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令和3年12月10日(第2850号)
ランニングから、破壊と再生と成長を考える
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2024字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント、
並びに研修の企画と、大学院の打ち合わせ。
夕方は5キロのランニングでした。
*
さて、本日のお話です。
「100キロマラソンに申し込む」
というお話で先日から
ちょっとマニアックな話を
書かせていただいております。
”申し込み”の威力はやはりすごい。
早速スイッチが入り
ランニングの練習をする気合が
入ってきました。
そして走る中で
「人が成長する」ことついて
思い馳せることがありました。
今日はそのお話について、
思うところをお伝えできればと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは、
【ランニングから、破壊と再生と成長を考える】
それでは、どうぞ。
■「成長する」。
人によっては、
ちょっと暑苦しいと
感じる方もいるかもしれません。
成長をしなくとも、
誰かに貢献しようとしなくても
生きているそのことで
十分の価値を提供していることもある
という考えもありますし、
「常に成長しなければいけない」というのも
資本主義的なバイアスが掛かっているのかも、
とも思えなくもありません。
■、、、しかしながら、思います。
やはり、人にとって、
”新しいことが
できるようになる喜び”
とは、誰しもが持っている
根源的なものではなかろうか、と。
私事で恐縮ですが
生後10ヶ月の赤子がいますが、
日々何かを獲得していく様子、
そして痛みを伴いつつ
それこそ「成長」していく様子は、
人間という生き物が
何かしらの形で「成長」していくことが
宿命づけられているようにも感じました。
歳を重ねても、
精神的な成長も含めて
人は成長していくものだな、、、
と思います。
■、、、なんていう
「成長とはなんぞや」
という議題から始めてしまいましたが、
100キロマラソンに参加申し込みをし、
「成長とは何か」をつい考えてしまいます。
というのも、
2022年5月に100キロ走りますので、
衰えきった足を「成長」させねば
完走できません。
その中でランニングの能力を
「成長」させるためには
何が必要だろうか、、、、
なんて事を考えながら
走っておりました。
■結局、ランニングの能力とは
1)心肺機能の向上
2)筋肉の強化
が中心になります。
*
1)心肺機能の向上で言えば
「VO2MAX」という
最大運動能力時に体重1キログラムにつき
1分間に消費できる酸素の最大量、
(体が酸素をたくさん循環させられる、
消費もたくさんできる=心肺機能が高い、
ということ)
を高めることで
ランニングの能力も高まります。
そのために必要なことは、シンプルで
「これまで以上に負荷をかける」
ことに他なりません。
そう追い込んで
”自己の破壊”することで
成長する、ということ。
■次に、
2)筋肉の強化
ですが、
筋肉を強化すると
「平均ピッチ」が高まります。
つまり歩幅が大きくなります。
またボディバランスも高まり、
左右のバランスも整って、
フォームも改善にも繋がります。
走るために必要な筋肉は
・大腿四頭筋(太もも)
・ハムストリングス(太ももの裏)
・大殿筋(お尻)
・下腿三頭筋(ふくらはぎ)
・脊柱起立筋(腰)
・腹直筋(お腹)
これらの6つの筋肉、
と言われています。
どうやって強化するかというと
「より速く走る」or「より長く走る」
のいずれか。
これもまたシンプルで
「これまで以上に負荷をかける」
のみです。
そして足の筋肉を破壊し
再生させる瞬間に
筋肉は成長するわけです。
■さて、何だかマニアックなことを
書いてしまいましたが、
何がいいたいかといいますと、
『成長とは、自己の破壊と再生である』
というお話。
■ゆるゆる走っていても、
楽しさ/現状維持はありますが、
大幅な成長はありませんでした。
もし今を超えて、
自分をバージョンアップさせるならば、
息が上がる、苦しい。
ペースが速い
筋肉痛(破壊)が起こる。
そんなレベルで
日々の破壊と再生を
常態化していく必要がある。
そのことで、
「走る」行為は強化されていくのです。
■また不思議なもので、
”自分を破壊し、再生させる
ランニングという象徴的な行為”
を日常に組み込むと、
それがメタファーとなり、
日常でも内的な変化が起こる
と感じます。
例えば、
「本当に仕事で今日、
やりきっただろうか
(走りきっただろうか)」
とか、
「破壊が起こるまで、
本当に出し切ったのだろうか」
という問いが生まれたりします。
(私だけなのかもしれませんが)。
■というのもランニングは、
「いくら自分が頑張った」
と言い聞かせても、
本当に出し切っていなければ
筋肉破壊は起こりません。
ゆえに、嘘がつけない行為なのです。
そうすると、日常で
「今日は頑張った」
と仮に自分に言い聞かせても、
本当はどうなのか自分への問いが
生まれてくる。
ランニングという象徴的な行為を
日常に組み込むことで
日々、自分に
問われているようにも感じた、、、
というお話。
■成長がすべて、
とは思いませんが、
自分が新しいことを
出来るようになっていく成長の実感は、
悪くないものです。
そして、
『成長とは、自己の破壊と再生である』
このことを、ランニングから考えさせられたな、
などと思った次第。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
戦いに勝つのは、必ず勝とうと強く決心した者だ。
レフ・トルスロイ(ロシアの小説家/1828-1910)
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【編集後記】
足が痛いと、ああ、成長しているな、と感じます。
特に走り始めはぐぐっと伸びますので、なお楽しい。
5月に向けて準備を進めたいと思います。
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