を書き終えた後に、一旦リセットして書き直す状態になっている今、「果たして、自分のこの行為に価値はあるのだろうかの?」と不安になったり。
あるいは仕事でも「結局、誰かの焼き増しになっているのではないか」という己のオリジナリティのなさに辟易したり。
はたまた「ビジネスパーソンとして、必要な計画性を著しく欠いているのでは」という、己の欠点に目が行ってしまったり。
やや気持ちがナイーブになるような、そんな瞬間を体験します。
■「問いの反転」と「他者の視点」が認知を動かす
しかしながら、その問いと対話に続く「問いの反転」(=そんな「私だからこそ」と思えるものはなにか?)となると、少し雰囲気が変わります。
(1)問いによる強制的な視点変更
まず、問いによって、強制的に自分の中で視点の変更にチャレンジする形になり、(もちろんガラリと見え方が変わるわけではないにせよ)認知の変容を促すことも、じわりと体感します。
(2)他者の視点が、認知を動かす
そして何より「新たな視点」があると、この認知の変容をさらに促します。たとえば、91歳になられる小林照子先生が「70歳になれば、大体吹っ切れるものよ」と加えてコメントされると「まだまだ、40代は若造なんだな」と自然と思えるのが不思議です。
同時に、91歳で学ばれ続けている背中を見ると、「歳を重ねたから学生とは違う。何かを社会に還元しないと…」と焦りがちな自分にも、ハッとさせられるのです。
(3)「気づき」と「腹落ち」につながる
そうした時間を過ごすと「自分は、まだまだ若造で学び中だから仕方ない。知ったふりをする必要もない」と、開き直る気持ちにもなれました。
ご縁から、教員というお仕事もさせていただいていますが、「たかだか40代なのだから、生涯、学生のように学ぶ姿勢を持っていていいんだ」と思えたこと、「もう1つ2つの学びの専門性を確立するくらいの気持ちでいいんだ」と思えたことが、自分にとっては、とても豊かな気づきになったのでした。
■対面のインパクトはすごい
そして、久しぶりに「対話のためだけに、対面で集まるワーク」に参加して改めて感じたのが、「対面の場の力」です。
今はオンラインで何でもできます。場所代もかからず、どこからでもアクセスでき、効率面では圧倒的にオンラインが便利です。
しかし、「その場に集中させてくれる環境」があると、私のように思考が拡散しがちな人間にとっては、「自分と向き合うブートキャンプ」のような時間になりました。モヤモヤとしていたことが言葉にでき、大変気づきの多い時間となりました。
(もちろん、オンラインでも「集中できる設計」にできれば効果は発揮できると思いますが、対面だとそれらを統一しやすいのでは、と感じます)
ノートとペンを持って、頭に浮かんだことをマインドマップなども駆使しながらガンガン書いていく。「PCを前にして、ZOOMを見ながら話を聞いて、Notionにまとめる」とは全く異なる感覚で、リアルな場の魅力を改めて実感したのでした。
■まとめ:「まだまだ若造」という解放感
自分も普段は場を設計する側ですが、逆の立場になること、また様々な人と触れていくことが、やはり自分の視点を拡げてくれるのだな、そんなことを感じています。
「70歳で吹っ切れる」「生涯、学生のように学んでいい」。そう思えたからこそ、今年はもう少し肩の力を抜きながら、世界を拡げ、次のチャレンジを続けていきたいと思っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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【編集後記】
◯今月のランニング:200km
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