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令和3年12月11日(第2851号)
「叩かれることを喜ぶ」という選択
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2002字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日はコーチング研修の
第3回目の実施でした。
オンライン研修に慣れすぎてしまって
リアルの情報量の多さに逆に慣れず。。。(汗)
とはいえ、対面のほうが
やはり温度感を感じられて
受講者の方と向き合っている感じがします。
エネルギーも使いますが、
何より気合が入ります。
(改めてご参加頂いた皆さま、
ありがとうございました!)
*
さて、本日のお話です。
研修の実施のたびに
「今日はどうだっただろうか?」
と自らに自然と問うてしまいます。
そして大概の場合、
「ああ、あの場面、
もっとこうすればよかった」と
一人心の中で赤面し、
「まだまだであった」と思ったりします。
(…なんていうと、お客様を
不安にさせてしまいそうですが)
でも、内容としても姿勢としても
しっかりとやっております。
(逆に言い訳がましいか、汗)
*
さて、前置きが長くなってしまいましたが
今日はそんな振り返りを通じて思ったことと気づきを
皆さまにご共有させていただければと思います。
それでは参りましょう。
タイトルは、
【 「叩かれることを喜ぶ」という選択 】
それでは、どうぞ。
■対価を頂いて
お仕事をする以上、
それに見合ったものを、否
それ以上の物をお返しする。
頂いたもの:お渡ししたものが
50:50では大体の場合
右肩下がりになります。
より多くのものを
お渡ししていこうという
貢献の姿勢がなければ、
そもそも継続することはなく、
その関係はゆくゆく先細りになることは、
想像に難くありません。
それが、
”お仕事の鉄則”であり、
働く人が大切にすべき姿勢では、
、、、と(私は)思っております。
■ということで、
『自分にとって
最大限できることをやる』
という姿勢は、
精神論ではありますが、
とっても大事ですし、
誰もができるし、
誰でもできるがゆえ
誰もが大切にすべき姿勢だよな、
と思ったりします。
(人は慣れると「省エネ」モードで
こなすような感じになることも多いので、、、)
■一方、精神論でいいか、
というとそれだけでは心もとない。
やはり、品質、クオリティも大事。
、、、とはいいつつ
ある素晴らしい勢いで成長している
IT会社の社長さんが、こんなお話を
聞かせてくれました。
「新しい研修をやるときは
正直、不安になりますね」
と何の文脈だったか
私が話したときに、社長はこう言われました。
「新しいことをするときは
ぶっちゃけ、品質はどうしようもないっすよね。
たくさんやるしかないですよね!」
とのこと。
■その話を聞いた時に、
妙に腹落ちをしたことを覚えています。
”品質”というものは
始めからMAXあるものではない。
何度も何度も叩いて叩いて
たくさんのフィードバックをもらって
研ぎ澄ませていった末に、見えてくる。
そして”品質”の安定感も、
増していくものだ、と。
■しかし、それくらいの
高い高い”品質”にするには、
「叩かれに叩かれ
叩かれまくる」
(加えて自分でも叩く)
というプロセスが
必然的に必要になります。
じゃあ、そのために何が必要かと言うと
『舞台に立ち続ける』
行為なくして、叩かれることはありえず
向上もありえない、となります。
■こんな事を言っては
ご縁を頂いているお客様に対して
ちょっと後ろめたさを感じなくもないですが、
私自身も、そう思いつつ
挑戦させていただいている研修も
たくさん、たくさんあります。
もちろん、本当にできないことは
そもそもお仕事として受けません。
でも、要望に応じて
出来る限りのチャレンジは
させていただきます。
■そうすると往々にして
未知との遭遇(体験)があります。
これまでと違うリアクションと
毎回何かしら出くわします。
たとえば、
新しいプログラムだけではなく
多様な参加者(業種・職種・役職)
多様な状況(オンライン/対面)
多様な文脈(手揚げ/強制参加)
でやると、それぞれの場面は
やっぱり違っている。
じゃあ、私があらゆるパターンを
経験し尽くしているかと言うと、
「まだまだ圧倒的に
叩かれ足りていない」
と感じております。
まだ道半ばであるし
完成形は程遠い修行中の身です。
ゆえに、舞台に立つのが怖いことも
やっぱりたくさんあるのです。
■じゃあ、
「まだまだだから」といって、
「舞台に立つ」ことを
しないかといったら、
それこそ違うのです。
品質は舞台に立たなければ
そして叩かれなけば高められないのです。
誰もが常に成長のプロセスの
道半ばであるわけだし、
「圧倒的に舞台に立って、
叩き、叩かれ続ける」
ことを選ぶこと。
■成長途中であり、
未熟なところもあるとしても
『自分にとって
最大限できることをやる』
という腹決め、かつ
『舞台に立ち続ける』
ことで、成長し続けること。
それがこそが、自らが成長し、
より良い物を提供できるという意味でも
関わっていただいているお客様への一番の貢献である、
そんな風に思った(言い聞かせた)次第。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
自分をごまかして妥協するのは簡単だ。
でも成功したかったら、人より少しだけ厳しくなければ、
少しだけ余分に努力しなければ駄目だ。
トニー・グウィン(米国のプロ野球選手/1960-2014)
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【編集後記】
そして、そのために最大限の努力をすることも、やっぱり大事。
大学院の授業で疲れて、精神論モードになってきております。
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