配信日時 2025/09/13 22:35

「場の力を使って、能力を引き出す」という練習法【カレッジサプリ】

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令和7年9月13日(第4218号)


「場の力を使って、能力を引き出す」という練習法


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話  2334字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日の金曜日は、某社における
e-ラーニング教材での「強みの育て方・活かし方」の動画撮影でした。

グリーンバックに、カメラマンの方も含めて、
合計3時間喋り倒しましたが、皆さんに届くものになるか心配ではあります。

…が、きっと編集でうまくやってくれるでしょう!
少しでも、強みに関しての理解を広げる機会を提供できればと思った1日でした。
その他、12kmのランニングでした。



さて、本日のお話です。

本日土曜日(さきほど)、
初めて「10キロレース」というものに参戦してきました。

「豊洲ナイトラン」なるもので、コースは新豊洲駅のそばからスタートし、レインボーブリッジを望むフラットなエリアを5キロ走、10キロ走、20キロ走、30キロ走と行うものです。

今日はそんなランニング大会に参加して気づいたことを綴ってみたいと思います。

それでは、どうぞ!


■ランニングの練習は、ぶっちゃけしんどい

今年、フルマラソンの自己ベスト更新を目指す中で、王道の練習があります。それが「LT走(乳酸閾値走)」なるものです。心拍数が最大心拍数の85~90%くらいで20~40分くらい一定で走る練習です。これが、けっこうキツいのです(汗)

1人で息を上げ続けるような練習をすると、弱い自分が顔を出します。
そして、その都度、歩いてしまったりすると、それが癖になってしまいそうで「負けグセ」がつく可能性があります。マラソンは半分メンタルのスポーツ。だからこそ、そういう悪いリズムができてしまうことに躊躇しつつ、なかなかハードな練習に踏み切れない自分がいました。

そんなことを思っている中、先週の夕方、豊洲の湾岸沿いの遊歩道をガンガン走っている人たちがいました。そこで、冒頭の「あ、ここでランニングのミニレースが毎週のように行われているんだ」と知りました。

“場の力”というのは本当にすごいものです。自分1人では頑張れなくても、周りのみんなが頑張っていると、「もうちょっと頑張ってみよう!」という気持ちになってくる。

これは「忍耐力」を高めるための研究でも、示唆されています。
「人は、頑張っている人を見ると、粘り強くなる」。こうした論文もあるくらいです。

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※参考:あなたがいたから、諦めなかった。ー仲間の存在が忍耐力を高めるという研究ー
https://note.com/courage_sapuri/n/n49d7ff1748f7
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大学院で「アカデミック・プラクティショナー(理論的実践家)」として学び、理論を現場に落とし込むことの大事さを学んだ身です。

ジャンルは違えど、「理論を現場に落とし込む」のは重要だよな…なんて思いながら、申し込んで、出場することにしました。



■スタート位置は、エネルギーが満ちている

レース直前の自分は「できるだけ走りたくない、しんどいのイヤ…」と思っていました。

…しかし、です。スタート地点に並んで、周囲のランナーを見ます。100人くらいの小規模な大会ですが、皆が太ももを叩いたり、集中した表情をしているのを見ると、なんだか「よし、頑張ってやってみるか…!」という気持ちになるのが不思議です。

そしてレースがスタートします。

目標は、10キロを4分15秒ペースで走り切ること。
これは、サブスリー(フルマラソン3時間切り)を狙うペースです。

走り出してみると、思った以上に風が強い。
片側は向かい風、もう一方は追い風というコンディションで、走りやすいとはいえません。

最初の2キロは4分5〜6秒で行けたのですが、3キロ目から向かい風になると、途端にペースを保つのが難しくなり、4分12秒に落ちてしまいました。

心拍数も上がり、しんどさを感じ始めます。ペースが落ちる。
練習のはずなのに、「やめる理由」ばかりが頭に浮かんでくる。
「ここでやめちゃうか…」というレースなのに一瞬思い浮かびます。
しかし、そんなことをしたら自分が大嫌いになります。

だから、その選択肢を打ち消すように「自分はできる、自分はできる」という言葉を連打しまくります。そして、弱い意志が入るスペースを埋めようとします。たった10kmのレースなのになんて弱いんだ、と呆れそうになりながらも脚は動く。それは、まさに場の力です。

はあはあと息をしつつ、うっすらと目を細めてリズムだけに集中して、ひたすら走る走る。そして、1周、2周、3周、4周――あっという間にゴール。たった10キロ。40分ちょっと。それなのに、ものすごく長く感じるような、そんな初めての「10キロレース」でした。

結果は42分34秒。平均1kmあたり、4分16秒。

目標にはわずかに届かなかったものの、最後まで走りきれたことで、1つ自信を得ることができました。まだまだ伸ばすことができそうですし、今の段階でこれくらいできるということは、1km4分5秒で10kmを走ることも、練習を積み重ねれば、決してムリではないと感じました。



■まとめ:「場の力」で力が引き出される

「なんだかんだ言って、追い込んでる自分が好きなんでしょ?」

毎度のこと「今日はもう走りたくないー」とブーブー言いながらも、着替えてランニングに出る私に、妻がそんな声をかけました。

そのとき思ったのが「追い込んでる自分が好きなわけではないけれど、自分に負け続けたら自分のことが嫌いになりそう」というのが答えでした。

ランニングのたびに、「心の弱さ」を痛感する日々が続いています。
20キロ走ると決めたのに15キロでやめてしまったり、10キロ走ろうと決めても途中で歩いてしまったり。3勝2敗くらいで勝ち越せていればまだしも、最近は、自分で決めた目標に達成できる自信が、少しずつ揺らいできているのを感じます。

しかし、今回改めて「場の力は、自分の秘めたる力を引き出してくれる」ことを感じましたし、その結果、勝率は上がることを改めて感じました。そんな意味で、こうしたレースを活用しながら、自分の走力を少しずつ高めていくのは、とても有効だと気づきました。

これは、大学院の学びでも、ランニング仲間でも、ピアノの発表会でも、全く同じだな、と思います。場の力が、やっぱり大事なのですね。

自分1人の意志力だけで乗り切ろうとしない。
頑張っている仲間の存在をそばに置くことで、自分を奮い立たせる。

――そんなことを改めて感じさせられた、とても良い経験になりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 ※本日のメルマガは「note」にも、図表付きでより詳しく掲載しています。よろしければぜひご覧ください。
https://note.com/courage_sapuri/n/n66ab02e6e974

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 【編集後記】
◯今月のランニング:130km

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