配信日時 2023/09/05 08:29

あなたは、リアクティブ or クリエイティブ、どちらのサイクルが回りやすい?【カレッジサプリ】

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令和5年9月5日(第3481号)


あなたは、リアクティブ  or クリエイティブ、
どちらのサイクルが回りやすい?


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1995字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日も宮崎にて。
また終日エグゼクティブ・コーチングに関する
4日間の研修(受講する方です)の初日でした。

『Leadership Circle』という
アセスメントツールを扱うための資格認定のコースです。

濃厚な学びで、残りの時間も
とても楽しみになりました。



さて、本日のお話です。

昨日の研修の中で、

「リーダーシップが発揮されているかどうかは
 スナップショットみたいなもの」

という話が出てきていました。

つまり、

その人がリーダーだから
ずっと続くものというわけでもなく
ある瞬間の出来事のようなもの

とも言えそうです。


今日はこの話に関連したお話を
研修からの学びを含めて
皆様に共有させていただければと思います。


それでは早速まいりましょう!

タイトルは



【あなたは、リアクティブ  or クリエイティブ、
   どちらのサイクルが回りやすい?】



それでは、どうぞ。



■先日の研修の中で、
一人の人間の中には


「問題を恐れや起点にした
”リアクティブなマインド”」



「目的やビジョンを起点にした
”クリエイティブなマインド”」

があり、

それを行ったり来たりする、
というお話を聞きました。



■例えば、

「リアクティブなマインド」とは、

・問題や不安を抱えながら、
 「なんとか乗り切る」「やり過ごす」事を考えて
 ある事象に対応する。
 
・結果的に、その状況がやってくるたびに
 心がざわざわするが、あまり改善することはない
 
というパターンです。



■例えば、

「リアクティブなマインド」
の一つのパターンとして

こんな場面があるかもしれません。

「ある組織で売上が減少していて、
 そのために新しい戦略を提案する」

という場面があったとします。



その中で、営業責任者が

「他者に依存しているリアクティブマインド」
(誰かに意思決定を委ねたい、嫌われたくないなど)

だった場合、以下のような形で
リアクティブサイクルが始まります。

***

<リアクティブなマインドのパターン例>

・自分が提案したやり方に、
 周りのメンバーが抵抗している。
 ↓

・周りのメンバーが自分を嫌い始めているようだ。
 ミーティングも皆、緊張している。
 だんだんと不安になってきた。
 ↓ 
 
・自分は戦略を撤回し、妥協して譲歩する。
 メンバーの話を聞いて周り、断固たる立場は取らず、
 相手に反抗しないというメッセージを出す
 ↓
 
・提案した戦略はなくなる。
 皆の関心は他にうつり、そして緊張や
 自分への嫌悪の感情はなくなる
 ↓
 
・調和が戻ったことで、穏やかな気分になる。
 人々と繋がっていられる気がする。
 自分らしくいられるように感じる。
 ↓
 
(以下同様の条件で同じことを繰り返す)
 
※研修資料を参考に、著者より改変
***

というようなイメージ。



■ここでのポイントは

「他者依存的な思考」
(=嫌われたくないという意識が強すぎるなど)

がある人は、
上記のようなサイクルを

”嫌われたくない”

という自分のリアティブなマインドを中心として
繰り返し発動させてしまう、

ということです。

そうすると、結局、

八方美人的になってしまい、
立場をとることもできず
成果を出すこともできなくなる。
そして、結果として皆のためにならない、

となってしまい、

”リーダーシップの発揮
(他者へのポジティブな影響)”

としては未熟な状態となってしまうようです。



■では、どうすればよいか?

第一に、

”リアクティブなサイクルに入っていることに
 自覚的になること”
 
は月並みではありますが、重要です。

そして次は、

”「問題や不安」ではなく
 「目的やビジョン」などに基づいて行動する”

ことになります。


他者に嫌われたくない、ではなく
より大きな目的を見て自分を律する、

という表現になるのかもしれません。



■私(紀藤)の場合であれば

リアクティブなサイクルのときは、

”自分に意識が向いている時”
(どう評価されるか、いいカッコしたい等)

はだいたい小さくまとまった
自分にも周りにも良い影響がありませんが、

”仲間のため、目の前の相手のため、
 全体のために、意識が向いている時”
(大きな目的やビジョンが見えている、
 役割を引き受けていて、自分の評価が気にならない時)
 
は、リアクティブな側面が
ぐっと押さえられると感じます。

そして、クリエイティブなサイクルが
回っていくと感じます。



■そしてそれは

「リーダシップが発揮されているかどうかは
 ”スナップショット”みたいなもの」
 
で、

リアクティブなときもあれば
クリエイティブなときもあり
それは出来事や場面で規定されるものです。


、、、としたときに、

「自分がどちらのサイクルにいるのか?」

「どういうときに、どちらのサイクルが
 回りやすいだろうか?」

「それを調節するために、
 どのような工夫ができるだろうか?」

これらのことを問うてみることも、
自身のリーダーシップ発揮の上で
大切なポイントになってくるのかもしれません。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

その人を知りたいのなら、
まず、その人が何に対して怒りを感じるのかを知れ。

ゴン=フリークス(Hunter✕Hunterの主人公)

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【編集後記】
久しぶりに仲良しの従兄弟がやってきて、
最近のお仕事事情を教えてもらいました。
ぜんぜん違う公務員の仕事ですが、非常に面白く興味深い話ばかり。

自分が普段関わらない領域の話は勉強になりますね。
いろんな仕事があるんだなあ、と思います。


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