配信日時 2021/12/06 09:47

モデリング ー生後10ヶ月の乳児と、1歳半の幼児の交わりから学ぶことー【カレッジサプリ】

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令和3年12月6日(第2846号)


モデリング ー生後10ヶ月の乳児と、1歳半の幼児の交わりから学ぶことー


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1541字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は友人のご家族と懇親会。
久しぶりに人と会うとエネルギーも使いますが
実に刺激になる良い時間でございました。



さて、本日のお話です。

人を育てるための方法として
いくつか手法がありますが、
その中の一つが、

「モデリング」

というもの。

要は、”背中を見て育つ”という
やつでございますね。


今日はこのお話について、
思ったことをお伝えできればと思います。

それでは早速まいりましょう。


タイトルは、



【モデリング ー生後10ヶ月の乳児と、1歳半の幼児の交わりから学ぶことー】



それでは、どうぞ。



■話はタイトルと全然違いますが、
現在とある会社様で

「理念浸透のプロジェクト」

を行わせていただいています。

その中で、
「経営理念浸透」の先行研究をまとめており、

理念浸透のためには、
いくつかの代表的な手法があることを知りました。



■その中の一つで
経営理念を、特に個人にぐっと浸透させるには

『モデリング(=他者の行動から学ぶ)』

という方法があります。

要は、自分の上司・先輩などの

「経営理念を体現した
 模範となる行動」

を見て、下の人は

「ああ、こういうことが大事なのか、
 そしてできるのか」

と大切な行動を学んでいく、
というお話。


まるで雛鳥が親鳥を見て、
飛び方を覚えるような教育、

それが

【モデリング】

と呼ばれるものです。

経営理念浸透でも、
あるいは職人の世界の技術でも、

このモデリングというのは、
大変強力な育成の手法として知られています。



■さて、話は変わりまして、
昨日の我が家の話。
(変わりすぎですみません)


個人的な話ですが、
生後10ヶ月の赤ちゃん(息子)が
我が家にはおります。


しかし、コロナ禍により、
接するオトナは、基本私と妻の2名で、

これまであまり多くの人と
会わせられてはいませんでした。



そんな中、少し落ち着いてきた側面も感じつつ、
先日、友人夫妻と息子さん(1歳半)が
家に遊びにやってきました。



■1歳半の友人のお子さんは、
がんがん立って、歩き回ります。

それを見ていた10ヶ月の息子、
いつもと様子が違うようです。

何やら刺激を受けた様子で、
足をぷるつかせながら、

「一人で立とうとする」

というトライ&エラーを
積極的に繰り返しておりました。

発達心理学のエリクソンの言う

「乳児にも社会性があり、その萌芽が見られる
 エピジェネティックな状態」

を思い出しました。
(どうでもいいか、、、)


■…そして、それらを見ながら、
ちょっと強引かもしれませんが

「ああ、これって
 まさにモデリングじゃん」
 
と思ってしまったのでした。



■ここからは想像ですが、

おそらく体のサイズが違いすぎる
私とか妻だと、差がありすぎて比較にならない。

多分本人(10ヶ月の赤ちゃん)もそれは
何となく感じるのでは、と思われます。


でも、1歳位のちょっと先輩が、

「立っている」
「歩いている」
「遊んでいる」

という行為を見せつけることで、

「こういう行動も
 自分にできるのではないか」
 
という基準・可能性を示すことになったのでは、
とも推察されます。

そして、それらの

外界の刺激→本人の選択肢の拡大
→新しいアクション(自立する)

へと繋がっていったのかもしれない。

とも思ったのでした。


他者からの刺激。底から繋がる
普段と違う行動をしようとしている乳児を見て、

「モデリングの威力」を、
(勝手にですが)感じた、

、、、というお話。



■そしてここから思うこと、
学ぶことがあります。

それは、


『「模範となる行動」と、まず出会うこと』


の大切さです。


自分の世界は自分だけでは
外に開いていくことはありません。

そして自分の既視の世界から
未知の世界に飛び出すためには、
やっぱり、

「外界との出会い」

が重要になってくるのです。


■例えば、

「このような分析&アウトプットを
 こんな短期間でできる人がいるのか」とか
 
「同じピアノの曲なのに
 こんなにも表情豊かに弾けるものなのか」とか
 
「同世代なのに、立って遊んでいるのか(!)」

など、今の自分の世界を越境し、
そして他者と触れ合うことで、
それは刺激となります。



■外界の刺激があるからこそ、
自分の当たり前が打ち壊される。

そして自分の新たな可能性に出会える。
行動の選択肢も増える。

そんなことを、思ったのでした。


まあ、書きながら
多少(大いに)こじつけの部分もありますし、
「モデリング」の過大解釈感もありますが、

それでも

『「模範となる行動」と出会うこと』

って大きな刺激になるし、
とても大事だよね、

と思った次第です。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

運命とは偶然の問題ではなく、選択の問題である。
それは、待つものではなく、自分の手で獲得するものである。

ウィリアム・ジェニングス・ブライアン(米国の政治家/1860-1925)

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【編集後記】
最近、自分から発信する機会が減っているので、
年明けからまた、勉強会など開始して行こうかと思います。
動いていくこと、やっぱり大事。


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