配信日時 2024/11/29 12:30

読み手を引き込む8つのポイント『ビジネスライティングの科学』  ーハーバード・ビジネス・レビュー記事よりー【カレッジサプリ】

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令和6年11月29日(第3931号)


読み手を引き込む8つのポイント『ビジネスライティングの科学』
 ーハーバード・ビジネス・レビュー記事よりー


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2954字/読了時間4分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は、午前中が外部人事顧問として関わらせていただいている会社様のコーチング&コンサルティング、
午後は、外資系企業の人事部門の皆さまへの「生産性向上研修」の実施でした。
いつもながら前向きで、積極的な皆様で、関わらせてもらいながら、私自身も元気をいただいた時間でした。
(R社の皆さま、ありがとうございました!)

また夜は、これから月2回で、半年以上学ぶ「生成AI勉強会」の第一回目への参加でした。
ChatGPT以外にもこんなにあるんだ・・・とめちゃくちゃ勉強になる1日でした。



さて、本日のお話です。

ハーバード・ビジネス・レビュー2021年10月号に『読み手を引き込む8つのポイント ビジネスライティングの科学』というタイトルの記事が紹介されていました。

論文ではないのですが、「確かにそうだよなあ」と、自分が文章に引き込まれるときのポイントが明確にされた感覚がして、とても勉強になる良記事でした。

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ビジネスライティングの科学 読み手を引き込む8つのポイント
ビル・バーチャード | ["2021年10"]月号|
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
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本日はその記事からの学びを、皆様にご共有させていただければと思います。

それではどうぞ。



■良い文章を読むと「脳内物質」が流れる

本記事によると、人が優れた文章を目にしたとき、報酬回路としてのドーパミンが流れるそうです。脳のMRIを取ると、そうした優れた文章に触れたときに、”脳の報酬経路が発火する”そうです。

これはメールのような簡潔な文章でも、報告書の複雑な内容でも、良い文章には脳の神経を刺激する作用があるそうです。

▽▽▽

私事ですが、noteを日々書いていて、自分自身で「ノッているな」と思うときがあります。高揚する感覚を覚え、次へ次へと書き進めたくなります。

それは主に、「自分自身の体験」について書くときで、その体験が心の奥底から伝えたいと思うものであるほど、抽象的ですが「言葉に魂が宿る」ような感覚がします。
そして、そうして書かれた文章は、不思議とよく「スキ!」をしていただけるのです。たぶん、何かが違うのでしょう。

いつもの文章と何か違うのはわかる。
しかし、何が具体的に違うのか・・・?

このことはうまく言葉にできませんでした。



■読み手を引き込む8つのポイント
その中で、本記事ではライティング・コーチとされる著者が「読み手を引き込む8つのポイント」を紹介しており、これらの工夫を文章に盛り込むことで、文章に魔法のような効果をもたせることができる、と述べています。


1.Simple(シンプルである
文章を短くし、馴染みのある言葉を使うことで読者の理解を容易にします。複雑な文構造や受動態を避けると、誤解を防ぎ読みやすくなります。内容をシンプルにすることで、読者が集中しやすくなります。
 確かに、一文が長いよりも短く書かれたほうが、リズムもよく引き込まれる感覚がします。感覚で読み進められるのが大事なのですね。

2.Specific(具体的である)
抽象的な言葉ではなく、具体的な単語や表現を使うことが効果的です。具体性のある表現は脳を刺激し、読者に明確なイメージを与えます。視覚や運動野を活性化させることで、文章がより印象的になります。
 たとえば、「食べる」よりも「リンゴをかじる」のほうが、よりイメージが広がり、読み手の感情を揺さぶる感覚がしますね。

3.Surprising(意外性がある)
読者の予想を裏切る新奇性を加えると、文章が記憶に残りやすくなります。意外な展開や表現は、読者の興味を引き付け、内容の影響力を高めます。特に、読者の予測を覆すアイデアは効果的です。
 読者は「そうきたか!」という新奇性を好むという研究が出ています。確かに、映画などでも予想通りのオチだと物足りない感じもしますよね。

4.Stirring(気持ちを動かす)
感情に訴える表現を取り入れると、文章が読者の心に響きます。脳は感情的な言葉に強く反応し、内容への共感が深まります。恐れや喜びなどを喚起することで、読者に強い印象を残します。
 たとえば、「競合に挑む」よりも「ライバルを出し抜く」ほうが、または「良いアイデア」より「珠玉のように輝くアイデア」のように感情に訴える言葉のほうが、より読者を反応させます。

5.Seductive(惹き付ける)
次に何が起こるのかを期待させる構成が、読者を惹きつけます。好奇心を刺激する表現や展開が効果的です。読者が先を読みたくなる文章を目指します。
 有名なスティーブ・ジョブスのスピーチで「私の人生から皆さんに3つの話をしたいと思います。それだけです。大した話ではありません。3つだけです」と語ったそうですが、3つってなになに?と惹きつけられますね。

6.Smart(賢いと感じさせる)
読者に「あ、そうか」と思わせる瞬間を作ると、知的満足感を与えられます。新鮮な表現や普遍的な真実を織り込むと効果的です。読者が賢くなったと感じる経験を提供します。
 これは、「読み手自身が、自分を賢い」と思わせるということです。つまり「あ、そうか!」と思わせる工夫がポイントだそうです。(例:「未来は人間対機械の世界ではありません。人間プラス機械の世界になるのです」)

7.Social(社会的である)
人間やその考えを描写することで、読者の共感を得ることができます。文章に社会的なつながりを持たせると、読者はより親しみを感じます。社会的な文脈を含めることで、内容の魅力を高めます。
 具体的な方法として「あなた自身の足跡を文章の中でより盛り込む」と述べられています。足跡とは、世界観、語彙、ユーモア、リズムなど、標準化された言葉ではない、その人独自の表現を用いよ、ということです。

8.Story-driven(物語性がある)
物語を取り入れると、文章が読者の興味を引き続けます。物語は脳の広範囲を活性化させ、情報を記憶に残しやすくします。具体的なエピソードや逸話を活用すると効果的です。
 物語の一例「この大事な試合も残すところあと数分。観客は沸きにわき、耳をつんざくような大歓声が上がっています。あなたも立ち上がって応援します。あなたのチームの逆転勝ちです」)



■まとめと感想

これまで自分が書いたnoteの記事の中で、最も「スキ!」をいただいたものが、以下の記事でした。

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『人生で大切なことは全部、263kmマラソンで学んだ』
https://note.com/courage_sapuri/n/n637bbc8df797
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

でも、確かに読み返してみると、ネタがそもそも面白かった(自分で言うのもなんですが、263kmマラソンはあまりやっている人がいない)というのもあるのですが、上記の8つのポイントもかなり付加されていると感じました。
たとえば、具体性、意外性、気持ちを動かす、社会的である、物語性があるなどは、多分に含まれています。

読み手を惹きつけるための8つのポイントを意識することで、自分が書く文章をより魅力的にアップデートすることもできそうだと感じた次第です。

生成AIなどで、標準的な文章が多く生成される中でも、ちょっとした一工夫が感じられるような、そんな文章を書いていきたい、そんなことを思わされる記事でございました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※本日のメルマガは「note」にも、図表付きでより詳しく掲載しています。よろしければぜひご覧ください。
https://note.com/courage_sapuri/n/n45b83d7f679b
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 【編集後記】
◯強み文献おかわり100本ノック:61本目
◯今月の健康&運動習慣:11月のランニング距離94km

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