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令和4年6月16日(第3038号)
もし「あの対話」がなかったとしたら ~対話の意味を考える~
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1713文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は3件の個別コーチング。
また2件のアポイント。
夕方からは10キロのランニング。
話題のweb3.0の仮想通貨ゲームのおかげで(?)
毎日の10キロランニングが習慣として根付いてきております。
絶賛、仮想通貨は値下がり中ですが(汗)
1ヶ月後くらいには足のレベルは上がると思うので、
距離も15キロに増やそうと画策中です。
身体が健康だと、心も健やかです。
*
さて、本日のお話です。
コーチングやチームビルディング等、
研修において「対話」について語る機会が
最近増えております。
その際にやや難しさを感じるのが
「対話」とは無形のものであり、
そこから生み出される価値も、
やや抽象的な話であるため、
その大切さについて、
説得力を持って伝えられているだろうか、、、
とぼんやり考えておりました。
その中でふとした個人的な気付き、
ではありますが
「やっぱり対話って大事だよな」と
ふと思った瞬間がありましたので、
今日はそのお話より、気づきを皆様に
ご共有させていただければと思います。
それでは、まいりましょう!
タイトルは
【もし「あの対話」がなかったとしたら ~対話の意味を考える~】
それでは、どうぞ。
■「対話」とは何か。
その定義や意義も、
言葉にされています。
例えば、こんな説明もありました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◯「対話」の目的:
・共通の基盤を探すこと。
・本当に理解し合うこと
・合意を形成すること
◯「議論」の目的
・勝つこと
◯「雑談」の目的
・社交や暇つぶし
※参考:ダニエル・ヤンケロビッチ『人を動かす対話の魔術』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とのこと。
■「対話」とは、
理解し合い、合意しあい、
相手の考え方を取り入れること。
「お互いの対話で現実を作る」行為とも
言えるかもしれません。
*
ややカッコよく言うと、
教育学や心理学に影響を与えている
代表的な理論『社会構成主義』においては
”物事の意味とは、
客観的な事実ではなく、社会的な構成物である”
(人々の社会的コミュニケーションによってつくられたもの)
といったりしますが、
まさに、そんな感じ。
■ただ、そうは言うものの、
「じゃあ、対話って本当に大事なの?」
「それで、何が変わるの?」
、、、とふと疑問符が
浮かぶようにも思います。
もし仮に、そう聞かれたら
自分はどう答えるだろうか?
と考えてみました。
■その中で、ふと思ったのが
思考実験として、
『もし「あの対話」がなかったら、
お互いの考え方や行動は、どうなっていたか?』
という問いは、
対話の効果を考える上で、
そのインパクトを想像しやすいものではなかろうか、
と思ったのです。
■おそらく誰しもに、
「あのときの一言」とか
「あのワンシーン」みたいなものが
仕事であれプライベートであれ
記憶に刻まれていることがあるのではないか、
と思います。
そしてそこには多くの場合、
語られた言葉、成された対話があったのでは
と思うのです。
■例えば、研修の場面でも
「チームメンバーで
お互いに強みや期待を伝える」
という、ちょっと照れくさい事後課題を
お願いすることがあります。
課題なのでそれをやるわけですが、
実際にやってみた参加者の方は
想像以上のインパクトを受ける方も少なくありません。
曰く、
「普段、そういった話はしないけれど
そういった期待や強みを言葉にして言ってもらうと
純粋に嬉しかったしやる気になった」
という驚きなのか、新鮮さなのか、
ただ何かしらの
感情的なインパクトを含んだ言葉で
感想を述べてくれることがあります。
■思うに、それも
「対話の効果」の一つだと思います。
雑談とは違う。
業務報告ではもちろんないし、
議論でもない。
真面目な雰囲気で、
普段思っていることを伝える。
それだけといえばそれだけですが、
ただそういった場があることで
「そうやって思っていたのだ」
と、何となくお互いの胸中にあることを
目の前に出して理解し合うことで、
手探りでやっていたものが
確信を持って行動できるようになる。
そういった影響が「対話」には
含まれている、と思うのです。
■そして、そういった意味で
『もし「あの対話」がなかったら、
お互いの考え方や行動は、どうなっていたか?』
と考えると、
ちょっとしたコミュニケーションの間なのか、
お互いの距離なのかはわかりませんが、
「対話」があったときとなかったときでは
やっぱり何かが違ってくるのでは、
とふと思った、というお話。
■プログラミングのように
言葉を打ち込んで、その瞬間、
プログラムが作動するような類のものではないですが、
脳なのか心なのかに打ち込まれた対話も
何かを生み出すきっかけになる。
その意味を、
改めて自分なりに考えると共に、
より明確に伝えられるようなりたい、
とも思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
孤独はいいものだということを我々は認めざるを得ない。
しかし、孤独はいいものだと話し合う事のできる相手を持つことは、
一つの喜びである。
バルザック(フランスの小説家/1799-1850)
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【編集後記】
最近、論文の要約があまりできておりません。
こちらも読み進めたいと思います。
一つ読むと、視野が一つ広がるような気がします。
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