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皆さまの1日を5%元気にするビジネス系メルマガ『カレッジサプリ』
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令和3年7月24日(第2711号)
チームの力を考える(5) ~成功チームは目標を握り続ける~
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1995字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、組織開発に関する著書のまとめ、
また大学院の課題など。
その他6キロのランニング。
*
さて、本日のお話です。
先日よりお届けしております
「チームの力を考える」コーナー。
本日も続けてまいります。
タイトルは、
【チームの力を考える(5)~成功チームは目標を握り続ける~】
それでは、どうぞ。
■グループとチームは違います。
「グループ」は、
・メンバー個々の業績水準を底上げする
・常にメンバー各人の目標と責任に焦点が当てられる
・他のメンバーの成果に責任を負うことはない
・コラボレーションによる大きな成果を求めたりしない
対して、
「チーム」は、
・チームの成果は個人の成果の総和以上になる
・個人責任と連帯責任が要求される
・情報共有やベストプラクティスを共有すること
以上の成果を目指していく
とされている…
こんなことを少し前にも
お伝えをさせていただきました。
※参考バックナンバー↓↓
「チームの力を考える(1)~チームとグループの違いとは?~」
https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/3912426/
■チームの定義とは、
「共通の目的、達成すべき目標、
そのためのアプローチを共有し、
連帯責任を果たせる補完的なスキルを備えた
少人数の集合体」
と語られるように、
人が集まったグループとは違い、
いくつかの特徴を持っているのです。
(『チームとグループは異なる』
ハーバードビジネスレビュー.2004より)
■そして、
チームをチームたらしめている
大きな要因の1つが
『目標へのスタンス』
なのです。
今日はこのことを
少し掘り下げてみたいと思います。
■さて、
”成功チームと目標の関係”
について、
複数の書籍や論文で、
同じようなことが示唆されており、
実に興味深いです。
以下、論文から引用しつつ
お伝えさせていただきます。
(ここから)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ベストチームとは、
チーム全体としてもメンバー個人としても、
納得できる目的を追求し、
全員で合意できるまでには妥協することなく
時間と努力を傾ける。
この目的を設定する作業はチームが
存続する限り、継続される。
※ジョンR.カッツェンバック、ダグラスK.スミス
『チームとグループは異なる』(ハーバードビジネスレビュー.2004年12月号)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ここまで)
また「失敗チーム」の場合、
”共有できる目的を継続的に更新する作業が
なおざりにされている”
とも書かれています。
つまり、要約すると
『成功チームは目標を握り続けている』
ということ。
■そして、
別の書籍からもご紹介。
(ここから)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<成果の高いチームの特徴:目標設定>
(1)「全員がコミットする」目標を持ち続けている
(2)状況に応じて、目標に立ち返る行動を継続している
(3)(必要に応じて)目標の見直し、再設定をしている
中原淳、田中聡(2021)『チームワーキング』日本能率協会マネジメントセンター
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この本は、
立教大学の大学生の200近いチームから
チームワークに関する研究、
データ分析をされた内容から書かれている
説得力のある書籍です。
ここでも、実際のデータから
・成果の高いチーム
=”全員が目標にコミット”し続けている
・成果の低いチーム
=メンバーが目標にコミットしなくなる
ことがわかりました。
つまり
『成功チームは目標を握り続けている』
わけです。
■さて、いかがでしょうか。
この「成功チームは目標を握り続ける」
という話は、
私達がチームで
より高い成果を目指すために、
重要なことを
教えてくれているように思います。
というのも、おそらく、
志あるリーダーやマネジャーは
「チームの目標を決める」
ことを大切にしている方も
きっと少なくないはず。
■、、、しかし、です。
その目標について
「全員がコミットしているか」
と問うたら、どうか?
あるいは、
「目標に”コミットし続けて”本当はいるか」
と問うたら、どうか?
おそらくですがチームの中には、
”全員が納得できなかったけど
時間切れでとりあえず決めた目標”
とか、
”リーダーが強引に決めた
チームの目標”
とか、
”最初にガッツリ話したものの
今は忘れ去られている目標”
など、
世の組織に溢れているのではないか、
と思うわけです。
(が、いかがでしょうか)
■と、考えた時、
今一度、自分達のチームでは、
全員が妥協することなく、納得した
目的・目標設定できているだろうか?
そして、それを
握り続けることができているだろうか?
、、、
このようなことは、
とても重要な問いなのでしょう。
『成功チームは、目標を握り続けている』
「チームの力を考える」折に、
ぜひ、大切にしたいものですね。
■余談ですが、私も妻と1年前に
「家族のミッション・ステートメント」
(=目的・ビジョン)
を作成しましたが、そう言えば
リビングに飾ったままだった
、、、と気付きました(汗)
目標を握り直したいと思います。
自戒を込めて。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
夢を語ろう、
夢を実現するために。
ブルース・スプリングスティーン(米国のロックシンガー/1949-)
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【編集後記】
昨日は『対話型組織開発』をひたすら模写。
深い本で非常に学びになりました。
フッサールとデューイを読まないとなのですが、、、。
仕事に関連する方をつい優先させてしまいます。
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