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令和7年10月18日(第4234号)
ベンチャーを辞めて地方移住をした友人と、幸せについて本気出して考えてみた
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2564字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は朝から12kmのランニング。
また、2件のアポイントと、夜は勉強仲間とのお食事会でした。
*
さて、本日のお話です。
個人的なお話ですが先日、10年来の友人の家に遊びに行きました。
場所は長野です。
今流行りの「地方移住」というヤツですね。
自治体も支援をしており、家族で引っ越すと、引っ越しに関わる費用を負担してくれたり、家族1名あたり100万円もらえる、とか支援制度もあるようですね。
今日はそんな地方移住先の友人宅で、薪ストーブを囲みながら「幸せ(な働き方)」を語り合うという、真剣40代アラフォーしゃばり場的な内容からの気付きを、共有させていただければと思います。
それでは、どうぞ。
■ベンチャーで働きながら地方移住した友人
彼は、ある成長著しいベンチャー企業の創業期に参画し、今では多くの人が知る人材系のメガベンチャーへと育った会社に所属していました。
そこで、事業のプレイヤーからマネジメント、新入社員の育成まで幅広く携わってきたそう。入社後からの彼の成長は著しいものがあり、私も尊敬のまなざしで見ていました。
そんな彼は都内に住んでいましたが、1年ほど前あるタイミングで長野の中古物件を安く手に入れまして、そこに家族4人で引っ越しました。
農地付き。相当広い敷地です。農地法により農地のある物件の中に新築を建てることはできないけれども、既にある中古物件をリノベーションして使うことは可能とのこと。そうした物件が、実は地方には多く眠っているそうです。(「空き家バンク」などで探せます)
彼はその物件を自分の手でリノベーションし、素晴らしい住居を作り上げたとのことで、それを見に家族で泊まりに行きました。
薪ストーブに、和式の古くからある部屋。欄間や木彫りの襖の美しさと、完全にリノベーションされた機能的な洋間が相まって、なんとも素敵な空間でした。「いいなぁ、自分もこんな家に住みたいなぁ」と心から思いました。
■薪ストーブを囲んで「幸せ」について考えてみた
そして、彼は先日、そのメガべンチャーを退職し、これから新しい歩みを進めるとのこと。
そんな彼と、薪ストーブを囲みながら「どう、こっちの生活はハッピーかい?」と、”幸せについて本気出して考えてみた”(byポルノグラフティ)よろしく語っていました。
すると彼は、次は、また新たなベンチャーに転職するとのこと。そこでふと聞いてみました。
「ベンチャーでハードワークに疲れて、長野に来たんじゃないの?またベンチャーだと、なかなかハードとも思うけど、どうしてそこを選んだの?」
というような問い。それに対する彼の答えが、次のようなものでした。
「自分も一時期は、完全に田舎暮らししようと思ったんですけど、まだ早いかなと思って。
前の会社で働いていたときは、とにかく勢いがあって、仲間と戦っているような興奮があって、それはそれで楽しかったんですよね。いわゆるドーパミンとかアドレナリンが出ているみたいな。
こっちにきてしばらくしてみると、これまでできなかった自然との触れ合いでリラックスできる環境が整って、それは素晴らしく落ち着くのですが、
それだけじゃなくて「ドーパミン的な働き方」ももうちょっと一緒に楽しみたいなと思って」
とのことでした。つまり、
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ベンチャーでガッツリ働くことでドーパミンやアドレナリン(興奮・爆発するような喜び)を味わいながら、
地方で家族と地域の人と農業をしながらゆっくり過ごすことでセロトニンやオキシトシン(リラックス、愛情)などを感じるような両立をしていく
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――そんな生活が彼的な「幸せな働き方」であるという話でした。
▽▽▽
ちなみに先日、大学院の仲間と食事をする機会がありました。その方もスタートアップでバリバリ働いていたところから独立された方です。
「スタートアップの時はアドレナリンだけで働いていた。でも今は山に登ったり、猫を可愛がったりして、ドーパミンだけでなく、セロトニンやオキシトシンといった“別の幸福物質”も感じながら働けているんですよね」
彼女が話していたことも、まったく同じでした。
■「3つの幸福ホルモン」という考え方
ちなみに、先述の2人の話は、樺沢紫苑さんの『3つの幸福』という本で語られる「幸せに関わる脳内ホルモン=ドーパミン型・セロトニン型・オキシトシン型」というものと同じことをいっています。
「3つの幸福」に関わる特徴は、こういうものです。
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●「セロトニン的幸福」:心と体の健康
(爽やか、安らかな、穏やかな幸福感)
●「オキシトシン的幸福」:つながり・愛
(人とのつながりから愛に包まれた幸福感)
●「ドーパミン的幸福」:お金・成功
(ドキドキするような高揚を伴う幸福感)
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樺沢紫苑『精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法』
ドーパミンやアドレナリンは非常に興奮をもたらしますが、それだけで生きていくと、なかなか長持ちしないことがあります。組織行動の用語で言えば、「バーンアウト(燃え尽き症候群)」にもつながりうるものです。
自分の心や感情にケアをせず、常にスプリント走のように走り続けていると、ある時に突然ぱったりと動けなくなってしまう。
ランニングも同じで、常に全力疾走を続けることはできません。そんなペースで走っている選手は、大体20キロあたりで突然動けなくなってしまうものです。
やはり、フルマラソンのように、時にはガッとインターバル走をし、時にはリカバリー走で体を癒し、淡々と刻むイージー走を混ぜながら――長く走り続ける。それがキャリアであり、人生なのかな、とも思いました。
■まとめ:幸せな働き方はバランスが大事
私自身の話をすると、やはり「企業研修前」などは、ワクワクと緊張と不安が入り混じるような気持ちに毎回なります。でも、そういう刺激があるからこそ、終わったときの気持ちよさを感じたりします。
同時に、ランニングや家族との交流があるから、自分の土台としてのエネルギーが蓄えられるとも感じているので、こうしたバランスを自分にとっての最適値に調整していくことが、幸せに働く上で、個人ができる工夫なのではなかろうか⋯そんな事も思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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【編集後記】
◯今月のランニング:131km
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