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皆さまの1日を5%元気にするビジネス系メルマガ『カレッジサプリ』
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令和3年4月25日(第2622号)
今週の一冊『リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術』
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2054字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日土曜日は、
大学院のプロジェクトの打ち合わせ。
また読書と、夜からはピアノのレッスンでした。
*
さて、本日のお話です。
毎週日曜日はお勧めの一冊をご紹介させていただく
今週の一冊のコーナー。
今週の一冊は、
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『リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術』
熊平美香(著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B08WPSH9DR/ref=cm_sw_r_tw_dp_GNAH86QP0Z5QEBGXAGF9
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です。
■さて皆さま、
”内省(リフレクション)”
していますか?
、、、もうちょっと
平たく言葉を変えて聞いてみると
「自分自身と向き合う機会」
設けていますか??
、、、なんていうと、
「忙しくて、めまぐるしく毎日が過ぎて
自分自身のことを振り返る暇もない」
という声も聞こえてきそうです。
■しかし、これは声を大にして
お伝えしたいのですが、
「自分自身を成長させる
もっとも効果的な方法は”リフレクション(内省)”」
「他者とのすれ違いをなくす、
もっとも効果的な方法は”リフレクション(内省)”」
と思っております。
これが今回ご紹介している著書のテーマであり、
そして私(紀藤)も強く共感している内容です。
■「内省」がなぜ大切なのか?
そう言える理由はいくつかありますが、
その中でも特に大きい理由が、
内省を通じて、
”「メタ認知」が出来ること”
でしょう。
「メタ(meta)=高次の、超える」
という意味になりますが、
自分自身を俯瞰的に見る力が
「メタ認知」の力です。
■例えば、
「自分が、最近上手く言っていない気がする」
というとき。
そして、モヤモヤ、イライラと
自分の感情に囚われて苦しんでいる、
みたいなこと、ありますね。
そんな時に、
「メタ認知」を活用するとは、
自分を一歩引いて眺めてみて、
「なぜ、最近うまく行っていないと
感じているのだろう?」
と自分を問うてみる行為になります。
そうすると、
「何か理由があるのだろうか?
何が普段と違っているのだろうか?」
「やり残していることがあるのかも」
「ああ、仕事で先送りにしている
あのプロジェクトの計画書が気がかりなのかも」
(と、かなり平易にまとめてしまいましたが)
自分自身を客観的に見て、
調整をすることも可能になります。
■「自分自身と向き合う力」を身につけると、
・今の自分の思考にとらわれなくなる
ことは上述の通りですし、
ゆえに、変に落ち込みすぎることもなくなります。
(私事ですが、私のこのメルマガも
「内省」の行為そのものです。
この活動を始めてから、私も
落ち込むことはほぼなくなりました。
だいたい本調子の60%くらいはキープできます)
■あるいは、「自分自身と向き合う力」を身につけると、
対人関係において
「他者との意見のすれ違いを、
極小化することができる」
という効果もあるのです。
自分の意見と、他者の意見は
ご存知の通り、違います。
しかし、頭ではそうわかっていても
「とは言っても自分はこう思う!」
と自分の価値観が拭い去りきれず
相手の「意見」を理解しようと思っても、
価値観として受け入れられず、
言い返してしまったり、議論になったりする。
、、、そんなことが、
しばしば起こってくるわけです。
このすれ違いが、なぜ起こるかと言うと、
”表層の「相手の意見」だけ見ているから”
なのです。
その奥にある、経験や価値観など
氷山の下の部分を見つめなければ、
お互い真に理解し合うことは
できないのです。
■しかし
1,それぞれが深いリフレクション(内省)をし、
2,「意見」の背景にある「経験」や「感情」、
「価値観」を自分自身が深く理解し
3,お互いがそれらを共有し合うことで
4,相互理解が進み、違いを多様性へと昇華させ
武器にすらできる
ようになるのです。
そして、この本では、
そのための具体的な「内省の技術」について
教えてくれる一冊になっています。
■ちなみに、「内省の技術」とはなにか?
それは以下の
【認知の4点セット】
というフレームワークが
内省の秘伝のタレ(?)です。
ここにエッセンスが詰まっています。
これを活用しつくすこと。
誰かと意見がすれ違った時は、
それぞれがこのフレームワークを元に、
双方の意見を書き出して、
そしてお互いに対話をすること。
これだけで、
劇的な効果が得られます。
以下、本文より引用いたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<認知の4点セットのフレームワーク>
★Point:意見は過去の経験、感情、価値観から形成されている★
[意見]:あなたの意見は何ですか?
[経験]:その意見の背景には、どのような経験や、
経験を通して知っていることがありますか?
(※経験には、読んだり聞いたりしたことも含まれます)
[感情]:その経験には、どのような感情が紐付いていますか?
(※経験の記憶は、感情の記憶でもあります。
大きくは、ポジティブな感情かネガティブな感情の2種類です)
[価値観]:意見、経験、感情を俯瞰して、
あなたが大切にしていることが何かを明らかにしましょう。
(※大切な価値観、判断の尺度、こだわり、ものの見方などです)
※引用:『リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術』
熊平美香(著)より
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■シンプルな4点。
なにか「意見」があって、
その背景にある
「意見」が形成された「経験」。
その経験から紐付いた「感情」。
そして出来上がった「価値観」。
その全体像をお互いが理解し合うことは
相手の生きてきた人生を知ることです。
そして、なぜ相手が
「その意見」を持っているのか、
これが実に明瞭に理解できるのです。
■答えは、表面ではなく、
常に「水面下」にあります。
この1つのフレームワークを皆が理解をし、
「相手の意見の背後にある
経験や感情を理解し合おう」
という文化ができたならば、
それは相手の生きてきたルーツを尊重することになり、
ゆえに、無用なすれ違いは確実に減り、
受け入れることは出来ずとも、
納得できる、というレベルにはなるかと。
以下、書籍のご紹介です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■本書はこんな人におすすめです
・自身もチームメンバーも、能力を生かしきれていない気がする
・チームメンバーのことがよくわからず、コミュニケーションに悩む
・プロジェクトの振り返りをしても、次に生かされない
■自分を変えるために、自分と向き合う
リフレクション(Reflection)とは、自分の内面を客観的、批判的に振り返る行為です。
「振り返り」「内省」という言葉には、どのようなイメージを持っているでしょうか?
うまくいかなかったことを反省したり、責任を追求されたり、
どこかネガティブなイメージを抱いてはいませんか?
しかし、リフレクションの目的は、
あらゆる経験から学び、未来に活かすことです。
このスキルを応用していくことで、自分自身だけでなく、
他者への理解を深めて成長を促進したり、
組織をまとめるリーダーシップを育んだりすることができます。
本書は、独自のフレームワーク【認知の4点セット】をもとに、
リフレクションを自分とチームに活かす方法を紹介します。
※Amazon本の紹介より引用
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■ということで、ぜひ皆様も
一度「認知の4点セット」を始め、
ぜひ内省のツールとして
活用してみてください。
内省、大事です。
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<今週の一冊>
『リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術』
熊平美香(著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B08WPSH9DR/ref=cm_sw_r_tw_dp_GNAH86QP0Z5QEBGXAGF9
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【編集後記】
日曜日は妻が一人でお出かけの日とのことで
赤ちゃんを抱いて近所まで散歩し「銀だこ」を公園で食べました。
実に幸福度の高い週末でした。
<皆様の、ご感想お待ちしています!>
ぜひ、率直なご意見など、
皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
皆様の言葉が、力になります。
ご感想・ご意見は、ぜひ、こちらまで。↓
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