配信日時 2021/08/16 12:33

イメージできないことはマネージできない【カレッジサプリ】

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令和3年8月16日(第2734号)


イメージできないことはマネージできない


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1907字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

お盆が明けて、本日から
お仕事を開始しております。

とはいえ引き続き茨城にて。
リモートワークは家族の交流も長くできて
ありがたい限りだなあ、と思います。

充電もできたので
ガンガン頑張りたいと思います。



さて、本日のお話です。

先日大学院の授業で学んだ話が
未だに脳裏に焼き付いています。

今日はそのお話について、
学びと気づきを皆様にご共有させて、
いただければと思います。

それでは早速まいりましょう。

タイトルは、



【イメージできないことはマネージできない】



それでは、どうぞ。



■理論や論文。

アカデミックな領域は、
知っているとなんか賢そうだし、

実際に実証研究や大学の名前があると
妙な説得力があるものです。


リーダーシップ開発理論とか
組織行動論、とか学ぶと、

「なるほどなあ・・・」

と実に勉強になります。



■と、いいつつ。

アカデミックな話は、
ロジカルで人を唸らせる(黙らせる)力が
あるように感じる一方、

学んだことが
「脳裏に焼き付く」ように
記憶に残り続けるか…

というと、そうでもない。

時にそれらの
”アカデミックな話”は、

実務と離れように感じられ
つるつると脳内の表面を上滑りし、

脳のシワに引っかかることなく、
滑り落ちてしまうような感覚を、
持つこともしばしば。



■私(紀藤)の頭が弱いのかどうかは
ここでは置いておいて、

いずれにせよ

「脳裏に焼き付く”学び”」
「記憶にへばりつく”学び”」
「心に突き刺さる”学び”」

というは、

”論文を読む
”理論を知る”

とは少し違うところにある
とも感じるのでした。



■そんな中、
先日の大学院の集中講義。


Yahoo、LINEなどを傘下に持つ
Zホールディングスの常務取締役の
本間浩輔氏(客員教授)のお話は、

論理と実務を接続する
深くリアルな学びをもらったように感じられたのでした。


まさに、

「脳裏に焼き付く」
「記憶にへばりつく」
「心に突き刺さる」

”学び”をたくさん頂き、

それが今なお、
記憶に留まっています。
 

”ただ、現実に役立つ
 記憶に残る言葉”

こそリアルな学びかもしれない、

と1週間ほどの時間を経た今、
感じております。



■、、、と前置きが
長くなってしまいましたが、

今日お伝えしたいことが、
その中で学んだ言葉の一つに、



【イメージできないことはマネージできない】



というお話があり、
大変、納得したのでした。


■言葉として語ると

「イメージできないとマネージできない」

という話も、

「そりゃそうだ」で
終わってしまいそうですが、

この言葉は、我々が実際に
成果を求める上でも実に
重要な言葉だと感じたのです。



■例えば授業では、
ケーススタディから

「どのように考えるか?」

について深くディスカッションします。


しかし、同じ文章を読んでも

表面的になぞることと、
深い部分まで読み解こうとすると、
話される内容も変わってくるわけです。



例えば、書かれている文章の裏側、

つまり

・そのビジネスケースの主人公の国の文化は
 どのような考えが主流なのか?
 
・そのビジネスケースの主人公の業界は、
 どのような外的環境なのか?
 (経済状況、業界成長、競合)
 
・そのビジネスの主人公の現場では、
 何をすれば成功するのか?
 (その業界の勝ち筋は)
 
・そのビジネスの主人公の上司は
 何を思ってその発言をしたのか?
 
、、、


こういった細かい部分を
どれほど想像できたとしたら、

ディスカッションの深さも、
想定される課題の幅も代わり

”ケースからの学びの質”

も、大きく変わってきます。



■そしてそれは、
現実の世界もそうです。

例えば私(紀藤)も
研修の流れを「イメージ」することがあります。

受講者の状況や、
周辺を取り巻く環境など想像し、
受講者の反応などをイメージします。


そのとき

「企画した研修がうまくいくイメージが
 カラーで見えているとき」
 
はうまくいくことが多い。


しかし、どうやっても
良いイメージがわかずに突入しても、

実際に良い結果になることが、
あまりない、、、

と感じるのです。



■そしてそれは、

・会議の発表でも
・営業のアポイントでも
・1日の過ごし方でも

同じように感じます。

”自分が詳細にイメージできている”

ものは、こう来たらこうする、

と対応(=マネージ)もできますが、
そうではないものは、中途半端になりがちです。



■研修は

プログラム(Program)といい

pro(=前もって)
gram(=書く)

という意味を持つ、と言われます。


どんなことも、

「万全にイメージした準備ができている」

ことは、成果を求める上で
実に重要なことだと思うわけです。



【イメージできないことはマネージできない】


ということで、


行き当たりばったりではなく、
あらゆる状況をイメージすること。

そのために、人の心理や
ビジネスの知識も幅広く学んで行きたい、
とも思った次第です。

イメージ、大事にしていきたいものですね。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

想像力がすべてだ。
それは人生でこれから起こることの予告編である。

アインシュタイン

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【編集後記】
私は休みも趣味のごとく、人材開発系の話ばかり
読んだり見たりしていますが、やはり平日になると
「動いている感」がでますね。これからまた忙しくなりそう。
楽しみつつ、頑張ろうと思います。


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