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令和3年11月27日(第2837号)
コーチングとは自分と相手、共に創るものである
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1299字/読了時間1分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は6件の個別コーチング
今週は18件のコーチング。
コーチング祭りでした。
*
さて、本日のお話です。
今週、実に多くの管理職の方の
お悩みをお聞かせいただきました。
ひたすらお話を聞き続ける中で
コーチングによる課題解決について
感じることがございました。
今日はそのお話について思うところを
皆様にご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【コーチングとは自分と相手、共に創るものである】
それでは、どうぞ。
■コーチングを実施すると、
実に様々な気付きがあります。
おそらく、それは人と人の
「対話」
だからなのかもしれません。
対話とは言葉どおり
”対”になって行なうもの。
また相手とは
・環境も違う
・経験も違う
・価値観も考え方も違う
わけであり、質問を通じて
課題を共に探求をしていくプロセスは
どちらか一方だけで進むものでもありません。
■加えて言えば、
相手の深い部分に入っていくと、
”相手との心の壁”
みたいなものも、
感じたりします。
「初対面だから、
これくらいにしておこう」
「あんまりディープな話は
ちょっとしづらいな」
という遠慮もありつつ、
大人なのでそれなりの
対話を繰り返す。
でも、相手と対話をする
醸し出す雰囲気、応答のプロセスで
少しずつ心を開いていったり
時に深い質問をすることで、
心の琴線に触れたとき、
ぐっとお互いが深い部分に
踏み入れられるようなそんな時間が
起こったりするものです。
それは、まるで
”自分と相手が
共に化学反応を起こす”
ような行為だなあ、
などと思ったのでした。
(あくまでイメージです)
■友人で、組織内でのコーチングを
専門としているプロの方が、
こんなことを言っていました。
「コーチングを導入する企業の中で、
上司は本当に頑張っている。
しかしコーチングはやる側だけでなく
これからは、コーチングを受ける側のスタンスも
大事だと思う」
とのこと。
この話を聞いて、
私もすこぶる納得しました。
■結局、コーチングとは
「対話」であるもの。
コーチが質問でリードをしていく。
でも、クライアント役も
その問いについて評価・判断等の姿勢ではなく、
一緒に乗っていこうという姿勢を持つ。
そうすることが、
より深く、実りある対話に繋がるのでは、
と思ったのでした。
(もちろん金銭が発生する
プロフェッショナルのコーチングの場合は、
コーチの責任が多分に大きくなりますが)
■先日、コーチングを挑戦している
管理職の方が、こんなことも言っていました。
それは
「コーチングを通じて、
相手の課題を整理できた感じがすると
自分自身が元気をもらえる」
という話。
その方は、まさに
コーチングを学び始めたところで、
まだまだ技術もこれからというところ。
でも、その話の中から
「コーチングとは共に創るものなのだ」
なのだと感じたのでした。
■誰もが深い部分は見せづらい。
しかし小出しにしながら
これまでお互いに
見ていなかった、
見えていなかった、あるいは
見ないようにしていた心の箱なり扉
を一緒に開けるような事は行うことは、
いつものコミュニケーションを見直したり
それぞれの選択肢を拡げることになるのでは、
と感じた次第です。
ということで、
世の1on1やコーチングをされている部下の皆さま、
受ける側も大事ですよ、
という話でございました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
「垣根」は相手がつくっているのではなく、
自分がつくっている。
アリストテレス(古代ギリシャの哲学者/BC384-322)
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【編集後記】
とはいいつつ、自分がコーチングをするときは
相手が誰であろうが引き出せるようにならないとな、
と自らの修行の必要性も感じている次第でございます。
道のりは長いです。
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