配信日時 2023/04/12 09:32

「一緒のクラスの人に声をかけられなかった話」から思うこと【カレッジサプリ】

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令和5年4月11日(第3335号)


新入社員には「会社らしさ」より「自分らしさ」を意識させたほうが、定着率がよい?!
ー論文『The Powerful Way Onboarding Can Encourage Authenticity』からの示唆ー


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2231字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は、新入社員研修の実施。
「仕事の進め方」についての1日研修でした。

”仕事とはなにか?”

という問いについて、

「お金を稼ぐもの」という
新入社員の方のコメントが一番多く、

「自己を成長させるもの」などの
意見は比較的少なめだったことが
興味深いところでありました。

もちろん、社風なども影響があるのでしょうが、
「現実的」なのが現世代の特徴なのかな、

とも思った次第。

とはいえ、新しい視点や意見に触れて
私も楽しい時間でございました。



さて、本日のお話です。

昨晩、人・組織に関わっている
同世代の友人の方と、お食事にまいりました。
(Mさん、ありがとうございました!)


その際に、

「一歩踏み出すこと」

から得られるチャンスと、
同時に不安について色々話をしており、

改めて、

”迷ったことは、
 基本やったほうが良い”

という行動する大切さを
感じさせられたように思いました。


今日は個人的なエピソードではありますが、
そんなテーマで思うところをご共有させていただければと思います。

それでは、まいりましょう!

タイトルは、



【「一緒のクラスの人に声をかけられなかった話」から思うこと】



それでは、どうぞ。



■先日、お食事をしたMさんより
こんなお話を聞きました。


今春、お子さんの卒園式にあたって、
父母を巻き込んだ
卒園イベントをやろう、

という企画が立ち上がった際に、
幹事として手を挙げた、

というお話です。



■Mさんは、
仕事がたいへん忙しい方です。

そんな中でなぜ手を挙げたかというと、

「◯◯保育園の父母会」

という名目のグループなのに、
実際にはお母さんしか参加をしていない、
この現状がおかしいと感じたから、

だそう。


お母さんも働いていて大変そう、
その中でイベントの企画をしている。

その現状を見つつ、
会社では「女性活躍推進」と謳い、
自分も伝える側なのに、

”父母会なのにお母さんばかり”

という状況や前提に対して、
疑問も持たずにいる。。。


この現状はおかしいのではないか、

会社と家族の行動も一貫していないのでは
そして、社会も一貫していないのでは、と思い

「幹事、自分がやります」

と手を挙げた、とのことでした。



そして結果として、

卒園イベントが終わった後
イベントを企画したチームのお母さんから

「本当にやってよかった!」

という声が多数もらえて、

今後の20組の家族の、
生涯に亙る思い出になったそう。

やってよかったし
本当によい機会になった、

、、、

そんなお話を聞いたのでした。



■そして、この話を聞いた後、
ただただ

「素晴らしい・・・」

と保育園世代の子供を持つ親として
思うと同時に、


『「やったほうが良い」と思うことに
  踏み出す大切さ』
 
 
考えさせられたように思いました。


Mさんも、現実問題、

「やったほうがいいけど、
 仕事が忙しいし・・・」

という気持ちも持っていました。

でも、そういうことは

「やった後振り返ると
 ほぼほぼ「やってよかった」
 と思うものだよね」

そんな話は納得・共感したのでした。



■一方、言うは易しで、

実際できるかというと
そういうわけでもありません。



そのお話を聞きながら
私の中では、ある出来事を思い出していました。

(Mさんのエピソードに比べて
 些細なお話ですが)



2週間ほど前の週末の話。

近所の大きな公園に
子供を連れて家族でお出かけをしました。

すると、同じ場所に

同じ保育園の
同じクラスのお子さんと、
そのお父さんお母さんがいました。

どうやら、向こうは気づいていない様子。


に妻が気づいて

「あれ、◯◯くんじゃない?」

と私に耳打ちをしました。

「ああ、そうだね、、、」

つかの間の沈黙が流れます。



■保育園のコミュニティは、
両親同士は認知はしていても
近づく機会はなかなかありません。

とはいえ子どもたちは
長い時間ともに生活をしているので
時にケンカもあるだろうし、

または地域の助け合い(情報交換も含め)などから
親同士も、接点はないよりもあったほうがよいのでは、、、

と個人的には思い、

妻ともそんな話を
時折していました。



■ゆえに、その状況では

折角の機会だから
踏み出したいところでした。

気持ちとしては


「やあやあ、こんにちは。
 たんぽぽ組の紀藤です。
 よくこの公園には来るんですか?」

 
くらいの声掛けはしても
よかったかもしれません。



しかし、妻と私は
顔を見合わせながら、

(でも、家族の時間を邪魔するのも
 悪いかもしれないしな、、、)
 
という、本当は休日モードで
よそ行きモードのスイッチをONにして
誰かに話しかけるのが面倒くさい、

(要はビビった)

という自分たちの本音を包み隠して、

まごまごしているうちに
そのご家族は去ってしまったのでした。

、、、という週末のお話。



■この一連のことについて、


『「やったほうが良い」と思うことに
  踏み出す大切さ』


と重ね合わせつつ、考えていました。

もしかすると、
そうした声かけで
不思議なつながりができて、

よい地域のネットワークに
つながったかもしれない。


もちろん、よそよそしい感じで
終わってしまうこともあるかもですが、

もしアクションせず
後悔をそこに残していたとすると

あったかもしれない可能性を
妄想し続けることになってしまいます。


そしてそれは、
ちょっと言いすぎかもしれませんが


『自分の可能性に対する背徳行為』


のようなものであるのかも、

そんなことを感じたのでした。



■やったほうがよい、

と思えることは、
基本アクションをする。

迷ったら、やる。

当たり前のようですが、
こうしたスタンスを常態にすること
改めて大切にしたいな、

そんなことを思った次第です。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

森の分かれ道では、人の通らぬ道を選ぼう。
すべてが変わる。

ロバート・フロスト
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【編集後記】
4月の走行距離75キロ。

筋肉メシが継続中です。
体重がこれからどうなるのかが楽しみです。


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