配信日時 2022/11/04 09:37

わが論文執筆力のショボさから学んだこと【カレッジサプリ】

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令和4年11月4日(第3179号)


わが論文執筆力のショボさから学んだこと


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1654字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日より宮崎に来ております。

宮崎の祖父母の家に、
サテライトオフィスを設けており
(机と椅子とデュアルモニター、
 通信環境を整えて、仕事専用部屋を作っただけですが)
 
久しぶりの祖父母との面会もあわせて
宮崎に来たのでした。

場所を変えて働くだけでも
気分が大きく変わりますね。

なんだか街から
マンゴーの匂いがする気がします。



さて、本日のお話です。

大学院の同期生による
「論文のフィードバック会」が
この週末に企画されています。

そのために自分も論文を書き、
同期の記述された論文も拝読していました。

シンプルなことですが
こういった”行動と振り返り”こそ
最も大きな学びになるな、、、

と改めて感じております。

今日はこのお話について
皆様にご共有させていただければと思います。


それではまいりましょう!

タイトルは



【 わが論文執筆力のショボさから学んだこと  】



それでは、どうぞ。



■少し前に、大学院の授業で

「アカデミック・ライティング」

なるものを学びました。


アカデミック・ライティングとは、
《論理性と客観性》がある文章のことです。



■まずこの文脈における「論理性」とは

”誰が読んでも同じ結論に達することができる文章である”
を意味します。

そのために

・主語があるか
・述語があるか
・一文が長すぎないか
・主語と述語は対応しているか
・主語と述語の間が長すぎて混乱させていないか

などいくつかのチェックポイントがあります。


次に「客観性」とは

”客観的な事実によって書かれた文章である”

ことを意味します。
 
チェックポイントは

・ある出来事の”概要や経緯”が記述されているか
・ある事柄について”事実”が記述されているか

であり、
感じたこと、思ったことなどを書くのはNGです。

(このメルマガは
 アカデミック・ライティングの観点だとアウトです苦笑)



■そして上記の

論理性と客観性が担保され
論文が記述されてこそ、
”信頼性のある論文”になる、とのこと。

今、私(紀藤)が直面している
一つのチャレンジとなります。



■そして実際に、
私も論文を書き始めてみるのですが、

「己の論文執筆力のショボさを感じる」

この頃です(汗)


正直、メルマガ毎日書いてるし
文章を書くだけであれば、さほど
困ることはないのかな、、、

などと思っていました。

しかし、それは
「論文の執筆を甘く見ていた」と痛感しています。


自分では客観的に書いているつもりでも
気づけば、主観で書かれている。

主語が書かれていなかったり
述語が曖昧であり、不明瞭な文章である。

あるいは一文が長すぎたりする。

具体的事実に乏しい。

、、、悲しくなるので
このあたりでやめておきます。


■ただこうした難しさは

「やってみて初めて体験できる」こともまた、
経験しています。
”自分が汗を書いて行動した”
という事実があるからこそ、

相手の文章からハッとさせられて、
自分の未熟な点を直視することに
つながっていくのだろうと思います。



■「経験学習」(Kolb,1988)という

有名な、経験を通じて学ぶサイクルを示した
学習理論があります。


・経験(具体的に経験する)
 ↓
・省察(振り返る・気づく)
 ↓
・概念化(教訓を得る)
 ↓
・実践(学んだことを次に活かす)


こうした一連のサイクルで人は学ぶ、

といいます。



■そして今回の「論文執筆」も
まさに”経験学習”だなあ、と私は感じました。

自分で書いて、
皆の論文を見て感じただけですが、

・経験(論文を書いてみる)
 ↓
・省察(出来てないところに気づく。客観的事実の不足、記述方法が主観的である、など)
 ↓
・概念化(教訓:事実を書く、シンプルに短く書く、伝えたい話の構造を整理する事が大事)

と思いましたし、それを
 
・実践(改良する)

ことで必ず以前よりも改善はされることは
間違いがないはずなのです。



■最初から完璧であることを期待すると
心が折れます。

良くも悪くも自分の能力を認めつつ、

その場でわからなくても、
ちょっとずつでも良くなると
信じて積み重ねていくこと。

曰く、学習目標指向性が高い人
(=成長しようとする人)とは、

「知識獲得について
 すぐに結果が現れることを求めない」

特徴を持つそうです。

ゆえに自分も長い目で
(とはいっても時間に限りはありますが)
「経験学習」を回していきたい、などとと思いました。


■そして、こうした
アカデミック・ライティングに取り組む過程で

・論理性を持って伝えるコツ
・客観的事実を伝えるコツ
・事実を元に所感を混ぜて伝えるコツ

など現実に役立つ能力も鍛えられるようになる(はず)

そんなことを感じた次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

変わっていくこと、それが学ぶということ、知るということです。
自分が変わっていなかったら、何も学んでいないと思えばいい。

養老孟司

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【編集後記】
メルマガで毎日書いていますが、メルマガを毎日書くだけでは
執筆能力は上がりません。それは具体的な書き方へのフィードバックがないからです。

メルマガを配信することで、
学びをアウトプットし自身の学びに繋げることや
学びを記録し外部記憶装置として蓄積することはメリットとして得られます。

しかし、これからも続けるのですから
文章の書き方も改めて学び、執筆能力も高めたいな、と思いました。


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