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令和3年11月11日(第2821号)
「チームのルール」を更新すると、チームワーク力が高まる
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1805字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
相変わらず週2~3日のペースで
大学院の課題の打ち合わせをしております。
その中で、
「チームのルールを決める」
ことの効果を、
肌身で感じております。
研修などではよくいうのですが、
実際にやって「やっぱりそうだな!」と
痛感している感じでございます。
今日はこのお話についての学びと気付きを、
皆様にご共有させていただければと思います。
それでは早速参りましょう!
タイトルは、
【「チームのルール」を更新すると、チームワーク力が高まる】
それでは、どうぞ。
■人が集まると、、
「そのチーム独自のパターン」
みたいなものが
出来上がってくるものです。
■例えば、
・課長のほにゃららさんが
ミーティングの最初ではいつも口火を切る、とか
・沈黙したときは、まるまるさんが、
大体なにかしゃべって話を進める、とか
・ぺけぺけさんが話すと、
場がピリッとして、口を開きづらくなる、とか
・ほげほげさんは、
大体まとめ役で上手くまとめてくれる
、、、みたいに。
■そこには目に見えないけれど
確かに存在する、
「暗黙のルール」
のようなものがあるようです。
***
皆様の職場でも、
きっと「暗黙のルール」があると思うのです。
例えば、ですが「会議」のシーン。
とある職場では
・ミーティングは30分まで延長はOK
という「暗黙ルール」
・発言する人はいつも偉い人と決まっている
という「暗黙ルール」
があるかもしれないし、
別の職場では、
・ミーティングは時間厳守
・発言は必ず1人1回はしなければ許されない
というチームもあるのでしょう。
■それらは誰が公式に
決めたわけではないものの、
「いつの間にかそうなっている」
ことがままあったりします。
■ただ、実際
”いつの間にかそうなっている”
という
・手順や進め方
・コミュニケーションパターン
・目標設定の仕方
などについても、
実際、完璧なチームなどないはずで、
必ずもっといいやり方は、
あって然るべきです。
そして実際、チームの誰かは口に出さないだけで
「こうしたほうがいいのにな」と
思っている人もいたりします。
■としたときに、
目の前の課題やタスクだけに
注目するのではなく、
時に立ち止まって、業務を推進している
「私たち自身に目を向ける」ことは、
チームの力をより高めるために、
大変有効である、と思うのです。
■、、、というのも少し前に
大学院のチームでも、
実際に皆で時間をとって、
自分たちの進め方を振り返ることがありました。
「ここまで2ヶ月間やってきて
自分たちのグループプロセス(進め方など)は
どうだろうか?」
等を考え、
話し合ってみたのでした。
■すると、その中では、
色々な話が出てきました。
例えば、
「誰かが最初に発言をして、
かつ議事録をとって文字にすると
その意見に引っ張られる(反対意見が言いづらくなる)」
などの影響があると思う、
等の意見も出たりしました。
じゃあ、どうすればいいだろうか、
ということで「新しい進め方のルール」ということで
1,Googleドキュメントを活用
2,5分くらいでそれぞれの意見を書き出す
3,それからディスカッションする
というルールを決めて話し合おう
等になりました。
■他には、
「モヤっとしたことは
言葉に出す」
とか
「敢えて反対意見を
出すようにする(デビル役)」
とか、
「グループの最後には
チェックアウトする」
(ミーティングの振り返り一言)」
など、
細やかなことのようですが
グループプロセスを見直し、
アップデートすることを行ったのでした。
■ちなみに、チームメンバーの関係も進め方も、
私からすると基本良好で、皆成熟していると感じていました。
それでもなお、
改めて立ち止まって、
新たなルールを決め、合意をとる。
そしてそのプロセスに従って
チームを再起動して進めることで、
・チームの生産性も(更に)高まる
・更に忌憚なく(更に)話し合える
・お互いの関係性も(更に)よくなる
という実感を覚え、
充実感を覚えていたのでした。
■そして、
”「チームのルール」を更新すると、チームワーク力が高まる”
のだなあ、と感じていたのでした。
■正直、このような振り返りは、
急ぎでもないし、やらなくても
日々のコミュニケーションは
何ら問題はありません。
皆の関係性が悪くない状態であれば
尚更、振り返る理由が見つからなかったりもします。
、、、しかし、です。
「常にチームは成長し続ける」
ものです。
だからこそ、
問題がなくとも時に立ち止まり
「更に良くするために、
我々は何を続け/止め/加えたらよいか?」
などの問いを、
皆で向き合い、
”私たち自身”に焦点を当てて考え、
対話をすること。
それが、
さらなる結果を生み出す
「私たち」を作り出す、再起動する上で
重要なことなのでは、と思います。
自らに目を向け、
メンテナンスすること。
個人でも、チームでも、きっと同じはず。
自分自身を振り返っていくこと
大切にしたいと思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
自分と異なる人間と接することの価値、
なじみのない思想や行動様式に出会うことの価値は、
どんなに高く評価してもしすぎることはない。
ジョン・シチュアート・ミル(イギリスの経済学者/1806-1873)
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【編集後記】
昨日は2ヶ月ぶりくらいに、キックボクシングのジムに行きました。
長らく通わないと、行くのに少し躊躇してしまいます。
一回やめると、一気にいけなくなるので、要注意です。
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