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令和3年3月19日(第2585号)
「あの人と上手く行かない」を解決するには、
”無意識のコミュニケーションのパターン”を自覚すべし
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1514字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は某事業部様への
システムコーチングの実施でした。
また午後からマーケティングについて
1件の打ち合わせなど。
*
さて、本日のお話です。
システムコーチングの場は、
実に面白いな、、、
と感じます。
人と人が合わさって起こる変化を
”グループダイナミクス”といいますが、
この可能性(プラスもマイナスも)は
私達が生きる上で、とても重要なことでございます。
今日は、そんな変化の代表である
”人と人のコミュニケーション”
について、学びと気づきを
皆さまにご共有させて頂ければと思います。
それでは早速参りましょう!
タイトルは、
【「あの人と上手く行かない」を解決するには、
”無意識のコミュニケーションのパターン”を自覚すべし】
それでは、どうぞ。
■人間関係とは、実に興味深いです。
とても魅力的で素晴らしい。
同時に、とってもメンドクサイです。
この人間関係、
すなわち”関係性”に対しての理解は、
私達の日々を豊かにしうるものです。
■ただ、なかなか
取扱いが難しいのが、
”「誰かとの、いつものパターン」に囚われる現象”
です。
(無理やり名前にしてみました)
ちょっと分かりづらいので、
私の事例を元に、説明させていただきます。
*
例えば私の場合ですと、
「誰かとのいつものパターン」
にはこんな場合がありました。
「営業」をメインにやっていた
かつての話。
上司から、営業の状況について
こう問わることがしばしばありました。
「この数字ってどうなってるの?
Cヨミって、今どういう具体的に状況なの?」
それを聞くと
私は反射的に”臨戦態勢”に入りました。
「担当者と関係性はできていますが、
更に上の決済者を握れていません。
上の人をどう巻き込むか、が難しいところです」
この時の心境は、
”建設的にアイデアを生み出し
前に進めるための施策を作ろう”
ではなく、
”詰められていると反射的に感じ、
自分を守ろうとするモード”
になっていました。
平たく言うと、”言い訳モード”です。
別に悪いことはしていないし、
成果を挙げていたとしても、
このモードが発動してくる。
*
すると、上司は
「なるほど。じゃあここはどう?
商品の施策は伝えた?こういう使い方があるって
理解してもらってる?」
と、更に細かい確認が行われる。
すると更に私が”臨戦態勢”になる。
対してより細かくツッコミが入る。
という、
・上司:営業数字確認
↓
・私:臨戦態勢に反射的に入り、
言い訳っぽい発言になる
↓
・上司:更に事細かに聞いてくる
↓
・私:事細かな確認に対して
反論するように防御しつつ返す
みたいな、パターン。
ポイントは、
確かに事実ベースで
営業の諸々は確認はされているけど
”当人同士の間の思考は創造的ではない”
こと。
この「いつものパターン」ですから
あまりワクワクしたり、こうしよう!
というモチベーションが高まることは
さほどありませんでした。
■あるいは、
過去を回想した日常シーン。
”威圧的な先輩”と話すときは
こんな「いつものパターン」がありました。
*
威圧的な先輩が、
「これってさ、◯◯じゃない?(誤気強め)」
と言うと、私は
「うん、そうだね。
いいんじゃないかな」
と反射的に
(深く考えることなく)迎合する。
これは、かつての
別の記憶が尾を引いていました。
議論をし合った時に、
相手のパワーの方がずっと大きく、
結局論破されてしまうから、意見を言うのは辞めておこう
という「いつものパターン」です。
■対して先輩は、
「いやさ、こうした方がいいとか
別の切り口ないの?」
ともどかしい感じで
突っ込んでくる。
そして、先輩の意見を尊重しつつ、
自分の意見を言うので、どうにも切れ味がない。
ゆえに、なんだか創造的ではないし、
いまいち盛り上がらない、、、
という「いつものパターン」です。
このパターンが繰り返されるのです。
■お互い、なんかモヤっとしていて、
「これじゃない感」がある。
でも、どっちが悪いとも言えないし、
どうしたらよいかわからないので、
「これどうなった?」という確認
「いや、もっと意見言ってよ」という依頼
が重ねられつつも、、
場が硬直したまま動かない。
、、、こんなことが
、
私自身の過去を振り返ってあったなあ、
と思い出されたのでした。
■ちなみに、これ、
今でも色んな人との間にあります。
これは”いい悪い”ではないのです。
”人の関係性から生まれる
いつものコミュニケーションのパターンがある”
というのは、存在するものです。
、、、ただ、気をつけたいのは
”いつものパターンが
望ましい結果から自分たちを遠ざけている”
ときです。
その場合、そのバグに自らが気づき、
修正することが大切です。
■そしてそのためのステップは、まず
1)自分と相手の中で生まれる
コミュニケーションのパターンを
お互いが「自覚する」こと
2)そのパターンについて
どのように思うのかそれぞれが「ガチで対話」する
3)新たな未来(パターン)をつくるために
お互いに対話し合う
ことが王道になってします。
■そして、これらは
当人同士だと心理的な抵抗感が大きいので、
時に外部から介入をすることも、
効果的な施策になりえます。
(これが俗にいう『組織開発』と言われております。
”個人”ではなく、”ペアやチーム(組織)”を
1つの生命体とみなして関わるアプローチです)
■人は、常に一定の存在ではなく、
誰かに影響を与え、影響を受ける存在です。
社会的な生き物である我々は、
人との関係性の中で立ち現れる自分が
必ずいるものです。
とすると、
そんなパターンや
人の中で影響される自分について
より「自覚的になる」こと。
そして相手との”いつものパターン”に
「自覚的になる」こと。
そうすることで
現状をより望ましいものに変えたり、
前に進めたりするための一歩になりえるのだろう
そのように思っている次第です。
自分と自分たちに対して
自覚的であることは、とても大切な能力です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
絶えず警戒し続けることの必要が、
ついには恋し合う人達を疲労させてしまう。
アルフレッド・ド・ヴィニー
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【編集後記】
赤ちゃんがかわいいです。
1日1日ちょっとずつの成長を
積み重ねていると感じます。
張り合うものではないですが
自分も積み上げ続けよう、と
むっちりしてきた赤子を見て思う次第です。
<皆様の、ご感想お待ちしています!>
ぜひ、率直なご意見など、
皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
皆様の言葉が、力になります。
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