配信日時 2021/12/23 09:02

「ジャーナリング」という自分を癒し、元気づける方法(その2)【カレッジサプリ】

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令和3年12月23日(第2863号)


「ジャーナリング」という自分を癒し、元気づける方法(その2)


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2130字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は大学院のプロジェクトで
クライアント先への研修。
その他2件のアポイントでした。



さて、本日のお話です。

昨日は

「ジャーナリング」<書き綴ること>

という自分を思いやり、元気づける方法、

そしてそれらがもたらす
ポジティブな効果について
ご紹介させていただきました。

本日は、その具体的な方法について
引き続きご紹介してまいりたいと思います。

それでは早速まいりましょう!

タイトルは



【「ジャーナリング」という自分を癒し、元気づける方法(その2)】



それでは、どうぞ。



■人は誰しもが

大変な経験
しんどい経験
苦しい思い

などを抱えることがあります。

そんな時に対処方法を持っておくと
安心かつ有用ではないか、

そんなお話から、昨日は

「ジャーナリング」
(書き綴ること)

という手法をご紹介させていただきました。



■「ただ書くだけ」と
言ってしまえばその通りなのですが

それらの効能は、

テキサス大学オースティン校の心理学教授
ジェイムズ・ペネベイカー博士始め

1980年代以降、300以上の研究によって、
証明されています。


そして以下の方法が

『基本の4日間ジャーナリング』

と呼ばれる、

最も厳格な検証を経た
セルフコンパッションを高める練習方法

とされています。

以下ご紹介いたします。

(ここから)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『基本の4日間ジャーナリング』


1,最低20分は、邪魔の入らない静かな場所を見つけます。
 

2,あなたを最も悩ませている問題を、約20分間、書き続けてください。
 
 (※毎晩の眠りを妨げている問題、
   くよくよ考えてしまう問題、避けようとしている問題等。
  ※他の人と話したことがないものが望ましいです。
  ※句読点などは気にしないでよいです)

  
3,その出来事を明確に描写してください。
 
 ・その前には何が起きていたでしょうか?
 ・出来事の最初と後には何が起きましたか?
 ・主要登場人物は誰ですか?
 ・その人達は何をして、何を感じ、何を考えていたでしょうか?
 ・あなたは何をして、何を感じ、何を考えていましたか?
 その経験に関する、心の根底にある考えを書きましょう。
 
 (※特に書いてほしいことは、”心の根底にある感情”です。
  何を感じても構わない、という前提で書き、受けいれます)
  
 ・家族・友達・恋人など重要な人との関係とはどのように関連しているか?
 ・仕事とは?目指す生き方とは?
 ・過去の自分、現在の自分、将来なりたい自分と紐付けて考える
 
 などをすることで、自分に対しての不明だったことが
 明らかになっていきます。


4,可能であれば、4日間連続で書くようにしてください。
  少なくとも20分ずつ書いてください。
  
  何日か空けても構いませんが、書く練習を終えるのは
  早ければ早いほどよいです。

 (※必要であれば、1週間に1回ずつ、4週間に亘ってかく、でも構いません
  ※4日間とも同じ出来事について書いても構いません。
   多くの人が4日間のうちに理解が深まり、決まりがついたように感じます。
   自分が書いている話題がどうでもよいことだと思ったら、他の問題にうつりましょう。
  ※自分しか読まないつもりで書いてください。
   誰かに見られる不安があるのであれば、書いたものを隠す、または破棄します。


5,今後必要を感じたら、いつでもジャーナリング用のノートを取り出して下さい。
 時間については、長くても短くても、自分に最適だと思うだけ書いてください。
 
 研究では、ほんの数分から最高30分まで、書くことの効用が確認されています。
 
 
※『自尊心を育てるワークブック(第二版)』(グレン・R・シラルディ/著)
 より引用、著者編
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



■ジャーナリングを通じて、

自分が感じていることを
外に出してみて、受け入れることで

自分の気持ちを客観的に
見ることが出来るようになります。


そうすると不思議なもので、

別の見方ができるようになったり、
建設的な方向転換などができたり、

メリットが増えてくることが
わかっています。



■ちょっとした余談ですが、

私も10数年前の大学時代、
暗黒期がありました。

とある事件に巻き込まれ
あごの骨が骨折する(!)という事態が発生しました。

そして全治1年の怪我を
負ったことがありました。


不幸は重なるもので
その前後で重なるかのように
悩ましいことが起こっていたのですが、

その頃に、はからずも
日記に自分の感情を吐き出す、

ということをやっておりました。


そして、そのことが
多少なりとも自分の感情を

メンテナンスすることに
繋がっていたように、
ふと思い返してみて感じております。



■トラウマ、とか、
苦しい体験とまでは言わずとも、

社会で生きていると
何か心のゆらぎはあるものです。


そんな時に、上記の方法のように
確立された自分の感情と向き合う方法

そして新たな選択肢を見つける方法を
一つ持っておくだけで、

ちょっとした安心材料にも
なるのではなかろうか、と思います。



よろしければ、ぜひやってみてくださいね。

(そして、誰かに見られないように
 お気をつけくださいませ 笑)
 

※ジャーナリングを気軽にやってみたい方は
 こちらがおすすめです。
  ↓ 
AIが思考と感情を分析してフィードバックをくれる
ジャーナリング・アプリ『muute(ミュート)』
https://muute.jp/

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

絶望してはいけない。
だが、もし絶望してしまったら、
絶望の中、進み続けるのだ。

エドマンド・バーク(イギリスの政治家/1729-1797)

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【編集後記】
本年の研修関連が全て終了。
1年が締めくくりに入っている感があります。

とはいえ、大学院関連でやるべきことがたくさん。
データ分析、論文購読、来年に向けての準備。
落ち着いているうちに、一気に積み上げていきたいと思います。


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