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令和3年12月6日(第2846号)
モデリング ー生後10ヶ月の乳児と、1歳半の幼児の交わりから学ぶことー
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1541字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は友人のご家族と懇親会。
久しぶりに人と会うとエネルギーも使いますが
実に刺激になる良い時間でございました。
*
さて、本日のお話です。
人を育てるための方法として
いくつか手法がありますが、
その中の一つが、
「モデリング」
というもの。
要は、”背中を見て育つ”という
やつでございますね。
今日はこのお話について、
思ったことをお伝えできればと思います。
それでは早速まいりましょう。
タイトルは、
【モデリング ー生後10ヶ月の乳児と、1歳半の幼児の交わりから学ぶことー】
それでは、どうぞ。
■話はタイトルと全然違いますが、
現在とある会社様で
「理念浸透のプロジェクト」
を行わせていただいています。
その中で、
「経営理念浸透」の先行研究をまとめており、
理念浸透のためには、
いくつかの代表的な手法があることを知りました。
■その中の一つで
経営理念を、特に個人にぐっと浸透させるには
『モデリング(=他者の行動から学ぶ)』
という方法があります。
要は、自分の上司・先輩などの
「経営理念を体現した
模範となる行動」
を見て、下の人は
「ああ、こういうことが大事なのか、
そしてできるのか」
と大切な行動を学んでいく、
というお話。
まるで雛鳥が親鳥を見て、
飛び方を覚えるような教育、
それが
【モデリング】
と呼ばれるものです。
経営理念浸透でも、
あるいは職人の世界の技術でも、
このモデリングというのは、
大変強力な育成の手法として知られています。
■さて、話は変わりまして、
昨日の我が家の話。
(変わりすぎですみません)
個人的な話ですが、
生後10ヶ月の赤ちゃん(息子)が
我が家にはおります。
しかし、コロナ禍により、
接するオトナは、基本私と妻の2名で、
これまであまり多くの人と
会わせられてはいませんでした。
*
そんな中、少し落ち着いてきた側面も感じつつ、
先日、友人夫妻と息子さん(1歳半)が
家に遊びにやってきました。
■1歳半の友人のお子さんは、
がんがん立って、歩き回ります。
それを見ていた10ヶ月の息子、
いつもと様子が違うようです。
何やら刺激を受けた様子で、
足をぷるつかせながら、
「一人で立とうとする」
というトライ&エラーを
積極的に繰り返しておりました。
発達心理学のエリクソンの言う
「乳児にも社会性があり、その萌芽が見られる
エピジェネティックな状態」
を思い出しました。
(どうでもいいか、、、)
■…そして、それらを見ながら、
ちょっと強引かもしれませんが
「ああ、これって
まさにモデリングじゃん」
と思ってしまったのでした。
■ここからは想像ですが、
おそらく体のサイズが違いすぎる
私とか妻だと、差がありすぎて比較にならない。
多分本人(10ヶ月の赤ちゃん)もそれは
何となく感じるのでは、と思われます。
でも、1歳位のちょっと先輩が、
「立っている」
「歩いている」
「遊んでいる」
という行為を見せつけることで、
「こういう行動も
自分にできるのではないか」
という基準・可能性を示すことになったのでは、
とも推察されます。
そして、それらの
外界の刺激→本人の選択肢の拡大
→新しいアクション(自立する)
へと繋がっていったのかもしれない。
とも思ったのでした。
他者からの刺激。底から繋がる
普段と違う行動をしようとしている乳児を見て、
「モデリングの威力」を、
(勝手にですが)感じた、
、、、というお話。
■そしてここから思うこと、
学ぶことがあります。
それは、
『「模範となる行動」と、まず出会うこと』
の大切さです。
自分の世界は自分だけでは
外に開いていくことはありません。
そして自分の既視の世界から
未知の世界に飛び出すためには、
やっぱり、
「外界との出会い」
が重要になってくるのです。
■例えば、
「このような分析&アウトプットを
こんな短期間でできる人がいるのか」とか
「同じピアノの曲なのに
こんなにも表情豊かに弾けるものなのか」とか
「同世代なのに、立って遊んでいるのか(!)」
など、今の自分の世界を越境し、
そして他者と触れ合うことで、
それは刺激となります。
■外界の刺激があるからこそ、
自分の当たり前が打ち壊される。
そして自分の新たな可能性に出会える。
行動の選択肢も増える。
そんなことを、思ったのでした。
まあ、書きながら
多少(大いに)こじつけの部分もありますし、
「モデリング」の過大解釈感もありますが、
それでも
『「模範となる行動」と出会うこと』
って大きな刺激になるし、
とても大事だよね、
と思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
運命とは偶然の問題ではなく、選択の問題である。
それは、待つものではなく、自分の手で獲得するものである。
ウィリアム・ジェニングス・ブライアン(米国の政治家/1860-1925)
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【編集後記】
最近、自分から発信する機会が減っているので、
年明けからまた、勉強会など開始して行こうかと思います。
動いていくこと、やっぱり大事。
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