配信日時 2025/12/19 09:47

アドラー心理学とポジティブ心理学の共通点をまとめてみた【カレッジサプリ】

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令和7年12月19日(第4316号)


アドラー心理学とポジティブ心理学の共通点をまとめてみた


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2011文字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
その他10kmのランニングでした。

フルマラソンから5日経ち、
少しずつ脚の筋肉も回復してきました。
来週からハードに追い込みを再開したいと思います。



さて、本日のお話です。



私事ですが、昨日は、43歳の誕生日でした。(自分でパチパチパチ笑)
夜まで予定ありだったので、特にお祝いなどの余白もありませんでしたが、
今年も良い1年にしたいなと思った次第です。

出版予定の書籍の完成も含めて、お役に立てるよう、頑張ります!



さて、本日のお話です。

先日、「日本ポジティブサイコロジー医学会」の学会に参加した際に、ポジティブ心理学にまつわる本をいくつか購入し、最近読み耽っております。

さて、ポジティブ心理学は、正直なところ、好き嫌いが分かれる学問であるとも思います。(ちょっと暑苦しいとか笑。)
しかしながら、経営における文脈でも「ポジティブ心理学」の考え方は注目されていますし、人が幸福に生きる上で科学的な裏付けも実証されている重要な学問領域だと感じます。

今日はこのポジティブ心理学にまつわるお話から、皆さんに思うところをお伝えしてみたいと思います。テーマは「ポジティブ心理学とアドラー心理学の共通点」です。

ややマニアックなお話ですが、よろしければお付き合いくださいませ。

それでは、どうぞ!



■注目される「ポジティブ心理学」

ポジティブ心理学は、経営の領域でも重視され始めています。

たとえば、『ハーバード・ビジネス・レビュー(HBR)』に、世界標準の経営理論の著者である入山章栄先生による「ポジティブ心理学の理論」の記事が掲載されており、その中で、組織成長におけるこの学問の重要性が書かれています。

※参考記事:ポジティブ心理学がこれからの組織成長に不可欠な理由 ーハーバード・ビジネス・レビュー11月号
 https://note.com/courage_sapuri/n/n2f83aff6bc95

また、ポジティブ組織研究・ポジティブ組織行動という領域も研究が進んでおり、経営学の応用が進み始めています。

ポジティブ心理学は、「心を庭」に例えると、「雑草(問題)を除去すること」のみに集中するのではなく、「どんな花(望む未来)を咲かせたいか」に意識を向ける学問とも言われます。

もちろん、どちらも大事なのですが、雑草を取り除くだけでは、花は咲かないよね、とも言えます。問題の改善だけではなく、我々はどんな花を咲かせていきたいのか、こうした問いは個人でも組織でも、重要な問いのようにも思います。



■「アドラー心理学」をふと思い出す

そんなポジティブ心理学を見る中で、「アドラー心理学」のことを思い出しました。アドラー心理学はベストセラー『嫌われる勇気』などで有名になった考え方です。

アドラー(1870–1937)によって提唱された「アドラー心理学」は、20世紀前半に成立した「個人心理学(Individual Psychology)」です。

ポジティブ心理学のようなエビデンスベースの科学的なアプローチではなく、臨床的・実践を中心に哲学として考えられたものですが、そのキーワードは以下のようなものです。


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<アドラー心理学のキーワード>

・目的論:人の行動は過去の原因ではなく、「これからどう生きたいか」という目的によって選ばれていると考える立場。
・勇気:困難や不完全さを引き受けながら、それでも一歩踏み出す心の態度。
・共同体感覚:自分は社会の一員であり、他者とつながり支え合って生きているという感覚。
・自己受容:できる自分もできない自分も含めて、ありのままの自分を引き受けること。
・貢献:他者や社会の役に立っていると実感できることが,人の幸福感の基盤になるという考え方。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こうしたものを見ていくと、「ポジティブ心理学の花(望む未来)」の考え方と、「アドラー心理学の目的論」にも共通点があるような気もするな…と思えてきます。



■「アドラー心理学」と「ポジティブ心理学」の共通点を考えてみた

アドラー心理学は、まだ心理学が「心の病気を治すこと」ばかりに集中していた時代に、「どうすれば人は幸せに生きられるか」を説いた、今思えば相当に先駆的な理論だったと言えます。整理してみると、こんな感じかと。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<アドラー心理学>
・20世紀初頭(1910年代〜)
・臨床・哲学的。カウンセリングや教育の現場から生まれた。
・劣等感の克服、勇気づけ、共同体感覚。

<ポジティブ心理学>
・20世紀末(1998年〜)
・科学・統計学的。実験やデータに基づき「普通の人」がより幸せになる方法を研究。
・幸福、強み、感謝、レジリエンス、フロー。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

上記から、やや強引かもしれませんが解釈をすると、こんな風に捉えられるかもしれません。(あくまでも個人的な解釈です)。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「アドラー心理学の哲学的なエッセンスを、
現代の科学的な手法で裏付け・発展させたものの一つが
ポジティブ心理学である」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・・・と。

アドラー心理学は20世紀前半に成立した「個人心理学」。
ポジティブ心理学は1990年代後半以降に成立した「科学的プログラム」。

生まれた時代や道具は違えど、見つめている地平は同じだと感じます。

その中核にあるメッセージは、「人は変われる」「人は意味や目的をもって生きる存在である」「人は社会の中で成長する存在である」という人の可能性に目を向ける学問のように思えます。



■まとめ

…と、はたと思い浮かんだことを言葉にして残しておきたく、書きしたためてみた次第です。

時代を超えて、同じようなことは以前から語られており、それを現代のアプローチで再検証しているような、そんな繋がりを感じて面白いなあ、と思った次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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https://note.com/courage_sapuri/n/n991f4216917f?app_launch=false
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 【編集後記】
◯今月のランニング:140km

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