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令和5年9月22日(第3498号)
1粒で2度美味しい!「人と人を繋ぐ」+「化学反応の場に立ち会う」という学び方
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2234字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日も、一昨日に引き続き
IT企業のマネージャーの皆様へ
ストレングス・ファインダー研修の実施でした。
お久しぶりにお会いする方もいらっしゃり、
嬉しく、ありがたい時間でした。
(ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!)
*
さて、本日のお話です。
昨日の研修後、
「ある交流会」を開催しました。
その会の中で
「人と人を繋げること」
について、多くの学びの中から
思うところがございました。
今日はそんな体験から思うところを
お伝えさせていただければと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは、
【1粒で2度美味しい!「人と人を繋ぐ」+「化学反応の場に立ち会う」という学び方】
それでは、どうぞ。
■今から、3年半前。
ある会合を、私が声掛け役となり、
幹事・主催をしたことがあります。
(思えば、コロナ禍前でした)
ある上場企業の役員の方と
ふとしたきっかけで2人で飲みに言った際、
「面白い人と飲みたいよねー、
「経営者の会」とかいいんじゃない?!
きとうちゃん、なんかやってよ」
と、その場のノリと勢いに押され
「わかりました!
企画してみますね」
と、勢いでお答えしたのがきっかけ。
■受けてしまったので
あまり得意ではない幹事役(汗)を担い、
ビジネスや人生全般で尊敬する方々にお声掛けをし、
交流会を開催したのでした。
来られた方は、
・上場企業の副社長
・上場企業の取締役
・グローバルで活躍されるコンサルタント
・NPO法人の代表
・大手企業の部長
・そして私
など合計8名。
全員、ビジネスでも、人生でも
そのご経験も能力も、人格的にも見上げる方ばかり。
勢いで開催した会であるものの、
そうした方が集まると、皆さん、
お持ちのネタが非常に豊富なので
ありがたいことに勝手に盛り上がるのです。(笑)
しかし、その会はすこぶる
楽しく盛り上がり、またぜひ開催しましょう!
となったのでした。
、、、そしてその後、コロナ禍。
しばらく対面でお会いする機会が
ありませんでした。
■そして昨日、3年半ぶりに、
「久しぶりにやりましょうか」
という一通のメッセージから
またまた背中を押される形で
当時のメンバーに加えて
新しいこれまた尊敬する方々にお声掛けをして、
7名ほどで開催をしました。
それぞれが
3年の間で繋がって
ビジネスを始めていらっしゃったり、
個別で会われて
親しくなられていたり、
その繋がりが発展していました。
■そうしたことも嬉しかったのですが
一番思ったことが
”「人と人を繋ぐ」+「化学反応が起こる場に立ち会う」
のはめちゃくちゃ勉強になる”
ということでした。
”社長の鞄持ち”などは実に勉強になり、
ある上場会社では、そうしたカリキュラムが
研修の一環として存在している、
なんて話も聞いたことがあります。
自分よりも視座が高い人、
あるいは別の視点を持つ人が、
どんな人と会って
どんな話題を話して、
どんな言葉でどんな深め方をするのか、、、
これを聞くだけで勉強になる、という話です。
■そして、
「尊敬する方々をつなぐ」
ことは、上記のような作用が
(高い視座を持つ方が話をする内容から学ぶ)
という作用があると感じます。
そもそも自分では
考えつかない疑問を相手に投げかける。
そして投げかけられた方は、
その質問のレベルを更に発展、飛躍させて
高いレベルで回答をされていく。
そしてその回答に呼応して
更に広く深い話へと発展していく、、、
そんな様子が見えたのでした。
*
例えば、昨日で言えば
・NPO法人の運営の話
↓
・社外取締役の役割と難しさについて
↓
・日本のリスクマネジメントの種類
↓
・最近の企業の不祥事の話と
不祥事を減らすための海外の仕組みについて
↓
・某業界の人材不足と生き残り戦略
↓
・日本と韓国の生き残り戦略の違い
↓
・子供の教育について
↓
・500万マイルを保有する
JALのファイブスター会員のお話と
息子がパイロットになったエピソード
などへと展開していきました。
そして、これらの話を
そんな世界があるのだ、、、と聞きながら、
「これは自分がそれぞれの方と
1対1で話をしていても、
引き出すことが出来ない話だろうな、、、」
と話を聞きながら思ったのでした。
(同時に、自分自身も
まだまだ知らないことがあるな、、、
と思わされました)
■1対1での対話は、
相手の興味に合わせて
それぞれが話をします。
ゆえに、お互いの関心領域を
深めることができます。
しかし、相手が自分よりも高い視座を持っている場合は
「こちらに合わせてくれる」ので、
自分が相当に教養を持っている人でなければ
話を存分に引き出すことはできません。
しかし、色んな他者が集まると、
業界も違えば
職種も違えば
年齢も違えば
立場も違う人を集めて、
一同に介して対話をする場合があり、
そこに立ち会うことだけで、
自分では知り得ない、
その人が持っている希少な情報や考えが
別の他者によって引き出され、
学びを得ることができるのだ、、、
そんなことを感じたのでした。
そして、こうしたことは
「人と人を繋ぐ」+「化学反応が起こる場に立ち会う」
という学び方であり、自分も学びが深まるし、
また他者にとっても、
新しいつながりをもたらすことができて、
(しかも何故か感謝もしていただける)
というまさに『1粒でニ度美味しい』学び方、
とも言えるのかもしれないな、、、
そんなことを思ったのでした。
■自分が語れる一つの領域を持ち深めつつも、
それをハブにしながら
違う視点を持つ方々を繋いでいくこと。
そしてその化学反応の場に
自分も立ち会っていくこと。
こうした行為の面白さを感じた時間でございました。
子供が生まれてから
なかなか夜のイベントは少なくなっていましたが
これらのテーマを決めない雑多な学びの企画
(異業種交流会、読書会)なども行っていきたい、、、
そんなことを思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
幸福の頼りというのは、
待っているときには決して来ないものだ。
太宰治
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【編集後記】
この人はすごい、という人は、
回答する答えが洗練されています。
「言葉少なく、射たことを、
落ち着いたボイスでお話される」
それを数回繰り返すだけで、
この人は只者ではない感が周りに伝わって、
先生のような立ち位置になっているのが脱帽でした。
改めてそうした姿に憧れを持ちましたし、
私もそうした状態に近づきたいな、と思いました。
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