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令和3年10月2日(第2781号)
「学びの時間のクオリティ」を決めるもの
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1789字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は
ストレングス・ファインダー研修の実施。
また1件のアポイントと、
夜からは大学院の授業でした。
*
さて、本日のお話です。
大学院の授業が始まり、
また私自身も研修が重なって
なかなか忙しくなっております。
同時に、授業や研修に
参加したり参加してもらったりする機会が
急に増えてきております。
その中で、ふと思ったのが、
「『学びの時間のクオリティ』って
毎回ぜんぜん違うな…」
ということでした。
今日はこのお話について、
学びと気付きを(自戒を込めて)
皆さまにご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【「学びの時間のクオリティ」を決めるもの】
それでは、どうぞ。
■研修講師養成のトレーニングで
『受身のトレーニング』
と内々でよんでいる
練習方法があります。
どういうものかというと、
”「受講者役」になってみる”
というの。
シンプルに、
攻守が入れ替わって
自分が受け手になってみる。
すると、
「講師からのこういう言われ方は
受け取りやすいな」とか
「こういうワークの案内の仕方だと
何をしたらいいかわかりづらいな」とか
「指名している人が偏っていて
逃げ腰にみえるな」
とか、
自分が講師役の時には、
気付かなかったことに目が行くのです。
そして、それが
自分が講師になる時に役立つ。
■…という話を、
近頃、大学院ほか
多くの授業や研修に参加し
多様な先生や講師の
授業や研修に触れる中で
思い出しております。
”参加者”や”場”というのは
実に正直です。
・表情が活き活きしている
・集中できている
・多くの学びを受け取っている
というサインが、
参加者の表情や発言から
にじみ出ているものあれば、
そうではないものもある。
参加者は同じだったとしても、
『学びの時間のクオリティ』には、
差がでるものだな…
と感じるのです。
■では、そんな
『学びの時間のクオリティ』とは
何で出来上がっているのでしょうか?
もちろん、
「受講者のやる気」など、
本人に起因することは大きいです。
また「学びのコンテンツ」もそう。
・本人がやってみたいと思えるか
・役に立つものかどうか
・仕事に関連しているものか
なども影響してきます。
■、、、ですが、
そのような「受講者や内容」に関わらず、
特に運営(講師)の責任は、
やっぱり大きいものがあるのだろう、
と思うのです。
■例えば、
研修や授業に参加をする中で、
何気ないシーンがたくさんあります。
その中で、
”講師の言動が、
自分たちを尊重してくれているか”
などの「関わり方」も
大きく影響を与えます。
参加者の発言の後に、
ねぎらいや感謝の言葉があるか。
「話してよかった」という空気を
作っているかどうか。
…そしてそれには、
”あり方”が影響してきます。
■あるいは、
”講師の問いがどれほど
練り上げられているか”
もそう。
忙しい中で時間をとって
考えてもらうのが事前課題。
どのような狙いがあり、
どんな学びを持ち帰ってほしくて、
投げかけているのか。
その問いを一つとっても、
試行錯誤の上で投げかけられたものか、
あるいは疑問が浮かんでしまうものか
不思議と”感じる”もの、
だったりします。
はたまた、
”どのようなフィードバックが
講師の口からあるか”
もそう。
受講者はシビアに
常に講師の力量を見定めています。
発言に対してのコメントが
含蓄あるものか、明快な回答か、
気づきがあるものか、などで
瞬間瞬間「信頼して良い講師か」を
判断しているものです。
そして、それらが
信頼の蓄積として溜まり
あるいは減っていき
皆の集中力や没入感にも影響し、
それが”場の空気”として
反映されていく。。。
そうやって
『学びの時間のクオリティ』
へと連動してくる、
そんなことを思ったのでした。
■人と人が織りなす時間は、
実に繊細です。
講義や研修では
上記のように受け手側としても
届け手側としても感じます。
そしてそれは同時に、
・チームミーティングや
・定期的な1on1などについても
ある程度同じような影響が
あるのでは…思います。
一言一言の積み重ね。
信頼の蓄積で
相手との距離は変わり、
その時間のクオリティは変わっていく。
ゆえに、人は常に
届ける側の姿勢や力量を
見抜くアンテナを持ち判断していると
想定した上で、
1)全力をもって
価値を届けるというスタンスを持つ”
2)大事な場では、
頭がちぎれるほど考えつくす
ということが
とても重要なのであろう、
と思った次第です。
自戒を込めて。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
最も偉大な人とは、
日常の小さなことを軽蔑する人ではなくて、
それらの事柄を細心の注意を持って
改善する人のことである。
スマイルズ(イギリスの作家/1812-1904)
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【編集後記】
目の前の人に貢献する、というスタンスが
こういうときには一番大事だったりするなあ、と思ったり。
今週は忙しかった、、、(そしてまだまだ続きます汗)
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