配信日時 2025/05/22 09:16

けちょんけちょんなピアノレッスンから、「効果的なフィードバック」のために大切なことを考えた【カレッジサプリ】

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令和7年5月22日(第4104号)


けちょんけちょんなピアノレッスンから、「効果的なフィードバック」のために大切なことを考えた


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1756字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は、ストレングス・ファインダー研修の実施。
人事のご担当者のファシリテーションをサポートする立場でしたが、
素晴らしい空気づくりをはじめ、私自身たいへん勉強になる時間でした。
(Yさん、ありがとうございました!)



さて、本日のお話です。

昨日、仕事終わりに発表会以来、
初のピアノのレッスンに行ってきました。

約1ヶ月ぶりとなるレッスン。改めてその中で、けちょんけちょんに感じる耳の痛いフィードバックをいただいたのでした(多分、先生にとっては優しめ)。そして、若干の凹みとともに、背筋が伸びる想いを感じておりました。

私事ですが、最近、大学生をはじめ「フィードバックをする側」になる機会が多くなっています。そして、モノは違いますが、ピアノのレッスンを通じて「効果的なフィードバック」のために大切なことを気付かされています。

ということで、今日はそのお話について書いてみたいと思います。

それでは、どうぞ!



■フィードバックがないと、劣化していく

いきなり脱線ですが、毎日履く靴は、少しずつ汚れます。

最初の靴の白さは履くたびに失われていって、傷がついたり、かかとが削れたりして、だんだん劣化していく。しかし、毎日”ちょっとずつ”劣化するので、その劣化っぷりにあまり気づかない。こんなこと、しばしばあるな、と感じています。

「ピアノ」も、まさにその通りでした。発表会に向けて練習するときは、「録音をする」など、自分で確かめていました。

一応、発表会後も、メンテナンスとして練習をしていたつもりです。
しかし、なんとなく練習すると、実際に鳴っている音と、頭の中で鳴っている音がかけ離れていっていることに気が付きませんでした。

靴の汚れのように、練習するほど劣化しているのに、(音を)都合よく解釈していたことに気付かされました。その音のブレを、細かく指摘されて、ハっとさせられるのでした。

ピアノも、フィードバック(≒靴磨き)がないと、ダラダラした練習(≒汚れる)となり、汚れていく(≒音が雑になる)ことに、先生からのフィードバックで気付かされます。



■フィードバックをもらう相手は「視点が高い人」が良い

また、効果的なフィードバックは「自分よりも視点が高い人」からもらうことである、と感じます。

私の師事している先生は「絶対音感」を持っており(音大のピアノ科の人はだいたい持っているらしい)、自分の比較にはならないほどの「耳」を持っています。

よって、自分では気づかない音のズレ、ばらつきなどを「数段高い視点」から指摘されます。自分の耳では「え、どこが違うの?」というところも、先生の耳からすると「ぜんぜん違う」と聞こえるようです。

つまり、「自分では見えない高い視点からフィードバック」をされることで、自分の伸びしろが見える、ということです。

▽▽▽

ちなみに、大学の授業でもそうです。先日の大学のプロジェクト型の授業で、学生たちが発表するときに、教員の先生方や、運営経験がある人からフィードバックがされていました。その内容は、やはり深く、重みがあり、「高い視点から、見えていないところを突くフィードバック」であると感じました。

仲間からのフィードバックも、もちろん有効です。しかし、より高い場所から見たときに、「ストレッチするために、自分で気付けないところをフィードバックされる」というのは、よりいっそう、効果的であると感じるのでした。

そして、あらゆることに、同じことがいえるのでしょう。
学業でもピアノでも仕事でも、自分より高い視点を持つ人にフィードバックをもらうことが自分を育ててくれます。大事な要素です。



■「骨のあるフィードバック」ができる人になるために

私自身、大学の講師という立場で、あるいは企業の研修において、フィードバックをお伝えする機会が多くなっています。

そして、対象者が何人もいると、フィードバックができるタイミングは、一度きりだったりすることも多いです。

たとえば、ピアノの先生であれば、寝食を忘れて、その領域に時間を投資し、圧倒的な知識とスキルを獲得し、高い視点を獲得しました。だからこそ、一瞬聞いただけで、どういうフィードバックが必要かわかるようです。

そう考えると、その瞬間瞬間に「骨のあるフィードバック」をするためには、自分がフィードバックをするその領域において、時間と労力を投資し力量を高めることが必要なのでしょう。

最近「フィードバックをする機会」が増えてきた中で、「フィードバックをされる経験」から改めて効果的なフィードバックについて考えた次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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 【編集後記】
◯強み文献おかわり100本ノック:90本目
◯今月の健康&運動習慣:5月のランニング距離215km


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