配信日時 2022/08/08 08:48

ミニトマトの生存戦略から学ぶこと【カレッジサプリ】

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令和4年8月8日(第3091号)


ミニトマトの生存戦略から学ぶこと


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1496字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日日曜日は大学院の授業。
引き続き「リーダーシップの理論」を
学んでおりました。

またその後、12キロのランニング。

久しぶりに身体を動かせて、
実に気持ち良い時間でした。



さて、本日のお話です。

完全な私事ですが、
2ヶ月ほど前からベランダで
プランター栽培をしております。

育てているのは、

・バジル → 虫に侵食されて枯れた
・落花生 → 虫に侵食されるも退治して復活
・ローズマリー → 放っておいても元気
・ミニトマト → 実を4つつけた

と、それぞれの育ち方(?)をしています。

その中で、際立った動きを見せているのが、
「ミニトマト」であります。


その彼の日々の成長、
枝と枝の間の養分の奪い合いなどを
見ている中で


『生存戦略のためのシステム』


を目の前で学ばせてもらっているようで
刺激を受けております。


今日はそのお話について、
ゆるりと皆さまにご共有させていただければと思います。


それでは参りましょう!



【ミニトマトの生存戦略から学ぶこと】



それでは、どうぞ。



■「植物って、生き残るための
 精巧なシステムがあるんだね・・・」
 
 
先日、陽の光を浴びるために
枝を2メートル以上伸ばして

ベランダ外にはみ出しているミニトマトを見て、
妻と共に語らっておりました。



■2ヶ月ほど前に植えたミニトマト。

育てやすいということで、
苗から植えてみたところ、
最初は順調に育ち始めました。

緑で可愛いものでした。


、、、しかし今は
サバイバルの様態を醸し出しています。



■ミニトマトは育てやすいと言われますが、

一つ我家のベランダは
難点がありました。

窓が東南向きであったため、
太陽が11時以降。あまり当たらないのです。


そうすると
いくつも分かれた枝 VS 枝で
陽の光の奪い合い、養分の奪い合いをするようで、

生い茂る箇所と、
茶色く枯れていく箇所が
目まぐるしくわかれていきます。



■実がついた時は、

実に栄養を集めるために、
その他の部分はどんどん枯れていく。

その実が回収されると、
次は、太陽の光を長く浴びるために

枝を伸ばす方向に栄養の配分を変えたようで、
その他の下の部分の枝は、
どんどん茶色く枯れていきます。


限られた太陽の光。

限られたプランターの養分。

その中で、いくつも分かれた
ミニトマトのシステム全体の中で、
 
「どうすれば、
 後世に種を保存し続けることができるのか」

「どうすれば
 我々はもっと生存・繁栄できるのか」

を問い、
その選択をしているように見えて、
その姿を考えさせられていました。



■この姿を見て、
思い出したことがあります。

それが、20世紀最高の経営者とも言われた
CEOのジャック・ウェルチの言葉、

『選択と集中』 です。

ウェルチは、

”業界の1位か2位になれる事業だけに
 経営資源を集中させる(それ以外は売却か撤退)”
 
という意思決定をしました。


、、、そして、

「ああ、目の前のミニトマト、
 まさにこれやっているじゃん」
 
と一つを生き残らせるために、
他を枯らしていく(撤退していく)姿を
目の当たりにしつつ、

大きいシステムとしての生存、繁栄に
通ずるものを感じて、
ひとり感動していたのでした。



■そしてそれは、

組織やチームでも同じことが言えるし
個人でも同じことが言えるのでしょう。

私も自分で事業を営んでおりますが、
結局、あれもこれもできません。

何が自分にとって
自他ともに有益になるであろう

最も伸ばす枝なのか。
生い茂らせるための葉っぱなのか。

これらのことを改めて
自らに問うてみたい、

そんなことを思った
日曜日の昼下がりでございました。


と、なんだか
小学生の夏休みの自由研究のような
内容になってしまいましたが(汗)

家庭菜園、考えさせられること
学びになる事が多くて面白いです。

おすすめでございます。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

変革せよ。変革を迫られる前に。

ジャック・ウェルチ

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【編集後記】
家で作ったミニトマトは、酸味が強くて
「ああ、昔のトマトこんなんだった!」と懐かしく思うものでした。
最近のトマトは品種改良されて、味もだいぶ甘くなったのだな、と感じます。
それでもトマト嫌いは子供の中にまだいるのかな、、、とふと思いました。


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