配信日時 2023/02/10 23:57

プログラムはプレゼントをお届けするように【カレッジサプリ】

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皆さまの1日を5%元気にするビジネス系メルマガ『カレッジサプリ』
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令和5年2月10日(第3275号)


プログラムはプレゼントをお届けするように


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1681字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。

昨日は終日
研修プログラムの作成でした。

目標設定理論を絡めた「OKR研修」を
バージョンアップさせて作成したのですが。

実に手前味噌ながら
かなりブラッシュアップされたと感じており
お届けするのが楽しみな日でありました。


さて、今日はそんな
研修プログラム作成をしている中での気付きについ
ゆるりとご共有させていただければと思います。。

それではまいりましょう!

タイトルは



【プログラムはプレゼントをお届けするように】



それでは、どうぞ。



■研修講師として
長らく活躍しているある方が
言っていたことがあります。

こんな内容でした。

「研修とかワークショップの評価って
 結局、講師じゃなくて
 ”プログラムの中身”なんだよ」
 

「それで、あまり作り込まれていない
 プログラムを担当すると、

 いつも自分の講師としての評価も
 低く評価されがちである。
 
 だから、そういうプログラムは
 あんまり受けたくないと思う」 


、、、とのこと。



■ふーん、そんなものなのか、

と研修プログラムの営業を
始めたばかりの10年ほど前は
思っていました。


むしろ、

「元気があれば、
 なんでもできる!」

ならぬ

「講師がスゴければ
 何でもできる!」
 
と盲信しておりました。


ただ、経験を積めば積むほど、
そんなことはないと気づきます。



■講師はスーパーマンではなく、人。

研修評価の
規定要因の一つでしかなく、

むしろより大事なのは、
まさにその方が言っていた

『プログラムの内容』

だったり、

『対象者の課題に合った
 そもそもプログラムの選定』
 
であると気づくようになりました。



■しかし、

大きな背骨と
骨格・骨格筋のような部分だけ
ガッツリ組みあげればいいかというと、
実はそれだけでも足りない、、、

とも気付かされます。


1)参加者の課題を理解する
 (=課題の把握)
 
2)その方の課題を解決するプログラムを
  理論と実践、双方を高く満たしたものを作る
 (=介入施策のデザイン)
 
3)それらを、その方が
  受け取りやすいようにお届けする。
 (=インストラクショナルデザイン)
 
 
それらのことが揃って
参加者の気づきや変容を
引き出すことにつながります。



■ただ、そこはクリアして
概ねは概要は伝わっていたとしても

本当に頭だけではなく
心もゆさぶり、

かつ経営課題にも
インパクトを残せるようなものを
もし残せるとするならば、

上記の3点をおさえることはもとより、


・関係の作り方

・使う言葉

・何気ない姿勢

などの細かいところが積み重なって
影響がでるものなのだ、

と感じていたのでした。



■なぜ、そう思ったのか?

それが最近、

”研修において
 参加者テキストの配り方を変えた”
  
こと、ただそれだけですが
参加者に微妙に変化が現れたことに
その違いを感じたのでした



■何を変えたかというと、

これまでは、

”プログラム全体を
 参加者テキスト一冊に製本して
 お渡しをしていた”
 
のです。

ただそれを

1、学習内容ごとに配布して
 (1日研修だったら1時間半くらいの単元を
  冊子として渡していく)
  
2,それらをファイリングして
  研修が終わったら1冊のテキストができるような
  仕組みにしておく

ようにしました。



■すると、

参加者の研修後のコメントが

「研修ではあったけれど
 次に何が来るのか楽しみにしながら
 受講をすることができた」

というような内容も書かれていたり

あるいは、皆さんの食いつきが
同じ研修なのに変わったように思ったのでした。



■小さいといえば、
小さいプログラムの変化です。


ただ、そんな小さな変化が

参加者の気持ちを、
つかむ要因の一つになっていたことは
興味深いと思ったのでした。


それは、
 
 
『研修プログラムを
 プレゼントのようにお届けする』


というスタンスで渡すことで
ほんの小さな、でも確かな変化が
訪れたのでした。



プログラムの理論的背景も大事。

でもプログラムのお届けの仕方も
それと同じくらい大事、

そんな事も思ったのでした。



■神は細部に宿る、というように


プログラムの内容も

プログラムの届け方も

講師としての接し方も



「価値をお届けする」
「喜んでいただく」

というスタンスを持ち
アクションすること、、、

慣れてもこのスタンスは
忘れないようにしたいものだ、

そんなことを思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

贈り物というのは、相手に受け取ってもらって初めて贈り物となる。
受け取ってもらえなければ、それは単なる「お荷物」でしかない。

 ロバート・フィッシャー 
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【編集後記】
キャリアコンサルタント試験まであと23日。

研修プログラム作成が以前よりも上手になった気がします。
多分論文を書き上げたことによって、色々細かいところが
(前に比べてですが)気になるようになったからかもしれません。
自信を持ってできるプログラムは、楽しいです。

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