配信日時 2024/03/10 01:08

「質問」を成長と貢献につなげる【カレッジサプリ】

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令和6年3月9日(第3668号)


「質問」を成長と貢献につなげる


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1950字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は経営者仲間の皆様との「戦略合宿」への参加でした。
スモールビジネスを行っている経営者が中心なので
話題も近く、皆さんの取り組みが勉強になります。

また発表をすることで、自分も思考の整理ができました。
ありがたい場でございます。



さて、本日のお話です。

この2週間、連続して「学び合宿」に参加をしてきました。1つ目の合宿は立教大学のビジネスリーダーシッププログラムの運営陣のキックオフの合宿・そして2つ目の合宿は「経営者の戦略合宿」でした。

そしてどちらの合宿においても、キーワードと感じたのが「質問」です。個人的な学びを深める意味でも、他者に貢献する意味でも、「質問の価値」を改めて捉え直すような出来事がありました。そのため、ここ数日は「いい質問」を常に考えるようになっているこの頃です。

今日は、そんな「質問」をテーマに、学びと気づきを皆様に共有させていただければと思います。それでは早速まいりましょう!

タイトルは


【「質問」を成長と貢献につなげる】


それでは、どうぞ。



■質問で「成長」する
◯ポイント:質問を考えながら聞く
大学で学生から大変人気の授業をされている先生が、こんな話をしていました。

・話を聞くときに、”質問を考えながら聞くこと”がめちゃくちゃ大事。
・”質問”を考えながら聞くと、相手の話も真剣に聞くようになる。話をただ鵜呑みにするのではなく、批判的思考も鍛えられるようになる。

という話でした。

その他にも、質問をする難しさを知ると、他者の良い問いを真似できるとか、質問ができると、相手に対して考えさせることもできるなども言っていましたが、いずれにせよ、「質問することを前提とすると、聞き方が変わり、思考が深まる」という構造をサラリと述べていました。何気ない出来事でしたが、まさにその通り・・・!と深く胸に刺さったのでした。

そして、同時にやや恥ずかしくも思いました。それは「確かにそうだよね」と周りの先生も当たり前のように受け取っていたからでしょう。
 自分の胸に手を当ててみると、自分がいつ何時もそのスタンスでいたかというと、スイッチ・オフ気味で聞いていたりすることも確かにあるぞ・・・と反省しました。
 同時に、「ああ、大学院に入る前にこのスタンスを知っておけばよかった」と、今更ながらグサリときたのでした。(同じようなことは聞いていたのかもしれませんが、忘れてただけなのかもしれませんが)

1,メモに「質問したいこと」の欄を設け、話を聞きながら質問を書く
2,最初に質問をする

この2つを心がけるだけでも、講義・セミナー、その他学びの質がぐっと高まる用に思います。


■質問で「貢献」する
◯ポイント:「ギフトになる質問」をする
次に、「質問で貢献する」という話です。これは、経営者の合宿に参加をして思ったのですが、皆さん「相手のためになる質問」を投げるのがとても上手だな、ということ。

思うのですが、質問には「1,個人的な好奇心からの質問」と「2,相手にとって役に立とうとする質問」があると感じます。

前者の「1,個人的な好奇心からの質問」は、「相手が何回も聞かれているだろうこと」「相手の専門領域についてこちらが聞きたい質問」です。たとえば、営業のプロに「営業における成約の秘訣ってあるんですか?」みたいなものでしょうか。相手が専門家であれば「むしろ普段お金を頂いて答えていること」に近いかもしれません。

一方、後者の「2,相手にとって役に立とうとする質問」は、「相手の考えを深める」「新しい視点を提供する」などです。
たとえばコーチングの質問などはそうで「本人にとって、どうなるのが最高なのか?」「優先順位はどれか?それはなぜか?」と、内省を促す質問であるものの、一人ではなかなか深めることが行いづらいものがあるかもしれません。
あるいは、相手がその領域にどっぷり使っているからこその「素人質問・素朴な質問」なども、ハッとさせられますね。

まとめると、質問をするときに「自分が知りたいから聞く」ではなく「相手にギフトになる質問」を心がけることで質問を通じて、場に貢献することができる(かもしれない)というお話です。


■まとめ
書きながら、割と当たり前のことだよね、と思いつつ、実はこうした当たり前のスタンスだからこそ、あまり言語化されていないことあるのでは・・・と自らを振り返り思います。

研修を私自身がやっていても、「質問ありますか?」と問うたときにぱっと質問が出てくる方は、日頃から考えているのだろう、と思わされます。
逆に「なるほどって思いました」だけの感想に留まっている場合、思考が受け身になっているのかも、と思うこともあるのでした(そして自分も話題によっては受け身にっていることあるかも、と反省しました)。

授業でも、研修でも、会議でも、同じ時間をそこにいるのであれば、自らの聞くスタンスを「質問」を通じたルールづくりをすることで、ぐっと学びの密度も場への貢献度も高まる、と感じます。
であれば、このようなシンプルなルールも役に立つのかもしれないな、そんなことを思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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<本日の名言>

あなたの真実が嫌われるのは、
あなたの偽りが愛されるよりもいい。

アンドレ・ジッド
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 【編集後記】
強み論文、100本ノックプロジェクト。
現在76本目です。
あと24本。

<今月の健康&運動習慣>
・3月のランニング距離:30km

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