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令和4年3月17日(第2947号)
強みの4つの開発戦略とテクニック
サブタイトル:書籍『組織におけるストレングスベースのリーダーシップ・コーチング』を読み解く(13)
第6章 強みの開発 (後編)
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1575字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は1件のアポイントと
午後はお休みをいただいておりました。
余談ですが
リモートワークで腰痛になりがちでしたが、
体幹トレーニングをしたら、
あっという間に腰痛が消えて驚きます。
マッサージなどの対症療法でなく、
脊柱起立筋等の筋力をアップさせるとう
根治療法のほうが、効果もあるし、
またマッサージのお金もかからず
コスパがよさそうです。
(ちょっと疲れますけど)
引き続き、取り組んでいきたいと思います。
*
さて、早速ですが本日のお話です。
先日よりお届けしております、
「組織におけるストレングス・ベースの
リーダーシップ・コーチング」
『Strength-Based Leadership Coaching in Organizations
An Evidence-Based Guide to Positive Leadership Development』
https://www.amazon.co.jp/dp/B01CEFQWMI/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_WFSJHK5H0CHCFSB5WMK9
について、本日もお届けしたいと思います。
本日は「第6章 強みの開発」の”後編”でございます。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは、
【オススメの分け方!強みの4つの開発戦略とテクニック】
それでは、どうぞ。
■「強みを活かす」。
今日もこのテーマで掘り下げていきますが、
また”活かす”という定義でも、
色々な活かし方(=開発戦略)があるわけです。
ちなみに
その”活かし方(開発戦略)とは、
以下の4パターンが汎用的である、
とのこと。
その4つの強みの開発戦略と
続くご紹介のテクニックは、
「なかなかわかりやすいじゃん!」
と読みながら静かに感動しておりました。
■ちなみに、こういう分け方です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<強みの4つの開発戦略>
1)「完全に強みが活用できている」場合
2)「強みが活用できていない」場合
3)「強みの使いすぎ」の場合
4)「強みの誤った使用(利己的・倫理に反する使用)」の場合
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上記の4つの場合に対して、
それぞれ開発戦略を考えよう!
というお話。
■「強みを開発する」
「強みを活かす」
と考えたとしても、
(当たり前ですが)
人は特定の1つの技能だけで仕事をして
成果を出しているわけではありません。
いくつかの強みを組み合わせたり
補完し合ったりして結果を出しています。
ゆえに「強みを活かす」というのは、
「強み」を成果につなげるための
様々なパターンを網羅的に考え、
「自分の強みが、
最も働くシステム創り上げる」
ことが目指す一つの方向性なのでしょう。
■そして、それを考える上で
どんな観点があって、
どんなことに気をつければよいかを知ることで
上手に強みを活かし、育てることができる
といえるかと思うわけです。
■では、実際にどんな視点で
強みの開発を考えるとよいのか?
以下整理をいたしました。
―――――――――――――――――――――――――――――
<強みの4つの開発戦略とテクニック>
1)「完全に強みが活用できている」場合
1,目標との整合性をとる
2,弱点を補強する
3、(使える)コンテクストを更に広げる
2)「強みが活用できていない」場合
1,強みを補完するペアリングを考える
2,強みの認識を高める
3,ピーク時の経験(から強みを導き出す)
3)「強みの使いすぎ」の場合
1,中和する強みを適用する(自制心など)
2,強みの使用頻度の最適化(スイートスポットを見つける)
3,脱線の管理をする(致命的な弱みにならないように管理する)
4)「強みの誤った使用(利己的・倫理に反する使用)」の場合
1,価値観の明確化
2,中和する強みを適用する(自制心など)
※参考:『Strength-Based Leadership Coaching in Organizations
An Evidence-Based Guide to Positive Leadership Development』
第6章より
――――――――――――――――――――――――――――――
■いかがでしょうか。
流し見をすると、何が何やら、、、
という内容だったかもしれませんが、
こう見て見ると、
とても大事な事が書かれているように思います。
例えば、
・完全に強みを使えているなら、
更に色んな場面で使えるようにしましょう、
とか、
・強みを活かせていないなら
「そもそも自分の強みを認識する」ところから
始めましょう、
とか、
・良かれと思って使っている強みが
”強みのつかいすぎ”になっていて、
周りにとっては役に立っていない場合は、
その出力をコントロールしましょう、
とか、
・そもそもそれって、自分のためだけに使ってません?
人のために使ってますか?
などは、とても大切な問いであり、
自分の強みを活かす方向性を考えるための
思考ツールである、
とも思うわけです。
■「強みを活かす」とひとことで言っても、
それは個人によって、そして文脈によって、
必要な「開発戦略」や「テクニック」は
違ってきます。
これらを分類して、
それぞれで開発戦略を考えてみる。
そして、それぞれを言語化してみる。
もしそれをやったとしたら、
必ずや、自分の強みをより活かすことができる状態に
近づいていくのだろう、と思います。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
真に有能な人の特質は、
決して自分に満足しないところにある。
プラウトゥス(古代ローマの劇作家/BC254-184)
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【編集後記】
昨日子供と公園で激しく遊びましたが、
子供の視点で石とか草をみると、
「こんな形してたんだ」とはっとさせられたりします。
既に知っている気がして、一つ一つのものに無関心になっているのかも、、、
とも思った1日。微細なこと、見聞きできる様々なことに
改めて意識を集中してみたいな、と思った次第です。
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