配信日時 2022/11/05 17:00

「キャリアの理論」を学ぶ3つの意義とは【カレッジサプリ】

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令和4年11月5日(第3180号)


「キャリアの理論」を学ぶ3つの意義とは


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1820字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日金曜日は2件のアポイント。

ならびに午後からは
人事の方を中心にしたワークショップの実施でした。



さて、本日のお話です。

現在大学院の授業で
「キャリアの理論」を学んでおります。

その授業内容からの学びについて
本日は皆様にご共有させていただければと思います。

それでは早速まいりましょう!

タイトルは



【「キャリアの理論」を学ぶ3つの意義とは】



それでは、どうぞ。



■現在大学院の授業で、

『キャリアとリーダーシップ論』

なるものを学んでおります。

その内容が面白いです。

人それぞれの物語や
違った基準を知ることが
相手の中にある深い世界を知れるようで
関係も深くなって学びになります。



■キャリアとは

”轍(=荷車の通り道)”

であるラテン語のcarrariaが
語源であるとのことで、

過去から将来の長期に亘るものであり、

”働くことに関する生き方全般”

というかなり広い意味も
あるほどです。

社会の中で生きる私達にとって、
身近なテーマでもあります。

ゆえに、実に多くの
キャリア理論があり、これまた
ちょっと複雑なわけです。



■例えば、

「代表的なキャリア理論」

で言えば、

授業で学んだ一部をご紹介するだけでも
以下のような理論があります。


(ここから)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【キャリアの理論家と概念とキーワード】


<スーパー「自己概念を中心としたキャリア発達」>

◯キーワード:
・「職業適合性」
・「ライフキャリアレインボー」
・「職業的発達段階」を通じて、
 生まれてから死ぬまでのキャリアを説明


<ホランド「環境との相互作用によるキャリア行動の発達」>

◯キーワード:
・「六角形モデル(RIASEC)」モデルで
 パーソナリティと自分の仕事(環境)の相互作用を説明する
 

<ジェラット「キャリア発達による意思決定」>
 
◯キーワード:
・「連続的意志決定プロセス」
・「積極的不確実性」のモデルで、
 どのように我々がキャリアにおける意志決定をしているか説明


<クランボルツ「学習理論からのアプローチ」>

◯キーワード:
・「計画された偶発性理論」。
 キャリア意志決定に影響を与える4つの要因を説明
 

<ブリッジズ「トランジション」>

◯キーワード:
・発達段階の移行期としての「トランジション」
 三段階の「終わり→ニュートラル→はじまり」の段階を説明

<シュロルスバーグ「トランジション」>

◯キーワード:
・人生の転機とその対処の構造「4Sアプローチ」で説明。
 状況(Situation)、自己(self)、支援(Support)、Strategies(戦略)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ここまで)

とのこと。



■うーむ、実に幅広いです。

・生まれてから死ぬまでの役割から考えるキャリア
・パーソナリティから考えるキャリア
・移行期にスポットを当てたキャリア
・偶然で生まれるキャリア
・キャリアの意思決定

、、、

確かに”キャリア”というテーマ自体
幅広いものですから、

切り分けていけば
様々な理論が出てくることは
ある意味必然とも言えます。


しかしこれでもまだ一部(汗)

とすると

「一体、どの理論を軸に
 キャリアを考えたらよいのか?」

と疑問も湧いてしかるべきかと。



■では、これらのキャリア理論は、
どのように活用すればよいのでしょうか?


それについて、授業で
印象に残った先生の言葉があります。

それが、


”自分の価値観や人間観、
 キャリア観と対峙しながら、
 既存理論のなかに自身の価値観にあう理論を見つける”
 

のがよいのでは、 
というお話です。

色々あるけど、
(自分を含めて)その時々の対象者に
必要とされている理論を選べばいい、

というわけです。



■たくさんある理論は、

”たくさんの切り口を与えてくれる”

と言い換えることができます。



曰く”キャリアに関する理論を学ぶ”ことで

以下3つのメリットがあるそうです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<キャリアに関する理論を学ぶ3つの意義>

キャリア理論によって

1)対象者の状況を理解することに役立ち、説明できるようになる

2)問題、課題の見立てに役に立つ

3)将来の予測に活用・応用ができる

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

とのこと。


なるほど、まさに、


《キャリア理論とはツールボックス》


みたいなものなのだな、
と思ったのでした。



■理論は知るだけではなく、
自分に当てはめて使ってこそ。

実践なき理論は
ちょっと物足りないものですし

誰しもが関わる
キャリアというテーマだからこそ、
こうした理論を自分に当てはめて、

自分のこれまでの歩みと
まだ見えていない可能性を探究する
きっかけにしていきたいものだ、

そんなことを感じた次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

自分が何者であるかに固執しなければ、
自分がなり得る最高の自分になれる。

老子

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【編集後記】
今日は論文のフィードバック会でした。
とても勉強になるとともに改めて「骨格(アウトライン)」や
何を伝えたいかという核の部分を明確にしなければ
読み手に伝えることはできない、と思いました。
改めて原点に戻って、整理をしたいと思います。

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