配信日時 2021/10/03 23:06

今週の一冊『部下の強みを引き出す 経験学習リーダーシップ』【カレッジサプリ】

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令和3年10月3日(第2782号)


今週の一冊『部下の強みを引き出す 経験学習リーダーシップ』


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2155字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日は、朝から大学院の授業。

「データアナリティクス演習」というのが始まり
恐ろしくついていけない匂いがしております(汗)



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する、
今週の一冊のコーナー。

今週の一冊は、

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『部下の強みを引き出す 経験学習リーダーシップ』

松尾 睦(著)

https://www.amazon.co.jp/dp/4478108919/ref=cm_sw_r_tw_dp_0TA2YB27988N81CEV5TN

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です。



■経験学習。


これまでもメルマガで
何度か触れてきておりますが、

”オトナの学び”

にとって、大変効果的な学び方の一つです。


こんな内容でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『経験学習モデル』 byコルブ

1「実践のステージ」…
 学習者は、現場において様々な状況に直面する。
 そして即興的な対応策を用いながら、それらの状況を乗り越えていく。

2「経験のステージ」…
 実践体験のなかで、学習者はその後の活動に役立つような
 エピソード的経験(成功体験/失敗体験)を積んでいく。

3「省察のステージ」…
 ただし、学習者は「自分にとって何が役立つ経験か」を抽出できていない。
 現場の状況に埋め込まれているからだ。そこで、実践体験を振り返り、
 その後の活動に役立つと思われるエピソードを抽出することが必要となる。

4「概念化のステージ」…
 抽出したエピソードについて検討を進め、
 学習者はその後の活動に役立つ独自の知見(マイセオリー)を紡ぎ出す。
 ただし、これらは普遍的な理論である必要はない。
 重要なのは、マイセオリーを学習者が自ら構築することにある。
(1~4を繰り返す)

※中原淳『企業内人材育成』より引用

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

実践→経験→省察→概念化

これらを、ぐるぐるぐるぐる回して、
その経験から学びを経ていくのです。

この重要性については、
皆さまもなんとなくご理解いただけるかと思います。



■そして、今回ご紹介の、
『経験学習リーダーシップ』の本は、

”日本における「経験学習」の第一人者である
 松尾睦氏(北海道大学大学院経済学研究院教授)が
 著した待望のリーダーシップ論”
 
とされています。


「◯◯といえば、△△先生」

というのが本を読み進めると
わかってくるものですが、

松尾先生は、まさにこの
「経験学習」の代表的な方です。



■その松尾先生が、

「経験学習の理論」×「現場で実践出来る」

という形で、

現場の管理職の方向けに、
理論や研究を、ビジネスパーソン向けに
わかりやすく使えるようにしたのが
今回の一冊と思っています。



■例えば、

・部下の強みにフォーカスをする

としたときに、

どのような観点で振り返ればよいのか?


世にある「VIA」や
「ストレングス・ファインダー」などの
診断ツールなども使いつつ、

どのように育成計画を立てたり、
フィードバックを行えばよいのか、

が書かれています。


”強みにフォーカスをした
 部下育成をする”
 
と言われても、なかなかピンと来ない方も
少なくないのでは、と思いますが、

1)理論

2)具体例の説明

3)ワークシート

という形で提示されているところも、
実にわかりやすいです。

(私も研修で一部、
 参考にさせて頂きました)



■以下、書籍の紹介です。

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【内容紹介】
日本における「経験学習」の第一人者、
松尾睦氏(北海道大学大学院経済学研究院教授)が著した待望のリーダーシップ論。

8年間に及ぶ独自の「育て上手のマネジャー調査」をもとに、
部下の経験学習を効果的に支援する「3つの指導法」と「2つの補完スキル」を解説。

部下育成に悩むマネジャーのみならず、
後輩育成の役割を担う中堅社員、新人の育成を任された若手社員にも
人材育成の新たな視座を提示する。


【本文より】
私たちは自分の力だけで成長することはできません。
上司、先輩、同僚との「つながり」の中で組織人は成長していきます。
自分自身が主体的に「経験から学びとる」ことが基本ですが、
上司や先輩によって「導かれる」ことも事実です。

「育て上手」といわれる人たちは、
部下や後輩の「経験から学ぶ力」を高めながら指導していました。

つまり、人材育成とは、部下や後輩が
「自らの経験から学べるように支援する」ことなのです。

このテーマをさらに深掘りし、
育て上手のマネジャーが部下をどのように指導しているかを
解き明かすことが本書の目的です。



【主な目次】

はじめに
第1章__経験学習の基本プロセス
第2章__育て上手のマネジャー vs 平均的マネジャー
第3章__育て上手の指導法1:強みを探り、成長ゴールで仕事を意味づける
第4章__育て上手の指導法2:失敗だけでなく成功も振り返らせ、強みを引き出す
第5章__育て上手の指導法3:中堅社員と連携しながら、思いを共有する
第6章__補完スキル1:成長をうながす仕事の創り方
第7章__補完スキル2:成長をうながすリフレクション支援
終 章__まとめ
おわりに
付録A__強みのリスト
付録B__自己診断チェックリスト
付録C__育成ワークシート
参考文献


※Amazon本の紹介より引用
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


■経験学習。

強みにフォーカスをしたマネジメント。

ストレングス・ファインダー。


このいずれかのキーワードを、
部下育成の実践につなげたいという方は
きっと得られるものが多いはず。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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<今週の一冊>

『部下の強みを引き出す 経験学習リーダーシップ』
松尾 睦(著)

https://www.amazon.co.jp/dp/4478108919/ref=cm_sw_r_tw_dp_0TA2YB27988N81CEV5TN

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【編集後記】
本が猛烈に溜まってきております。
加えて10月は忙しくなりそう。
メルマガも学んだ内容をどれくらいアウトプットできるか、、、
ちょっと心配ですが、がんばります。

【ご感想・お問い合わせについて】
カレッジでは、企業研修・ワークショップを行っています。
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