配信日時 2022/01/20 09:22

「出会った学び」を自分のものとして取り入れる技術【カレッジサプリ】

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令和4年1月20日(第2891号)


「出会った学び」を自分のものとして取り入れる技術


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2038字/読了時間2分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。
並びに夕方からは人事の会。
その後打ち合わせなどでした。



さて、本日のお話です。

先日より「アンラーニング」をテーマに
皆さまにもご紹介をさせていただきました。

そのまとめのプロセスの中で、
思うことがありましたので、

今日はそのお話について、
皆さまに学びと気づきをご共有させていただければと思います。

それでは参りましょう!


タイトルは



【「出会った学び」を自分のものとして取り入れる技術】



それでは、どうぞ。



■話は急に変わりますが、

私、以前、
求人広告の営業をしていました。

なので、過去の習慣からか、
ふと駅前やコンビニの
タウンワークに目が留まることがあります。
(別にバイトを探しているわけではなく)


そういえば、

20年前、私が学生時代は
バイト雑誌は100円で売っていました。

それがしばらくして、
バイト雑誌は0円、フリーとなりました。

そして、最近は
タダであっても、
そのままラックに放置されており

「ああ、フリーペーパーも
 こういった立ち位置になっているのだろうか」

と感じたのでした。



■まさに

”情報の価値の変遷を感じる
 典型的な事例”

と思えます。

正直、今の時代

必要な情報、知識は
ちょろっとGoogleさんにきけば
表面的なものは膨大に転がっています。


ただ、大事なのは、
本当に自分にとって必要で、
有益な情報について

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1,上手に検索する技術
2,上手に自分のものとして取り入れる技術
3,上手に引き出す技術
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ことだと感じています。



■様々な工夫が
人によってあると思います。

例えば

『1,上手に検索する技術』

でも、Googleではなく、

「Google Scholar」という
論文検索をすると、より骨太な情報が出てきます。

こういった方法もそうでしょうし、
一次情報に出会いに行くために、

あえて売れている本ではなく、
研究書のような「日があたっていない良書」
を探す方法もあるでしょう。



■そして今日特に
フォーカスをしたいのが、特に


『2,上手に自分のものとして取り入れる技術』


でございます。



というのも先日、

大学院の2年生に向けて、
最後の論文に相当するものを、
どのようにまとめたらよいのかを、

現在の1つ上の大学院の先輩から
聞く機会がありました。


その時、先輩が語っていた
印象的だったのが、

「今関連論文を集め、まとめている。

 しかし、読んだ内容を忘れたり、
 どこに何があったかわからなくなる。
 
 整理することがポイントだと思う」

という話でした。


そして、

当たり前のようですが、
ものすごく大事だな、

と思ったのです。



■、、、というのも、

(もしそれが
 実用的な学びとしての読書であれば)

いくら本を大量に読んだとしても、

”それらを必要なときに、
 必要な箇所を脳内に想起することができない”

とか

”学んだ内容を
 (ある程度)語ることができない”

のであれば、

使えないという意味で
学んでいないに等しい

と(私は)思うからです。



■そして、上記は

私自身に対して、
問いかけていることであります。


例えば、
昨日までのメルマガで、
合計6回に亘って

「アンラーニング」

の話を伝え続けてまいりました。


これはなぜそうしているかと言うと、
「絶対忘れるから」です。


ぶっちゃけ、書いたそばから
ガンガン忘れていきます。

一昨日読んだはずなのに、
次の日開いてみると、
あれ、こんな事書いてあったんだ、、、

と自分でも驚きます。



■私の脳のスペックの問題かもですが
このようにお伝えした知識ですら、

「あれ、そんな事書いたっけ?」

と忘れていくのです。

だから、

「記憶の外部貯蔵庫」として言葉に残し、
いつでも引き出せるように
工夫をしておきたいと思っています。


ゆえに、

『2,上手に自分のものとして取り入れる技術』

が大事だと思うわけです。



■願うならば、

一度出会った知識は
保持し続けたいものです。

しかし、

学びをシャワーとして浴び続けると、
何度も登場する知識や概念は別として

ある短期間に出会った知識とは、
どうしても刹那的な向き合いとなります。

すると、

まるで電車が駅に停車して、
そして過ぎ去っていくかのごとく、

「そういえばそんな駅あったなあ
(景色も特徴も思い出せないけど)」

という感覚になります。

まあ、回りくどくいいましたが
「忘れる」のです。



■だからこそ、

出会った知識を自分のものとして
保持し、活用するために、

1,上手に検索する技術

はもとより、

2,上手に自分のものとして取り入れる技術

ということで、


・ブログやメルマガなどに記載する
・「外部記憶装置」として思考の軌跡を残しておく

という習慣を持つことは、

情報を活用するためには、
有用だと感じています。



■一度かけば、

「なんかそれっぽいこと
 書いた気がする」
 
くらいには覚えているので、

そこから検索して
上手に引き出すことで、

学んだことを積み上げ、
学んだことを活用し続けられるようになります。



、、、ということで、

昨日まで何度もアンラーニングの話を
書き続けてきた背景には、
そんな思いがありました、

というお話でございました。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

人に頼む方法さえ身につけておけば、
人生を切り抜けられる。

ポール・オーファラ(米国の実業家・キンコーズ創業者/1947-)

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【編集後記】
最近、研修プログラム開発についても、
また新たな”型”が見つかってきた気がしています。
とはいえ、まだまだできることはあります。
目標を立て、楽しみながら、前に進んでいきたいと思います。

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