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令和7年9月11日(第4217号)
ランニングと肌の若返り研究から気付いたこと
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2343字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、終日オンラインのリーダーシップ研修でした。
またその後は1件の打ち合わせ。
その後、13kmのランニングでした。
今週は忙しいですが、粘りどころです。
*
さて、本日のお話です。
先日の日本経済新聞で、興味深い記事がありました。以下の記事です。
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筋トレに肌の若返り効果? 「真皮の厚み」が増加することが明らかに - 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD271BS0X20C25A8000000/
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この記事のタイトルは「筋トレが肌の若返り効果に影響がある」というものでしたが、その中で「有酸素運動が紫外線や加齢による肌のごわつきを抑える」という研究が既にあることも紹介されていました。
有酸素運動によって角質層が薄くなり、シワやたるみが軽減される——そんなメカニズムが語られていました。
この記事を読みながら、私自身がこれまで感じていた疑問や体験と、不思議なほど合点がいったことがありました。今日はそのお話をゆるっと綴ってみたいと思います。
それではどうぞ!
■肌トラブルとの格闘の日々
個人的な話で恐縮ですが、私は生まれつきアレルギー体質です。アレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎と、幼少期からずっと悩まされてきました。今でこそ喘息は落ち着き、鼻炎やアトピーもある程度コントロールできています。
しかし10年ほど前は、人生の中で症状が最もひどかった時期でした。全身が炎症で肌がボロボロになり、痒みで夜も眠れない日々が続きました。
そのとき私は、すがるように様々な治療に手を出しました。瀉血療法(体中に針を刺して血を抜く療法(!))に通ったこともあります。AIに聞いたら「科学的根拠はなく衛生的にも危険」と言われ、今となっては……です(苦笑)。
他にも、漢方専門家のもとで毎日ニンジンジュースを飲んでみたり、練馬にある噂の皮膚科に行き「とにかく汗を流せ!肉だけ食え!」と言われ、その通りにしてみたり。結果的に効果はよくわかりませんでしたが、必死さゆえに何でも試していました。
■「汗をかくと肌にいい」は本当か?
そんな中で、唯一効果らしきものを感じたものがありました。それは「とにかく汗を流せ」と言われて始めた「ランニング」です。それと、ファスティングです。特に”小麦粉”をなくすと炎症が収まっていきました。
走り始めてから、次第に症状が寛解していき、その先生「汗は天然のバリア。代謝が良くなれば血行も良くなり、肌が潤うんだ」と言っていましたが、なんだかそれだけでもないような気もして、正直、半信半疑でした。
しかし、ランニングを継続すると症状は落ち着き、やめると再び肌がパサつき、炎症が出る。ここに”クッキーなどの小麦粉を取らない”を重ねると、かなりその効果は確信めいたものになっていました。
「運動は体にいい」「小麦を減らすのも体にいい」(少なくとも自分は)ということは感覚的に分かっていても、その理由が分からない。そんなモヤッとした気持ちもあったのでした。
…ところがこの1ヶ月、ランニングを本格的に強化してきた中で、はっきりと確信したことがありました。それが、
ランニングを毎日続けると、肌の水分量が間違いなく増える、ということです。特に太ももやふくらはぎのあたりは、水分や油分をしっかり含んでいるように見えます。「これは明らかに違う」と思っていた矢先、日経の記事で研究者の説明を読み、ようやく理屈と体感が結びついたのでした。
■有酸素運動が肌を若返らせる研究
記事に紹介されていた内容を、以下引用させていただきます。
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すでに先行研究で「有酸素運動によって肌が改善される」ことが確認されている。
例えば、加齢によるターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)の遅れや紫外線による「光老化」によって、皮膚の一番外側にある角質層が分厚く硬くなり、肌がごわつくようになることが知られている(角質肥厚と呼ぶ)。
角質層が分厚くなると、深いシワが刻まれ、たるみが目立つようになる。 運動習慣のある人と活動的でない人の角質層の違いを、若い層(20〜39歳)、中年層(40〜64歳)、高齢者層(65〜86歳)の年代で調べたカナダの研究がある。
「研究の結果、いずれの年代でも、運動習慣のある人のほうが角質層の厚みが少ないことが分かりました[注1]。さらにこの研究では、65〜86歳の高齢者に30〜45分の自転車こぎを週2回、3カ月間実施する介入研究により、角質層の厚みが減少することも確認されました」(藤田氏)
[注1]Aging Cell. 2015 Apr 22;14(4):625–634.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なるほど、継続的な運動習慣は、シワやたるみの原因となる角質層の厚みを抑制し、さらに有酸素運動を行うことによって厚みが減少する効果がもたらされるのだ。
「研究者たちは、そのメカニズムについて詳しく調べるために動物実験を行い、筋肉から分泌されるIL-15というマイオカイン(生理活性物質)が血流を介して皮膚に到達し、細胞のエネルギー工場と言われるミトコンドリアの生成を促して代謝を改善しているのではないか、ということを明らかにしています」
筋トレに肌の若返り効果? 「真皮の厚み」が増加することが明らかに 2025年9月11日号
つまり、継続的な運動習慣は肌の角質肥厚を抑制し、有酸素運動によってシワやたるみを軽減する。まさに「運動は肌を若返らせる」という科学的な裏付けです。
■まとめ:感覚が科学で説明されると再現性が生まれる
これらの記事を見て、体感として「なんだか良い」と感じていたことが、科学によって裏付けられたと感じました。すると「感覚が確信に変わる」体験が訪れます。
理論が伴うことで「意図して続けよう」と思えるようになります。
そして、そこに再現性が宿るのだと思います。
感覚だけでは心もとないですし、理論だけでもやる気になりません。
両者が揃ったときに、行動は習慣となり、本当の効果を発揮するのだと、そんなことを改めて実感したのでした。
ということで、皆さんも、ぜひランニングやってみてください。
本当に、肌が驚くほど、変わります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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【編集後記】
◯今月のランニング:103km
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