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令和5年9月5日(第3481号)
あなたは、リアクティブ or クリエイティブ、
どちらのサイクルが回りやすい?
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1995字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日も宮崎にて。
また終日エグゼクティブ・コーチングに関する
4日間の研修(受講する方です)の初日でした。
『Leadership Circle』という
アセスメントツールを扱うための資格認定のコースです。
濃厚な学びで、残りの時間も
とても楽しみになりました。
*
さて、本日のお話です。
昨日の研修の中で、
「リーダーシップが発揮されているかどうかは
スナップショットみたいなもの」
という話が出てきていました。
つまり、
その人がリーダーだから
ずっと続くものというわけでもなく
ある瞬間の出来事のようなもの
とも言えそうです。
今日はこの話に関連したお話を
研修からの学びを含めて
皆様に共有させていただければと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは
【あなたは、リアクティブ or クリエイティブ、
どちらのサイクルが回りやすい?】
それでは、どうぞ。
■先日の研修の中で、
一人の人間の中には
「問題を恐れや起点にした
”リアクティブなマインド”」
と
「目的やビジョンを起点にした
”クリエイティブなマインド”」
があり、
それを行ったり来たりする、
というお話を聞きました。
■例えば、
「リアクティブなマインド」とは、
・問題や不安を抱えながら、
「なんとか乗り切る」「やり過ごす」事を考えて
ある事象に対応する。
・結果的に、その状況がやってくるたびに
心がざわざわするが、あまり改善することはない
というパターンです。
■例えば、
「リアクティブなマインド」
の一つのパターンとして
こんな場面があるかもしれません。
「ある組織で売上が減少していて、
そのために新しい戦略を提案する」
という場面があったとします。
*
その中で、営業責任者が
「他者に依存しているリアクティブマインド」
(誰かに意思決定を委ねたい、嫌われたくないなど)
だった場合、以下のような形で
リアクティブサイクルが始まります。
***
<リアクティブなマインドのパターン例>
・自分が提案したやり方に、
周りのメンバーが抵抗している。
↓
・周りのメンバーが自分を嫌い始めているようだ。
ミーティングも皆、緊張している。
だんだんと不安になってきた。
↓
・自分は戦略を撤回し、妥協して譲歩する。
メンバーの話を聞いて周り、断固たる立場は取らず、
相手に反抗しないというメッセージを出す
↓
・提案した戦略はなくなる。
皆の関心は他にうつり、そして緊張や
自分への嫌悪の感情はなくなる
↓
・調和が戻ったことで、穏やかな気分になる。
人々と繋がっていられる気がする。
自分らしくいられるように感じる。
↓
(以下同様の条件で同じことを繰り返す)
※研修資料を参考に、著者より改変
***
というようなイメージ。
■ここでのポイントは
「他者依存的な思考」
(=嫌われたくないという意識が強すぎるなど)
がある人は、
上記のようなサイクルを
”嫌われたくない”
という自分のリアティブなマインドを中心として
繰り返し発動させてしまう、
ということです。
そうすると、結局、
八方美人的になってしまい、
立場をとることもできず
成果を出すこともできなくなる。
そして、結果として皆のためにならない、
となってしまい、
”リーダーシップの発揮
(他者へのポジティブな影響)”
としては未熟な状態となってしまうようです。
■では、どうすればよいか?
第一に、
”リアクティブなサイクルに入っていることに
自覚的になること”
は月並みではありますが、重要です。
そして次は、
”「問題や不安」ではなく
「目的やビジョン」などに基づいて行動する”
ことになります。
他者に嫌われたくない、ではなく
より大きな目的を見て自分を律する、
という表現になるのかもしれません。
■私(紀藤)の場合であれば
リアクティブなサイクルのときは、
”自分に意識が向いている時”
(どう評価されるか、いいカッコしたい等)
はだいたい小さくまとまった
自分にも周りにも良い影響がありませんが、
”仲間のため、目の前の相手のため、
全体のために、意識が向いている時”
(大きな目的やビジョンが見えている、
役割を引き受けていて、自分の評価が気にならない時)
は、リアクティブな側面が
ぐっと押さえられると感じます。
そして、クリエイティブなサイクルが
回っていくと感じます。
■そしてそれは
「リーダシップが発揮されているかどうかは
”スナップショット”みたいなもの」
で、
リアクティブなときもあれば
クリエイティブなときもあり
それは出来事や場面で規定されるものです。
、、、としたときに、
「自分がどちらのサイクルにいるのか?」
「どういうときに、どちらのサイクルが
回りやすいだろうか?」
「それを調節するために、
どのような工夫ができるだろうか?」
これらのことを問うてみることも、
自身のリーダーシップ発揮の上で
大切なポイントになってくるのかもしれません。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
その人を知りたいのなら、
まず、その人が何に対して怒りを感じるのかを知れ。
ゴン=フリークス(Hunter✕Hunterの主人公)
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【編集後記】
久しぶりに仲良しの従兄弟がやってきて、
最近のお仕事事情を教えてもらいました。
ぜんぜん違う公務員の仕事ですが、非常に面白く興味深い話ばかり。
自分が普段関わらない領域の話は勉強になりますね。
いろんな仕事があるんだなあ、と思います。
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