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令和5年1月25日(第3260号)
「90歳でフルマラソンを走る人々」を見ると、当たり前が書き換わる気がする、という話
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1853字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
さて、早速ですが本日のお話です。
最近はキャリアの話を
立て続けにお届けしておりましたが
本日は箸休め的(?)に、
「ランニング」
をテーマに書いてみたいと思います。
と、いうのも実は先月から、
『月刊ランナーズ』
という雑誌を購読し始めたのですが、
この雑誌が興味深く、
かつ刺激になっているのです。
特に今月号(3月号)は
なかなかパンチが効いておりました。
、、、ということで
本日はそんなランニング雑誌からの気づきと学びを、
ゆるりとご共有させていただければと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは
【「90歳でフルマラソンを走る人々」を見ると、当たり前が書き換わる気がする】
それでは、どうぞ。
■基本的に人は、
自分を基準に
物事を考えるように思われます。
「普通」
という単語を用いるとき、
それはその人が見聞きしてきた情報からの
”普通”であることが多いのではないかと。
言い換えると
「人は周りに影響を受けて
自分の常識を決める」
とも言えるかもしれません。
■さて、話が急に飛ぶようですが
その常識の違いが
如実に現れるのが、
「ランニングの世界」
だと個人的に感じております。
というのも、多分誰もが
「走る」という行為はやったことはある。
しかしながら
普段の生活によって、
その走る距離の当たり前が
かなり違うように思われます。
例えば、
「2キロ走ること」
について、
えっ、そんな長く走るとかあり得ない、
という人もいれば、
「5キロ走ること」
で
5キロなんてムリムリ、
と思う人もいます。
■一方、
ランニングの世界に足を入れると、
フルマラソン(42キロ)を走ったことがあると
20キロは割と走れる距離という認識になり、
ウルトラマラソン(100キロ)を走ったことがあると
50キロは頑張れば走れるという認識になります。
ジャーニーマラソン(200キロ)を走ると、
、、、もうよくわからない世界です(汗)
まさに、
「常識が刷新されていく」
ようで興味深いのです。
(もっというとレースには
「100キロマラソンを裸足で走る男性」などもいたりします。
もはや謎です。)
■そして、
冒頭のお話に戻しますと
購読をし始めた
『月刊ランナーズ』
の今月の特集のタイトルが
こんな内容でした。
<大特集 究極の夢を追い求めー
「目指すは100歳現役ランナー!」>
とのこと。
”究極の夢=100歳現役ランナー”
というのが専門紙っぽい
マニアさを出しておりますが(笑)
この雑誌をパラパラとめくると
なかなかに衝撃的な人が
次々と登場してきます。
例えば、
・60歳から100歳までで760レースを走った人
(永田さん 101歳)
・99歳で毎日歩き続けている
(福田さん 99歳)
・100歳でフルマラソン完走を目指すみかん農家
(上野さん 97歳)
・今年3月、板橋でフルマラソン挑戦
(奥山さん 94歳)
・夫婦合わせて170歳でフルマラソンを完走
(内田さん 夫89歳、妻86歳)
、、、などなど。
基本、
別に特別なトレーニングをした人でもなく、
抜群に運動能力があった人でもないです。
むしろ、「定年してから走り始めました」
という市民ランナーばかりです。
■はたまた、雑誌の別コーナーでは
62歳でサブ3(3時間切り)をされた女性
弓削田さんと、
毎月300キロ走っている
山中教授(IPS細胞でノーベル賞受賞)
の対談などが並びます。
普段走っている自分でも、
読み進める中で、
”基準が変わってくるように
思える”
というのが率直な感想なのでした。
■もちろん、雑誌を見て
単純に自分と比較するものでもありません。
しかし、こういったものを見ると、
『当たり前を揺さぶられる』
という感覚になるのです。
毎月80キロの距離では
まだまだ走っているとはいえない
(だってあの山中教授は、月300キロ走っている!)
となぜか思ったりするのです。
歳を重ねて40歳を超えて、
最近ちょっと体が重たくなってきたかも
なんて言っている自分についても、
「いやいや、90歳を超えている人も
これほど走っているのだ」
と思うと、自らが
ただ言い訳しているだけなんだ、
という気持ちさせられます。
■そんなことを
『月刊ランナーズ』を読みながら、
意図的にそれらの情報を
自分に取り入れることで
”常識の上書き”
ができて、もっと頑張れそうだ、
そんなことを感じているのでした。
■人は見聞きすることで
常識ができますが、
あえてこのような雑誌を含め
”新しい視点を手に入れる”ことで
自らの可能性を広げることも
可能になるものだよな、、、
そんなことを、雑誌を読みつつ
思った次第でございます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
既知の世界から未知の世界に行かなければ、
人は何も知ることはできない。
クロード・ベルナール
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【編集後記】
キャリアコンサルタント試験まであと39日。
頭を使い始めて、12時間をすぎると、
急にガス欠気味になります。
こういったエネルギーマネジメントも大事だな、と思います。
無尽蔵にエネルギーがあればいいですが、そういうわけにもいかないようです。
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