配信日時 2021/01/12 10:46

「理論と持論の違い」を知ることは、マネジメントの役に立つ【カレッジサプリ】

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令和3年1月12日(第2519号) 


「理論と持論の違い」を知ることは、マネジメントの役に立つ  


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1663字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は成人の日は
朝から10キロのランニング。

たいへん寒かったですが、
ものすごいたくさんランナーがいて
物好きもいるもんだなあ(私も含め)、
と思ったり。


その後はシャワーを浴びて、
その夜19時から開催予定の

【大学院受験プロジェクト】
「人材開発・組織開発のプロになるための16冊」を学ぼう!の会 
https://forms.gle/fLySpASvk6WzY5DMA

に向けて、本のまとめを
行っておりました。

(改めて祝日の最終日の夜なのに、
 参加いただいた皆々様、
 誠にありがとうございました。感謝です)



さて、本日のお話です。

今日は先日読んでいた本
『シェアド・リーダーシップ』(著:石川淳)にて

「理論を学ぶことが役に立つ理由」

について、なるほどなあ、
と納得したことがありました。

今日はこのお話について、
皆様に学びと気づきを
ご共有させていただければと思います。


タイトルは、


【「理論と持論の違い」を知ることは、マネジメントの役に立つ】


それではどうぞ。



■「世の中のリーダーの皆様は、
 ”リーダーシップ持論”を育てるのが大事だ」


、、、

先日読んだ本、
『シェアド・リーダーシップ』にて

リーダーシップの専門家であり
立教大学リーダーシップ研究所 所長の石川教授が
冒頭、そんな風に語っていました。



■リーダーシップ関連の研修などに携わると
管理職である参加者の方から、
よくこんな話を聞きます。


「自分は、いわゆる、
 戦略性やビジョンを描くことが苦手です。
 リーダーシップに、必要な資質がないと思うんです」


、、、みたいな話。

この手の話は頻出Q&Aの
TOP5に入るかと。



■ですが、多くの場合、
結論としては、


”リーダーシップの理論はあるけれど、

 人は性格や能力が違うため、
 どんなリーダーシップを発揮するかは、
 その人次第である”


というオチになるのです。

言われてみれば、


・”人間関係を作ることで
 フォロワーに信頼を与える”
 リーダーシップスタイルもあるし、

・”圧倒的行動力で
 フォロワーに力を与える”
 リーダーシップスタイルもある。

・”知性と視野の広さで、
 フォロワーに知的に信頼をされる”
 リーダーシップスタイルもある。

ものであり、これは皆様も
感覚的に知っていることでしょう。

(ちなみに、このようなリーダーシップの発揮の仕方を
 リーダーシップ研究では『パーソナリティ・ベース・リーダーシップ』
 と言います)



■じゃあ、色々あるよね、

だから「理論」は
学ぶ必要ないよね、

、、、というと、
そういうわけではないのです。



例えば、もし皆様が、

”リーダーシップ”
(=集団の目標を達成させるための影響力)

をより強化しようとするとしたとき、
理論は持論を強化する上で、とても役立ちます。


■まず、

「持論と理論の違い」
を考えてみたいと思います。

その違いは、以下のようなイメージ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<持論と理論の違い>

◯「持論」の特徴 …
・自分一人の経験から、本質的なものを抜き出したもの。
・1人1人の性格・能力や、その人の状況で作られる。
・具体的だか汎用性は低い。

◯「理論」の特徴 …
・多くの様々な人の経験から、本質的なものを抜き出したもの。
・何千何万人に共通する部分だけ集めて作られる。
・抽象的だか汎用性は高い。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ちょっと説明チックですが、
見てみると「そうだよな」と感じるのでは
ないでしょうか。


■その上で「理論」とは、

”多くの様々な状況や性格の人から、
「本質」を抜き出している”

ため、より汎用的、誰でも使えるのです。

加えて、

”論理的で説得力があるので
「持論」を整理・強化することが出来る”

効果もあります。



■これらのことを整理すると、
「理論の活用の仕方」として、
以下のように言えるかと。


メリット1)「理論」は「持論」を整理してくれる

… 自分が感覚的に思っていること(=持論)を
  論理的な視点で、言語化・明確化してくれます。

メリット2)持論では気づけない視点を与えてくれる

… 自分のが知らない、でも役に立つ可能性がある
  新しいやり方を教えてくれます。



■結局、人はそれぞれ違うので、

自分たちの状況に応じて、
「持論」を育てることが大事。

でも、その

「持論」を育てる後ろ盾としての
「理論」を知ることで、

あるいは自分の今は知らない視点を得て、
「持論」にさらに奥行きを得る上でも
「理論」は大変役に立ちます。



、、、と、
やや説明臭くなってしまいましたが、
『持論を育てるために、理論を有効に使う』

そのために理論を学ぶこと、
とても大事だよな、と思いますし、


【 「理論と持論の違い」を知ることは、マネジメントの役に立つ 】


と感じている次第です。

(諸々のリーダーシップ理論は
 『シェアド・リーダーシップ ーチーム全員の影響力が職場を強くする』(著:石川淳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4502203513/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_x8X-FbFJEXENM
に色々書かれているので、おすすめです)


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆様にとって素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

もし、私がより遠くを見ているとしたら
それは、先人の肩の上に立っているからです。

アイザック・ニュートン(イギリスの自然哲学者/1642-1727)

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【編集後記】
最近また、言葉にする難しさを感じます。
論理と感情、どちらもバランスよく操る力。
2500回書いていても、メルマガはうまくかけないなあ、
と思います。3歩進んで2歩下がる感じです。


<皆様の、ご感想お待ちしています!>
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