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令和7年11月22日(第4289号)
「強みのフィードバック」をされたときのリアクションのTOP3を考察してみました
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2254字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
強み本の出版に向けて、少しずつ内容の精査を続けています。どこまで追求すべきか迷う瞬間もありますが、手に取ってくださった方が“自分の強みを見つけ、認め、そして生かせる”そんな一冊になるように、できる限り頑張ろうと思います⋯!
さて、その中で改めて感じるのが、「自分の強みに対して他者からフィードバックをもらう」という行為が、実はこれまでの強み関連の本でもあまり扱われてこなかった、重要なテーマだということです。
この「強みのフィードバック探索」を行う中で、割と共通したパターンがあルナ、と思いました。今日はそのあたりを少しまとめてみたいと思います。それでは、どうぞ!
■「強みのフィードバック探索」がなぜ必要なのか?
ストレングス研究者のダグ・マッキー氏曰く、「強みを正確に理解するためには、自己評価と他者評価を組み合わせて見ることが欠かせない」とのこと。
これは確かにそのとおり。自己認識の上で、自分から見た自分像(内面的自己認識)はその一部でしかありません。他者から見た自分像(外面的自己認識)を揃えて、初めて自己認識は完了します。
自分の強みを“内側からの感覚”で捉えるのは、「やっていて気持ちいい」「自然とエネルギーが湧く」など、身体感覚に近い観点から見ることができます。
一方、他者から見た強みには「実際のパフォーマンスにつながっているか」「周囲に良い影響を生んでいるか」といった視点が加わります。
強みは“自分で名乗るもの”でもありますが、“他者から評価されて初めて強みになる”という側面もあります。まとめると、こうなります。
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・「エネルギーが湧く」=自分の評価
・「パフォーマンスにつながる」=自分+他者の評価
・「よく使っているか」=自分+他者の評価
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このように両側の視線が交わることで、強みの輪郭がより立体的に見えてきます。
■なぜ20名もフィードバックが必要なのか?
また、強みのフィードバック(リフレクテッド・ベストセルフ)という「自分が輝いていた瞬間」を他者に尋ねるというワークでは、「20名に強みを聞く」というのことが基本ルールになっています。
これ、めちゃくちゃ多いのですが、なぜこんなに多いかというと、「他者の視点にも偏りがあるから」です。
他者は他者で、その人の基準で「この人の強み」を見るわけです。
その人が、「自分もそういうところがほしいな」という憧れのようなバイアスだったり、「その人の周囲の人に比べてすごいと思うところ」というその人基準の周囲の人との比較があったり。職場なのか、家庭なのか、プライベートの友人関係なのかによっても変わります。
たとえば、私(紀藤)の場合だと、プライベートの友達からは「よく学ぶよね」と「『向学心』がキトウの強みだ」とよく言われます。プライベートの仲間の中では、自分は”学ぶほう”なのでしょう。
しかし、大学院の仲間に聞くと、「よく学ぶ」なんて強みは、出てきません。なぜなら、もっと学んでいる人はいくらでもいるからです。その代わりに「『雰囲気づくり』がキトウの強みだ」というように、弱みを認めたり、人に頼ったりできることが強みだそうです。
自分の強みを正確に知るには、より多くの人に聞く必要があります。
■「強みのフィードバック」で感じることトップ3
ここからは、実際にフィードバックをもらったときに多くの人が抱く感情を、上位から紹介していきます。
【第1位】照れくさいけれど、やっぱり嬉しい
大人になると、自分の“良いところ”を言語化してもらう機会はほとんどありません。
「そんなふうに見てくれていたんだ」と知るだけで、信頼が深まり、自己肯定感がじんわり上がっていきます。
強みに関するフィードバックは、基本的にプラスしかありません。
【第2位】意外な強みを言われると、嬉しい
自分では意識していない特性、むしろ逆だと思っていた部分を指摘されると、驚きと嬉しさが湧き上がることがあります。
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・普段は穏やかな人が「いざというとき頼りになる」と言われる
・不安を抱えながら意思決定していた人が「決断力がありますね」と言われる
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また、自分がこだわって頑張っているところほど認めてもらえると嬉しいものです。こうした言葉は、自分の中に眠っていた“新しい物語”を見せてくれるような感覚があります。
ただし、自然にできることの方がパフォーマンスに結びつきやすい場合も多いので「当たり前じゃん」と思う強みもしっかりと受け入れる事が大事です。
【第3位】“当たり前すぎて”受け取りづらい
自己肯定感が低い方や謙虚な方に多いのが、「いや、そんなの普通じゃん」という反応です。
自分では“当たり前にできること”だからこそ、特別なものに感じられません。ですが、周りから見ればその“当たり前”が、相対的にとても価値のある行動だったりします。
(時に、励ましとしてポジティブな点を探して伝えられることもあります。それでも、それは“伸ばしどころ”として大切なヒントになります。)
あるいは、褒められたポイントが、自分にとって“ありがたい特性”ではない場合もあります。例えば「共感力がありますね」と言われても、本人がその性質に振り回されて疲れているときには、むしろガッカリすることもあります。強みは、時に“扱いづらいギフト”でもあり、人によって受け取り方が異なるのが面白いところです。
ということで、自分のことを知るには、色んな角度からの視点が必要だよね、というお話でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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【編集後記】
◯今月のランニング:188km
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