配信日時 2021/09/18 08:33

ローランドから学ぶ「聞き上手」への道【カレッジサプリ】

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令和3年9月18日(第2767号)


ローランドから学ぶ「聞き上手」への道


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1601字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は8件のコーチング。
また2件のアポイント。

夜からはコーチング仲間
情報共有会でした。



さて、本日のお話です。

今週、半年間続いた
研修の振り返りも兼ねて、

合計25名の方と、個別コーチングを
行う機会をいただきました。

その中で、よく頂いた質問があり
そのことについて思うことがありましたので

今日はそのお話からの気づきを、
皆さまにご共有させていただければと思います。

それでは早速まいりましょう!

タイトルは


【ローランドから学ぶ「聞き上手」への道】


それでは、どうぞ。



■「メンバーや社員の相談に乗るとき、
 うまく相手に寄り添えるか不安です」
 
という相談を、
今週、4人ほどの方に頂きました。


例えば、

「機械トラブルなどは、
 対処方法が決まっているからいいけど、
 
 人の心が関わるものについては、
 
 ・どのように聞くのが正解か、
 ・自分が相手の感情に飲まれてしまわないか

 などが心配」
 
とのこと。



■特に、ごちゃっとしている
相手の思考を紐解いていくのは、

どのようなアプローチが必要なのか、
なんとも難しく感じるのは

当然なのかもしれません。



ただ、私もコーチングをやっていて、
色々な方の聞き方を見ることがありますが、

「聞き上手の人」を見ていると、


『「聞き上手な人」には型がある』


と気づきます。



■例えばですが、

「へー、◯◯なんだね」

と相手の言葉を
さりげなく”繰り返す”などもそう。


余談ですが、先日YouTubeで

ローランド
(あの伝説のホストと言われた人)

の動画を見ておりました。



■”ローランドが、
 彼女いない歴=年齢のテレビのADを
 モテるように改造する!”

みたいなYouTube番組。


ローランドが
そのモテないADさんに対して、

「服選ぼうか。何色が好きなの?」

と聞くと、

「緑が好きなんです」

「へー、緑が好きなんだ」

とか、


「どっちのジャケットが好き?」

「こっちのほうがしっくり来ますね」

「うん、しっくり来るんだね」


みたいに、

相手の言っていることを

・適切なタイミングで
・ごく自然に
・エレガント

”繰り返す”を行っていて、

「すごく感じが良い方だなあ」
と思わされました。


言ってしまえば、
これも”お決まりのパターン”とも言えます。



■上記は一例ですが、

他にもコーチングを行っていると、

相手の深い部分に
触れていくのが上手な人は、

”パワフルで使える質問集”

を持っているように感じます。


例えば、

・「本当は、どうしたいのですか?」
 (相手の本音に迫る質問)

・「◯◯の満足度は、10点中何点くらいですか?」
 (程度の違いを明確にする質問/スケーリング)

・[今できることを、3つ挙げるとしたら?」
  (選択肢を広げる質問/リスト3の質問)


という質問を使う。


あるいは、
自分の意見を伝える際に、

・「ちょっと思ったこと、伝えてもいいですか?」
 (許可取りの質問)
 
と伝えて、相手に意見を
受け取る準備をしてもらう、

など。



■これらは自然に使っているようだけれど、
”今思いついた質問”などではなく、

「何度も使いなれたパワフルな質問」
 
をツールボックスのように持っていて、
適切なタイミングでそれを引き出している。


どのタイミングで、
どの質問が効果的なのかは、
経験が必要となりますが、

「ある質問を自然に使えるまで、
 何度も練習をする」
 
ことこそ、

”聞き上手になるための練習方法”

なのだろう、と思います。



■たぶん、ローランドだって、
下積み時代に、

”相手に好感を持たせる言葉”

”相手に踏み込む仕草”

などを、自然とできるように
何度も練習をしたのではないか、

と感じます。

(わかりませんけど)


ただ、

効果的な技術(問い)を理解し、
それを自然に支えるように繰り返せば

ローランドの素晴らしき
”繰り返し”の技術のように

・適切なタイミングで
・ごく自然に
・エレガントに

に発動できることが出来るのかな、
と思います。



■私自身

様々な「問いのレパートリー」を
自らの引き出しに入れて、

いつでも取り出せるように
練習していきたいな、

と思った次第です。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

試してみることに、失敗はない

デイル・ドーデン(アメリカの実業家/1950-)

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【編集後記】
最近、論文系のメルマガを書くようになって
コラム的なメルマガを書くのが早くなりました。
色んなパターンでメルマガを書くと、自分の思考を鍛えることに
繋がるのかな、と思ったり。
(論文系は、かたい内容のがゆえに、まとめるのも、
 ちょっと大変で、疲れるのでございます、、、汗)


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