配信日時 2021/12/12 00:03

「叩かれることを喜ぶ」という選択【カレッジサプリ】

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令和3年12月11日(第2851号)


「叩かれることを喜ぶ」という選択


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2002字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日金曜日はコーチング研修の
第3回目の実施でした。

オンライン研修に慣れすぎてしまって
リアルの情報量の多さに逆に慣れず。。。(汗)

とはいえ、対面のほうが
やはり温度感を感じられて
受講者の方と向き合っている感じがします。

エネルギーも使いますが、
何より気合が入ります。

(改めてご参加頂いた皆さま、
 ありがとうございました!)



さて、本日のお話です。

研修の実施のたびに

「今日はどうだっただろうか?」

と自らに自然と問うてしまいます。

そして大概の場合、
「ああ、あの場面、
 もっとこうすればよかった」と

一人心の中で赤面し、
「まだまだであった」と思ったりします。

(…なんていうと、お客様を
 不安にさせてしまいそうですが) 

でも、内容としても姿勢としても
しっかりとやっております。
(逆に言い訳がましいか、汗)



さて、前置きが長くなってしまいましたが
今日はそんな振り返りを通じて思ったことと気づきを
皆さまにご共有させていただければと思います。

それでは参りましょう。

タイトルは、



【 「叩かれることを喜ぶ」という選択  】



それでは、どうぞ。



■対価を頂いて
お仕事をする以上、

それに見合ったものを、否
それ以上の物をお返しする。

頂いたもの:お渡ししたものが
50:50では大体の場合
右肩下がりになります。

より多くのものを
お渡ししていこうという
貢献の姿勢がなければ、
そもそも継続することはなく、
その関係はゆくゆく先細りになることは、
想像に難くありません。


それが、
”お仕事の鉄則”であり、

働く人が大切にすべき姿勢では、
、、、と(私は)思っております。



■ということで、

『自分にとって
 最大限できることをやる』

という姿勢は、

精神論ではありますが、
とっても大事ですし、

誰もができるし、
誰でもできるがゆえ
誰もが大切にすべき姿勢だよな、

と思ったりします。

(人は慣れると「省エネ」モードで
 こなすような感じになることも多いので、、、)


■一方、精神論でいいか、
というとそれだけでは心もとない。
やはり、品質、クオリティも大事。

、、、とはいいつつ

ある素晴らしい勢いで成長している
IT会社の社長さんが、こんなお話を
聞かせてくれました。

「新しい研修をやるときは
 正直、不安になりますね」

と何の文脈だったか
私が話したときに、社長はこう言われました。


「新しいことをするときは
 ぶっちゃけ、品質はどうしようもないっすよね。
 たくさんやるしかないですよね!」
 
とのこと。


■その話を聞いた時に、
妙に腹落ちをしたことを覚えています。

”品質”というものは
始めからMAXあるものではない。

何度も何度も叩いて叩いて
たくさんのフィードバックをもらって
研ぎ澄ませていった末に、見えてくる。

そして”品質”の安定感も、
増していくものだ、と。



■しかし、それくらいの
高い高い”品質”にするには、

「叩かれに叩かれ
 叩かれまくる」
(加えて自分でも叩く)

というプロセスが
必然的に必要になります。


じゃあ、そのために何が必要かと言うと

『舞台に立ち続ける』

行為なくして、叩かれることはありえず
向上もありえない、となります。



■こんな事を言っては
ご縁を頂いているお客様に対して
ちょっと後ろめたさを感じなくもないですが、

私自身も、そう思いつつ
挑戦させていただいている研修も
たくさん、たくさんあります。


もちろん、本当にできないことは
そもそもお仕事として受けません。

でも、要望に応じて
出来る限りのチャレンジは
させていただきます。



■そうすると往々にして
未知との遭遇(体験)があります。

これまでと違うリアクションと
毎回何かしら出くわします。

たとえば、
新しいプログラムだけではなく

多様な参加者(業種・職種・役職)
多様な状況(オンライン/対面)
多様な文脈(手揚げ/強制参加)

でやると、それぞれの場面は
やっぱり違っている。

じゃあ、私があらゆるパターンを
経験し尽くしているかと言うと、

「まだまだ圧倒的に
 叩かれ足りていない」

と感じております。

まだ道半ばであるし
完成形は程遠い修行中の身です。

ゆえに、舞台に立つのが怖いことも
やっぱりたくさんあるのです。



■じゃあ、
「まだまだだから」といって、

「舞台に立つ」ことを
しないかといったら、

それこそ違うのです。

品質は舞台に立たなければ
そして叩かれなけば高められないのです。

誰もが常に成長のプロセスの
道半ばであるわけだし、

「圧倒的に舞台に立って、
 叩き、叩かれ続ける」

ことを選ぶこと。


■成長途中であり、
未熟なところもあるとしても

『自分にとって
 最大限できることをやる』

という腹決め、かつ

『舞台に立ち続ける』

ことで、成長し続けること。


それがこそが、自らが成長し、
より良い物を提供できるという意味でも
関わっていただいているお客様への一番の貢献である、

そんな風に思った(言い聞かせた)次第。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

自分をごまかして妥協するのは簡単だ。
でも成功したかったら、人より少しだけ厳しくなければ、
少しだけ余分に努力しなければ駄目だ。

トニー・グウィン(米国のプロ野球選手/1960-2014)

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【編集後記】
そして、そのために最大限の努力をすることも、やっぱり大事。
大学院の授業で疲れて、精神論モードになってきております。


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