配信日時 2021/09/15 12:19

コーチングとは、車の運転によく似ている【カレッジサプリ】

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令和3年9月15日(第2764号)


コーチングとは、車の運転によく似ている


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1757字/読了時間2分半)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は午後休暇をいただいておりました。
また、夜からは大学院の打合せなど。



さて、本日のお話です。

現在、大学院の夏季休暇中で、
少しだけ夜の時間に余裕が出来たので

 コーチング講座”
 
なるものを受講しています。


何千時間とコーチングを
実施されてきた方のお話は、
実に参考になります。

今日はその先生のお話から、
学びと気付きを皆さまにご共有させて
いただければと思います。

それでは早速まいりましょう。


タイトルは、


【コーチングとは、車の運転によく似ている】


それでは、どうぞ。



■現在受けているコーチングの講座。


”コーチングの第一人者”と言われる
本間正人先生の講座です。


この道のスゴイ方は
実にたくさんいらっしゃいますが、
この本間先生もそのお一人かと。



■本間氏いわく、

「自分の見ている世界は
 F1レーサーの世界である」

といっており、
その話が印象的でした。


例えば、

”まだ学びたての人が
 仮免で、路上に出たてのドライバー”
 
だとすると、

”何千時間も経験してきた自分は
 F1レーサーのようなものである”
 
と自信を持って話をされており、

かつデモとして見せられるものも、
実に深く内容の濃いもので、
唸らされました。



■ちなみに、コーチングの講座をすると、
必ず受講者からされる質問があるそうです。

それは、

「先生のように、コーチングできません。
 どうしたらよいのでしょうか?」
 
という質問だそう。


そして私が参加した回も、
そんな質問が出ていました。


対して、氏は

「いやいや、路上に出たての人が
 F1レーサーと比較しちゃダメですよ!
 比較するのは昨日の自分ですよ」


と回答されていました。


そして、

「私が何千時間、コーチング
 やってきたと思ってるんですか」
 
と、お茶目な様子で
語られていました。



■ちなみに、

コーチングの世界の国際資格

国際コーチング連盟の認定する
コーチングの資格では

・ACC(アソシエイト・サーティファイド・コーチ)
・PCC(プロフェッショナル・サーティファイド・コーチ)
・MCC(マスター認定コーチ)

と3段階の資格が設けられています。


そして、
ACC→PCC→MCCにつれて、
資格取得のハードルは高まっていきます。


特にMCCにおいては、

”2500時間のコーチング経験”

がなければ取得できず、
この道のマスターと言えるもの。



■私(紀藤)も月に1度、

MCC(マスター認定コーチ)の方に
コーチングを受けておりますが、
毎回大変な気づきがあります。

同時に、
その力量と器の大きさに、
感銘を受けるのです。


そんなコーチの方に先日

「ステージが変わったと感じるときは
 いつだったのですか?」
 
と聞いてみると、

「MCCになったときが
 一つ変化した感じがしました」
 
とおっしゃっていたのが
印象に残っています。


MCC、それは相応の時間数である
2500時間を費やしているタイミングであり

それは言い換えれば、
熟達するのには相当な時間を要する、

ということ。



■こう捉えると、

「コーチングの熟達の道は、
 車の運転の熟達によく似ている」

と思います。


”自分は仮免→路上→プロドライバー”


と車の運転も上達しますが、

仮免をとったばかりのときは、

・バックミラーをみて
・再度ミラーをみて
・目視で直接右左を確認して
・信号機もみて、
・歩行者もみて
・スピードもチェックして

他多数の項目を
意識しつつチェックしながら、
なんとかかんとか路上を走っていきます。



■しかし、

何百時間と運転しているうちに、
次第に意識せずとも、

確認すべきところを
無意識で確認できるようになる。

そして、違和感があるところには
”ピンとくる”ようになります。



そして更にその道で
プロのドライバーになると、

おそらく車や取り巻く空間の、
僅かな違いも認識できるようになり、

その時々の更に適切な対処が
できるようになるのでしょう。


そしてその繊細な違いは、
未熟者にとっては、よくわからないものです。

(私は、運転がヘタなので
 わかりません汗)



■熟達の道とは、


1,経験(アクション)

2,振り返り(リフレクション)


この2つをいかに繰り返すか、

と言われます。


経験がなければ振り返りはない。

振り返りがなければ経験も活かせない。


仮免→路上で経験を積みつつ
指導教官がフィードバックをくれるように、

経験と振り返りの往還を重ねて、
熟達の道を登ることが必要なのであろう、

そんなことを思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、
なお残っているもの、それこそ教育だ。

アインシュタイン

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【編集後記】
今日も宮崎です。リモート環境の部屋が整いました。
50メートルの有線を買って(長い・・・)
インターネット接続もして、実に快適になりました。
便利な世の中です。



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