配信日時 2021/01/17 09:30

今週の一冊『僕が僕であるためのパラダイムシフト』【カレッジサプリ】

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令和3年1月17日(第2524号) 


今週の一冊『僕が僕であるためのパラダイムシフト』 


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1512字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日土曜日は、終日
コーチングのワークショップでした。

改めての人の心の深い部分の存在と
それは繊細であるという認識、

そして、心の深い部分に触れる時は
尊重と丁寧さを持って接することが
極めて重要なことなのだな、、、

と思った1日でした。

その他、読書やピアノの練習など。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日はお勧めの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は

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『僕が僕であるためのパラダイムシフト』
(著:EMI)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07KZGLJTZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_SM3aGbK8HMW4D?_encoding=UTF8&psc=1

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です。



■先日妻から、メッセンジャーで

「これすごい」

という短文のメッセージが
送られてきました。

その時にURLがついていて
それを開いた際に紹介されていた一冊が、

『僕が僕であるためのパラダイムシフト』
 
という本でした。

この本、ツイッターで非常に拡散されています。
(探すと無料で読めます)

拡散に次ぐ拡散で、
色んな方が紹介されているのを見て妻が知り、

そして私も知るに至ったということで
SNSの影響力を感じる一冊でもあります。



■、、、という背景はさておき。

さてこの本。
どんな内容かと言うと、平たく言えば、


”15歳にて鬱病を発症した著者が
 鬱病を克服していった軌跡”

 
が描かれている作品です。

マンガでそんなに長くもないので
30分くらいでストレスなく読めます。

同時に、単純に面白い。



■私が読んで思った率直な感想は

・「鬱の大変さを(わからないなりにも)
  教えてくれるような入門的な一冊」

・「鬱と共に生きてきた人が
 様々な治療を試していく中で
 
 どのように感じ、どんな変化が起こり、
 どのように内的世界が変容していったのか」

について、理解できた気がする本、
という印象です。



■当人の痛みは、当人しかわからないもの。
心の痛みなどなおさらそうでしょう。

”鬱の状態で
「やる気を出せ」といわれたとき”

あるいは

”やる気がでない、眠れない辛さは
 本人にとってどのようなものなのか”

なのか、それは知ることも出来ない辛さでしょうが、

鬱病を克服したと語る今の著者だからこそ、

ご自身の体験を客観視し、
シンプルに描くことができ、

それを通じて体験の一部の共有を
多くの方に実現できているのではないか、
 
、、、と感じました。



■自分の内面の世界は
複雑に絡まり合っていて、
( 特に鬱病であればなおさらかも)

自分でも何がなんだかわからなくなっている状態
であるのが普通だと思います。

(普通の人でも
 自分の感情を冷静に客観視出来て、
 
 かつそれを言語化出来る人は
 かなり少ないと思います)
 
 
そんな中で、自分自身の半生を
振り返り、内的な世界を言語化する、
ビジュアル化すること。

数々の精神科医との出会い、
精神療法、睡眠薬、認知行動療法、、、

そのプロセスと自分の感じたことを
分析的に見つめること。

例えば、

・鬱病のときの自分の感情
 自分の思考パターン

・どんな医師や周りの言葉で
 自分がどのように感じたのか
 
・周りの言葉で、自分の思考に
 どのような変容が起こったのか
 
・過去に対するものの見方が
 どのように変わったのか

などを描いたことは、
それだけでもすごいことだと思いますし

鬱病に馴染みのない、
多くの人の視野を広げる上でも
非常に意義深いことだよな、、、

といち読者として思いました。



■もちろん、

実際の本人の経験はもっともっと複雑で
単純化した描かれている世界だけが
すべてと思ってはなりませんが

とはいえ、

”鬱病を克服したある一人の一つ軌跡”

として、

・人の心の変化を疑似体験する
・人が変わっていくプロセスを理解する

という上で、大変学びになり、
そして勇気を貰える一冊だと感じた次第です。

ご興味がある方はぜひ!

(試し読みがしたい方は、ネットで検索すると
 一応無料で公開されているので探してみて下さい)

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<今週の一冊>

『僕が僕であるためのパラダイムシフト』
(著:EMI)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07KZGLJTZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_SM3aGbK8HMW4D?_encoding=UTF8&psc=1

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【編集後記】
最近タイピングの仕方を矯正しています。
これまでEnterとBackSpaceを”薬指”で打っていたのですが
それを小指で打つように変えています。

なれないのですが、多分そうすることで
またさらにタイピングが早くなるかと。

癖付けに多少時間がかかると思いますが
未来への投資ということで練習したいと思います。
地味ですが、こういうことの積み重ねが
生産性を上げるようにも思います。


<皆様の、ご感想お待ちしています!>
ぜひ、率直なご意見など、
皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
皆様の言葉が、力になります。
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