-------------------------------------------------------------------------
皆さまの1日を5%元気にするビジネス系メルマガ『カレッジサプリ』
---------------------------------------------------------------------------
令和3年12月28日(第2868号)
「仕事の意義」を知る、8つのポイントとは
株式会社カレッジ 紀藤康行
---------------------------------------------------------------------------
【メルマガ「カレッジサプリ」
ぜひお友達にも教えてあげてください(ご登録はこちら↓↓)】
https://www.courage-sapuri.jp/
------------------------------------------------------------------------------------
◎本メールマガジン(カレッジサプリ)は、
外資系教育会社を経て、
人材開発・組織開発の会社を経営する著者が、
世界の名著や理論、体験談を元にした
「人生にちょっと役立つ考え方」を通じて、
------------------------------------------------
皆さまの1日を5%元気にする
------------------------------------------------
ことを目的とし、2800日以上にわたって毎日お届けしている、
500社3000名以上が購読するビジネスメルマガです。
熟読するも読み流すも、ご自由な形でご活用下さい。
★紀藤康行プロフィール
https://www.courage-sapuri.jp/profile/
--------------------------------------------------------------------------
(本日のお話 2075字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
年も暮れでございますね。
年末年始といえば
「目標設定」(!)ということで
著書、
『働くことのパーパス』
(ハーバード・ビジネス・レビュー編集部)
より、仕事の意義について
考えさせられる論文について
皆さまにご紹介したいと思います。
それでは早速参りましょう。
タイトルは、
【「仕事の意義」を知る、8つのポイントとは】
それでは、どうぞ。
■「仕事の意義」とはなにか。
それは、
”仕事を通じて体験できる
何か有意義なこと、何らかの価値”
というもので、
仕事の内容そのものから得られるもの
(給与や、業務、役割など)
以上の何かしらのものを
意味するようです。
■このことについて、
モルテン・ハンセン
カリフォルニア大学バークレー校教授(経営学)
ダッヒャー・ケルトナー
カリフォルニア大学バークレー校教授(心理学)
の両名が、
「仕事の意義」について
文献調査をした内容が
論文に紹介されていました。
それによると
(4分野)8つのポイントで
まとめることができるとのことで、
私達が仕事の意義を感じるための
一つの指針となるかと思いましたので、
以下ご紹介できればと思います。
※ちなみに、前提条件として
・仕事にどのような意義を求めるかは、
人によって異なる。
・仕事や職場が違えば、
そこから得られる意義も異なる。
という2点をご留意ください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【「仕事の意義」~4分野8つのポイント~】
(1)目的
<ポイント1:自分一人の力を超える貢献>
カギは、仕事が人々の暮らしに良い貢献をしているかどうか。
自分ひとりだけではできない社会貢献ができると、
意味のある人生と感じることができる。
(とはいえ、仕事では決まりきった手順の繰り返しで、
会社が社会的使命を意識していないこともある。
しかし、多くのの仕事はそこに何らかの目的を
もたせることができるため、努力をして結びつきを
考える事が重要、とのこと)
(2)自己実現
<ポイント2:学習>
仕事は人に学びの機会を与え、可能性を広げ、
自信をつけさせてくれるものである。
個人としての成長は、仕事の意義の一つである。
<ポイント3:達成>
私たちは仕事によって何かを成し遂げ、
人に認めてもらうことができる。
それによって満足や自信を得ることができ、
自分に価値があると思うことができる。
(3)地位と名誉
<ポイント4:ステータス>
ステータスの高い組織で働く人は、
周囲の人から尊敬され、承認され、
自分は価値ある存在だと感じることができる。
そこに働く意義を感じる人は確かに存在する。
<ポイント5:パワー>
仕事を通じて私達はパワー(権力等)を獲得し、
またそれを行使する機会をえるものである。
全員がそうだとは言わないが、パワー志向の人は、
パワーを獲得し、行使できるところに仕事の価値を感じる。
(4)社会性
<ポイント6:コミュニティへの帰属意識>
人々は友達を作れるコミュニティを求めている。
職場は様々なコミュニティ(家族、近隣、クラブなど)を補完し、
場合によってはそれに代わることさえある。
職場を自分の居場所だと思うことができれば、
私達は働きがいを感じることができる。
<ポイント7:変化や影響の手応え>
自分の行動が何らかの影響をもたらす時、
仕事に意義があると感じられる。
たとえば、会議で自分の意見が採用された時や、
自分の働きで会社の業績が向上したようときである。
自分がこの組織に真に関わっているという手応えは、
私達に仕事の意義を感じさせてくれるのである。
<ポイント8:自律性>
人間の中には自律性(オートノミー)を求める
強い動機が存在する。
自由裁量のある仕事を好む人がいるのはそのためだ。
あれこれ指図されずに自分のやり方で仕事を進め、
やり遂げる事のできる自由には魅力がある。
このような自由もまた、仕事に意義を与える。
※モルテン・ハンセン、ダッヒャー・ケルトナー
「あなたは仕事に意義を感じているか」HBR,ORG,December20,2012
より引用、著者編
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■さて、いかがでしょうか。
皆さまは、特にどのポイントに
「仕事に意義」を感じるでしょうか。
仕事の意義と違いものでも
他にも様々な尺度があるようです。
(例えば、”MSQ”なるものは
(Minnesota Satisfaction Questionnaire)
「職務満足」を測定するための
有名な質問票とされていますが
そこでは、責任、達成、昇進、賃金、同僚など
を挙げており、ちょっと切り口が違ったりします)
ただいずれにせよ、
上記でご紹介した8つのポイントは、
「仕事の意義」を考える上で
特筆すべきポイントであるとのこと。
■そういった意味で、
”自分自身がどの部分に
特に意義を感じるか”
について、
自覚しておくことが
膨大な時間を費やす仕事をする上で、
仕事の充実感を高める上で
大切なポイントなのかもしれない
そのように思った次第です。
(ちなみに、私の場合は
「ポイント8:自律性」が
自分にとって重要だと感じております。
今の自分で裁量を持って仕事を進められること。
それを”意義”と呼ぶかはしっくりは来ておりませんが、
少なくとも働く上で重要なポイントだと感じたので、
やはり大切にしたいな、と思いました。)
ご参考になれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
==========================
<本日の名言>
仕事のできないことを、
設備、資金、人手、時間のせいにしてはならない。
それでは世の中のせいにしてしまう。
良い仕事ができないのをそれらのせいにすれば、
あとは堕落への急坂である。
ピーター・ドラッカー(オーストリアの経済学者/1909-2005)
==========================
【編集後記】
日光に家族旅行に来ましたが、
雪と寒さがすごくて、ほぼ軟禁状態でした。
最終日は晴れて、日光東照宮にいきました。
10数年ぶりに訪れましたが、多少歴史に興味をもってから
訪れると面白さがぜんぜん違うな、と感じた次第です。
文化財巡りは、老若男女楽しめてよいですね。
【ご感想・お問い合わせについて】
カレッジでは、企業研修・ワークショップを行っています。
メルマガのご感想、ご相談・お問い合わせは、
このメールに直接ご返信くださいませ。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
メルマガ「カレッジサプリ」公式サイト
https://www.courage-sapuri.jp/
★バックナンバーはこちらから読めます★
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
【メルマガ登録・解除について】
※メールアドレスの変更について
⇒「現在のメールアドレスの配信停止」→「新アドレスでの登録」にて
ご対応お願い申し上げます。
※メルマガのご登録はこちらから
⇒
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSfoIRnMfw
※メルマガの配信停止はこちらから
⇒
https://1lejend.com/stepmail/delf.php?no=HSfoIRnMfw