配信日時 2021/10/22 06:05

言葉にすることは「学びを結晶化する」こと【カレッジサプリ】

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令和3年10月22日(第2801号)


言葉にすることは「学びを結晶化する」こと


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1615字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日はストレングス・ファインダー研修。
全3回の第3回目の実施でした。

(ご参加頂いた皆さま、
 改めてありがとうございました!)

その他2件の打ち合わせなど。




さて、本日のお話です。

現在通っている、
大学院の秋学期のコースで

「リーダーシップ教育についての
 オンデマンド動画を見て感想を書く」

なる毎週30分ほどの授業があります。

個人的にこれが面白く、
学びになっております。


今日はその中から
学びと気づきを皆さまに
ご共有させていただければと思います。


それでは参りましょう!

タイトルは、



【言葉にすることは「学びを結晶化する」こと】



それでは、どうぞ。



■学びの方程式とは


”「経験」+「内省」=「教訓」”


でございます。


よい「経験」をしたとて、
その経験を立ち止まって振り返り、

・どのような教訓を得たのか
  
・これからどう活かすのか

を明確にしなければ、

結局、その経験を糧にできていない、
となってしまい、

同じ失敗を何度も繰り返す、
うまく言った状況を再現性高く繰り返せない

となってしまいます。



■ゆえに、オトナの学びは

『経験学習』

なのです。


※参考バックナンバー:
『”先生を教育する本”から学ぶ、オトナの学び方(=経験学習)の効果的な技法』
 ↓↓
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/10138/



■さて、ここからは

私が思うところでありますが、

特に経験を経た「内省(振り返り)」の際に
大事なプロセスとは、


『言葉にする』


ことだと思っています。

つまり、

・具体的に、何を学んだのか?

・そして、次何をするのか?

を、「言葉」にして
表現することが大事なのです。



■というのも、

「経験」というものは、
確かにそこあるけれども、

”雲”みたいにふわふわとしていて
そのままでは明確につかめるものではない、

と思うからです。


その経験から、

・事実(何が起こったのか)
・思考(どのように思ったのか)
・感情(どう感じたのか)

について、

明確に「言葉」にしないと、
その”雲”は結晶化されないわけです。



■つまり振り返りとは


「言語化によって
 ”教訓や学び”を結晶化する作業」


だと思うのです。



■例えば、冒頭に

”大学院のオンデマンドの授業”

があるとお伝えしました。

この授業で私も

「言語化が教訓や学びを
 結晶化させてくれる」
 
と感じています。


正直なところ、先生が非常に整理して
わかりやすく話をしてくれているし、

振り返るための講義の資料もあるので、
それを見れば

「へー、なるほどね」
「十分理解した!」

で終わらせることもできるのです。



■しかし、
オンデマンド”授業”なので
課題提出があります。


内容は「30分の動画」で学んだ内容を、

「学んだことを言語化する」
 
ことを求められるのです。


30分の内容なので、
言っていることをそのまま
書き写すことも可能といえば可能。

かつ、

資料を見て思い出せるなら、

「自分でわざわざ学んだことを
 言葉にする必要もないんじゃね?」 

とも思いそうですが、
そうではないのです。



■学んだことを言葉にして、
それが先生の話と同じだとしても、

仮に模写をするように
なったとしても、

見聞きしたことを、
自分なりに咀嚼して、
自分の言葉で編み直すと、

・実はつながりがよくわからなかった
・イマイチ理解できていなかった
・自分が見落としていたところ

が明確になるものです。



■「言葉にする」というのは、

普通にできそうで、
意外と骨が折れる作業です。


誰かの言い回しを
そのまま流用することのではなく、

自分というフィルターを通して
自分の言葉で語るほうが、

ずっと難易度が高かったりします。


しかし、そのプロセスこそが
己の学びになり、教訓を結晶化し、

他者の知識を自分の中に
蓄えていく行動になる、

…と

改めて感じております。



■自分が感じたこと、思ったことを、

その場ですぐに、
適切な言葉として表現するには
修業が必要です。


そのため、


”言葉で学びを結晶化し続ける”


こういった日々の習慣が
もっともその力を高めてくれる、

と思います。



【言葉にすることは「学びを結晶化する」こと】。



改めて私自身、

学びをより美しく結晶化できるよう

よりしっくりくる表現、
より適切な表現で

学びを言葉にできるように
日々積み重ねたいと思った次第。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。


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<本日の名言>

怠惰は魅力的に見えるけど、
満足感を与えてくれるのは働くことよ。

アンネ・フランク(『アンネの日記』著者/1929-1945)

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【編集後記】
最近、ちょっとずつ前倒しの活動ができてくるようになりました。
多分それは、大学院のおかげ。仲間と一緒にプロジェクトを進捗させることで
先々の予定をより考えるようになりました。
何歳になっても、仕事のやり方も変えられるし、成長もできる。
そんな成長実感を猛烈に感じている今日このごろです。
ありがたい限り。


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